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オートキャンプ場やRVパークであれば、テントなしでどこでも寝泊まりできることが車中泊の魅力です。車中泊のしやすさを売りにする車やカスタムパーツ・グッズが多数登場していることもあり、車中泊の旅を楽しむ人が増えています。
自分も車中泊を楽しみたいと思ったら、快適に寝泊まりできる車の購入が必要です。「何を基準に選べばいいのか分からない」という人のために、この記事では車中泊の車選びのポイントをご紹介します。おすすめの車をご紹介しているので、参考にしてみてください。
車中泊に最適な車を選ぶポイント
車中泊は雨風を凌げるのでテントよりも快適ですが、ホテルなどの宿泊所と比較すると寝心地は劣ってしまいます。車の室内空間の快適さは車中泊の満足度に直結するので、車は快適性に妥協せずに選びましょう。それでは、車中泊向けの車選びのポイントをご紹介します。
フルフラットシートに対応しているか
車中泊をするのであれば、シートはフルフラットに対応しているものを選びましょう。ちょっとした仮眠や1泊程度であれば、少し背面を倒せるぐらいで十分かもしれません。しかし、無理な姿勢で寝ることになるので、寝心地の悪化やエコノミー症候群を引き起こすリスクを考えるとシートが平たい状態になるフルフラットが安心です。
フルフラットと言っても車によっては完全に水平にできなかったり、左右のシートに隙間ができたりすることがあります。多少の段差や隙間は車中泊用マットやシートなどを使うことでカバーできます。
車内スペースの広さは十分か
車ごとに車内スペースが異なるので、身長や宿泊する人数を考えて広さをチェックしていきましょう。車内スペースの長さ、幅、高さは以下の基準を参考にしてみてください。
長さは、寝転がった時に足を伸ばせる程度のスペースがあるか確認しましょう。最低でも自分の身長+数センチ余裕を持った長さの車を選んでください。ハンドルに干渉せず足を伸ばせる長さが理想的です。
幅は寝返りを打てるほどのサイズが目安です。身動きが取れないくらい狭いと、就寝中に息苦しさを感じてしまいます。寝る人数をイメージしながら、身動きがとりやすい幅を検討していきましょう。
高さは起き上がった時に、天井に頭をぶつけない程度が目安です。天井の高さが低いと車内での移動や食事の際に狭く感じてしまいます。
就寝時以外でも車内で快適に過ごせるように、圧迫感のない高さかどうか確認しましょう。天井が高いと着替えもスムーズに行えます。
普段の乗り方に合うボディタイプか
車を車中泊以外の用途でも使いたい人は、普段の乗り方も考えてボディタイプを選ぶ必要があります。車中泊メインと普段から家族で乗る場合、少人数で車中泊するケースでおすすめのボディタイプをご紹介します。
車中泊メインならワンボックス
普段から使う車ではなく、車中泊での利用がメインとなる場合はワンボックスがおすすめです。他のボディタイプと比べて車内スペースが広く、床面がフラットになっていることが多いので、車中泊において快適な居住空間を確保できます。
ただし、ワンボックスは商用車として販売されているものも多く、2列目以降のシートは座り心地があまり良くない車もあります。普段使いも検討している場合は、スペースが広めのミニバンも候補になります。
家族で普段から使えるミニバン
普段から家族を乗せてお出かけするために利用したい場合は、ミニバンがおすすめです。ミニバンは一般的にシートが3列あり、6人以上が乗車できる大型車を指します。
大型車なので車内スペースが広めで、フルフラットシートに対応している車種が多いため車中泊用に最適です。また、ワンボックスと比べてシートの座り心地も良いので、長距離のドライブでも疲れにくく、普段から使いやすい車です。
ただし、フルフラット状態にした時、シート同士に隙間や段差ができてしまう車もあります。大人2人で寝る分には不便はなくても、間に子どもを寝させる場合はマットを使って凸凹をカバーしましょう。
1~2人なら軽バン・コンパクトカー
1~2人程の少人数で車中泊を楽しむのであれば、普段使いもしやすい軽バンやコンパクトカーがおすすめです。最近は車内スペースが広く設けられた軽バン・コンパクトカーも多いので、広さに注意して選べば車中泊用の車にも最適です。
ただし、フルフラットな床にするには運転席や助手席を倒さなければなりません。また、コンパクトな車体なので、荷物が多いと完全なフルフラットにできなかったり、窮屈さを感じてしまったりする場合もあるので注意しましょう。
(小型家電を使いたい時は)電源付きか
電気ポットや小型冷蔵庫の使用、スマホ・タブレット、モバイルバッテリー、LEDランタンの充電など小型家電を使いたい時は電源付きの車を選びましょう。ハイブリット車ではオプションで装備できるものが多いので、電源を付けられるかチェックしてみてください。装備できない車でお目当てがある場合は、シガーソケットを利用した充電器を活用することで、小型家電の使用や充電が可能です。
社外品の車中泊グッズがあるか
