投稿日:2021年3月25日 | 最終更新日:2021年8月18日
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キャンプ歴6年目になるAYUMICAMPです。
いつもはグループキャンプでワイワイとキャンプを楽しんでいたのですが、コロナ禍と子供の成長とで少しずつキャンプスタイルが変わってきました。
今回は我が家のキャンプスタイルの変化の一つであり、キッカケにもなった車についてお話させていただこうかと思います。
ゴードンミラーとの出会い
昨年の春、車検を機に車の買い替えをすることにしました。
我が家の求める車の条件は
・今まで乗っていた日産セレナより荷物が沢山入ること(キャンプに行くときはトランクに目いっぱい積んでいました)
・レギュラーガソリンであること
・できれば国産車(以前は外車に乗っていて、修理や故障で痛い目にあったので…)
・見た目がカッコいいこと
なかなかミニバンでは積載量の大きいものが見つからず、ワンボックスカーもいいかも?と思い、ネットで調べ、見つけた車がGORDONMILLER MOTORS GMLVAN V-01でした。
ゴードンミラーって?
初めて耳にしたゴードンミラーというフレーズ。
海外のディーラー?車の名前?
国産車が良いのに、「夫よ、なぜ海外ものを調べてきた?」と思いましたが、これがまさかのトヨタハイエースと日産バネットの2車種の新車をバンライフが楽しめるようにカスタムして販売しているブランドだったのです。
そして、このゴードンミラーを取扱い、販売しているのはオートバックスで日本国内でも数店舗のみしか取扱いがないそうです。
購入のキメテ
まず、我が家の求める条件オールクリアだったことです。
荷物は余裕で納まり、何より見た目がめちゃくちゃ好み。
フロント部分のエンボス加工と丸目のライト、武骨感もあり、パッと見ハイエースとわからないところが気に入りました。
それから、2020年の冬にテレビ東京で放送されていた“絶メシロード”という番組を家族で観ていて、車中泊への憧れを持ち始めていた時で「この車でできるじゃん!!」と思ってしまったのも一つのキッカケです。
また、トヨタ製品という安心感もあり、不具合等があればトヨタのサポートが受けれることにもなります。
さらに、ハイエース自体が何十万キロと走行していても、故障が少ないという実績があることも魅力でした。
実は商用車
ハイエースって商用車だと購入するときに初めて知りました。
乗用車との大きな違いは、車のナンバーが「4」ナンバーになり、初回の車検は2年で、その後は1年おきに車検があること。
でも、自動車税は乗用車に比べて安くなります。
自動車税は毎年納税することになりますが、以前乗っていた日産セレナは年間39,500円であり、ハイエースは年間16,000円です。
トータルで見ると商用車の方がランニングコストは抑えられるそうです。
具体的には、日産セレナだと自動車税(1年)39,500円、自賠責保険(2年)27,840円、自動車重量税(2年)32,800円となり、2年間の維持費は合計で139,640円になります。
一方、ハイエースだと、自動車税(1年)16,000円、自賠責保険(1年)17,270円、自動車重量税(1年)16,400円となり、2年間の維持費は合計で99,340円になります。
日産セレナに比べ、ハイエースだと維持費が40,300円安くなることになります。これも魅力の一つです。
ただし、燃費面では日産セレナよりハイエースが少々悪いです。
車内案内
前列はハイエースそのもの。
真ん中の背もたれを上げると3人座れるようになっています。
サイドブレーキも乗用車とは全然違います。
シートはシンプルなファブリックでかわいいです。
後部座席は作り手さんの工夫がつめこまれています。
まず、前列の背中部分に木の板が2枚、後部に2枚収納されています。
この板をテーブルやベンチ、フルフラットにしてベッドに組み替えて使います。
後部座席のヘッドレストを取り、レバーを引っ張ればシートの向きも変えられます。
シートをフルフラットにして、板を這わせれば、広々としたベッド空間が出来上がります。
荷物は板の下に収納もできるので、ベッドとして使うときにとっても便利です。
ポータブルバッテリーを使えば、車内に明かりがつきます。
天井にも木目があるので、温かい雰囲気です。
シートと同じファブリックでカーテンもついてます。
しっかりとした厚みなので周囲を気にせず安心して眠れます。
車中泊時はフルフラットにして、インフレ―ターマットと寝袋をひけば家族4人余裕で眠れます。
冬は電気式毛布をインフレ―ターマットの下にひいて温かく、夏は後部座席横の窓にメッシュ素材のサンシェードを挟み込んで網戸代わりにして、送風機を使って涼しくして過ごせます。
レインモールにキャプテンスタッグから発売されているカーサイドタープジョイントを使うと、カーサイドリビングが手軽に楽しめて、さらに車中泊キャンプが楽しめます。
プラスしたオプション
悩みに悩んでいくつかのオプションを追加しました。
まず購入時につけたオプションは、最近では子供の遊び場になりつつあるフロントランナーのラックとリアラダーです。
ラックを付けても、車高は2.1M以内なので、だいたいの駐車場に停められます。
ららぽーとやコストコの立体駐車場でも余裕で停められます。
驚いたのがリアラダーの下部のところは強力マジックテープでくっついています。
フロントランナーが作られている南アフリカは、車から離れるときはリアラダーを取り外すので、このような作りになっているのだとか。
でも、何度も上り下りしても外れそうになったことはありませんし、取り外そうとしたこともありません。
フォグランプは見た目の可愛さと明るさが欲しかったので、付けてもらいました。(トヨタの純正のものになります。)
長時間、車に乗っていても子供たちが飽きないように二列目にテレビ・DVDモニターをつけてもらいました。
ちょうどカーテンレールが通っている場所に取り付けだったのですが、オートバックスの担当の方が工夫して取り付けてくださいました。
実際乗ってみてから追加してもらったオプションの1つ目は、後部座席のスピーカーです。
デフォルトのスピーカーは前列の足元にだけあるので、後部座席に座ると音楽もDVDの音もほとんど聞こえませんでした。
やはりこれは商用車ベースだからこそなのかもしれませんね。
そして2つ目は、サスペンションとリアスタビライザーです。
やはりこれも商用車あるあるかもしれませんが、後部座席の揺れが結構あります。
車酔いとは無縁の家族だったのですが、息子が酔ってしまうようになり、サスペンションとリアスタビライザーを追加してもらいました。
効果はテキ面で、違いがすぐに感じられるほどでした。
息子も酔い止めを飲まずに車に乗れるようになりました。
サスペンションは縦揺れ防止に、リアスタビライザーは横揺れ防止に役立つようです。
おわりに
この車を購入したことにより車中泊が定番となり、キャンプスタイルが劇的に変わりました。
テントの設営時間がなくなることによるキャンプ時間の効率化や、車中泊によるキャンプのオールシーズン化(冬はモバイルバッテリーによる電気毛布は必需品ですが、)などプラスの面が大きいです。
また、ゴードンミラーではオフ会と称して、ゴードンミラーユーザーのための「ゴードンミラーオーナーズキャンプ」が不定期で開催されています。
個性に富んだ改造やキャンプスタイルを見ることができ、大変刺激的イベントです。
長々と書かせていただきましたが、もし気に入っていただければ、皆様も是非ゴードンミラーオーナーになって、バンライフを楽しみましょう!