車中泊での用途で人気のある車種では、専用の社外品グッズが作られていることがあります。車中泊グッズが充実した車両であれば、車中泊を快適にするために必要なものを揃えやすいメリットがあります。
例えばシート同士の段差を埋めるためにマットを敷く場合、車内スペースに合ったサイズを選ぶ必要があります。社外品なら特定の車での利用を前提に作られているので、ジャストサイズのマットを購入することが可能です。他にも車中泊を快適にしてくれるグッズが色々あるので、社外品もよくチェックしておきましょう。
車中泊におすすめの車18選(前半)
ここからは車中泊での利用に向いているおすすめの車を18種類ご紹介します。車中泊用の車選びに悩んでいる人は参考にしてみてください。
Honda(ホンダ) N-BOX
N-BOXは、国内販売台数が4年連続で1位に輝いた実績のある軽スーパーハイトワゴンです。Gタイプであれば、室内の長さが2,240mm、幅が1,350mm、高さは1,400mmとなっています。フルフラット状態のリフレッシュモードにすると、約1,700mmの就寝スペースを確保することが可能です。
大人の男性だとやや窮屈なサイズですが、1人での利用であれば足を斜め方向に伸ばせば、快適に眠れます。車中泊でも人気の車種であるため、社外品で専用キットが多数販売されているのもおすすめポイントです。
Honda(ホンダ) N-VAN
N-VANはN-BOXを商用車として改良された軽バンです。商用での利用だけではなく、レジャーユースでの利用も踏まえて開発されています。車中泊用のグッズが多いので、アウトドア・レジャーでの利用を目的に購入するユーザーに人気の車です。
室内の長さは1,510mm、幅が1,230mm、高さが1,365mmです。助手席とリアシートは床と同じ高さに収納できる構造となっているので、助手席から荷室までフラット状態にできます。運転席もリクライニング可能なので、マルチボードやマットレスで段差を埋めれば大人2人が寝られるスペースを確保できます。
Honda(ホンダ) フリード+
フリード+は、5ナンバーサイズのミニバンです。コンパクトミニバンのフリードとの違いは、3列目のシートを取り外しているところです。乗車定員が7~5人乗りになっていますが、その分広いラゲッジスペースが設けられています。
さらに、フリード+はフルフラットシートにすることが可能です。荷室に純正アクセサリーのユーティリティボードを組み合わせれば、長さ約1,800mm×幅1,230mmのマットを敷ける空間を確保できます。ユーティリティボードの下には荷物を置くことが可能です。
Honda(ホンダ) ステップワゴン
ステップワゴンは、5ナンバーサイズのミニバンです。室内の長さは3,220mm、幅が1,500mm、高さが1,405mm(ガソリン車は1,425mm)となっています。2列目と3列目をフルフラットにすることで、約1,900mmの広さを確保することが可能です。オプションで純正の連結マットが販売されているので、ベッドマットの代わりに使えます。
シートアレンジ後も高さに余裕があるので、起き上がった時や座った時に頭と天井がぶつかりにくくなっています。純正品のフールネットを活用すれば、天井にちょっとした収納スペースを設けることが可能です。
日産 NV200バネット
NV200バネットは5ナンバーサイズのミニバンです。バンモデルとワゴンタイプがあり、ビジネスユースからデイユース、レジャーシーンまで幅広く使えます。家族の人数や車中泊の用途に合わせて、選択できます。
セカンドシートを畳むことで、長さ約2,000mm×幅1,500mmの荷室を確保できます。ベッドボードを設置すれば大人2人が余裕で寝られるスペースを作ることができ、床下収納も可能です。また、メーカーオプションでは食事に便利なテーブルも用意されています。
日産 セレナ
セレナは全方位運転支援システムを標準搭載しており、国土交通省による安全性能評価では最高ランクを獲得しています。5ナンバーサイズのミニバンの中ではトップクラスの広さを誇っているのも特徴です。
室内の長さは約3,200mm、幅が約1,545mm、高さは約1,405mmとなっています。2列目と3列目を畳んでフルフラットにしたり、3列目のシートを畳んで荷室を広げたりと、用途に応じてアレンジも自由自在です。また、USB電源ソケットが合計5個設置されているので、スマホやタブレットを長時間使用できます。
日産 NV100 クリッパーリオ
NV100 クリッパーリオは、NV100クリッパーよりも広い荷室を持つモデルです。多彩なシートアレンジが可能なので、デイリー使いからレジャーシーンまで使えます。踏み間違えい防止アシストや歩行者との衝突回避サポートするインテリジェントエマージェンシーブレーキなども搭載しており、安全性にも優れています。
フルフラットにしたシートにディーラーオプションのベッド・クッションを使用することで、広々としたフラット空間を確保できます。室内の長さは約2,240mm、幅が約1,355mm、高さは約1,420mm(ハイフール仕様)となっているので、大人2人と子ども1人が十分に寝られる広さです。
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