バンライフに相応しい車両を選ぶコツ
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快適かつ素敵なバンライフを経験するには車選びが肝となってきます。
ここからはバンライフ用の車選びで押さえておきたいポイントをご紹介しています。
以下のポイントをしっかり確認し、自分だけのバンライフを送れるようにしましょう。
目的を決めて車両を選ぶ
まずはバンライフを送る目的を考えてみてください。
「広い車でのびのびとバンライフを楽しみたい」「バンライフと一緒にアウトドアも楽しみたい」
など、それぞれ自分なりのこだわりたい部分が見えてくるはずです。
広い車内でバンライフを楽しみたいという方は単純に大きな車種を選べば良いのですが、アウトドア好きな方となると話は変わってきます。
例えばオフロードを走る機会が多ければ車高の高い車種を選んだ方が走行も安定しやすいです。
また、山中の細い道を通る機会が多い場合は車幅が大きすぎると通れなくなる可能性があります。
例えばハイエースであればワイドボディより標準ボディ(ナロー)を選んだ方が安心です。
どんな場所に行きたいか、どんな目的があるかで選ぶ車種は大きく変わってきます。
長時間車内で快適に過ごせる広さから選ぶ
バンライフは長時間車内で過ごすことになります。
そのため車内で快適な生活を得るために、ある程度広いスペースが取れる車を選ばなくてはなりません。
快適に過ごすために必要な車内スペースは次のようになっています。
快適に寝るために必要な長さと幅
バンライフで快適な睡眠を得るためには2人用テントの長さや幅を参考にしてみるのがおすすめです。
一般的な2人用テントの大きさは長さ210×幅150(cm)程度になります。
このくらいのスペースが取れれば車内でも快適に過ごせます。
車はスクエアな室内形状であるため、テントのように端部分にはデッドスペースがありません。
つまりテントより少し小さめの空間でも快適なバンライフが送れます。
快適に食事をとるために必要な高さ
睡眠時は長さと幅が大事でしたが、食事を快適にするためには高さにこだわる必要があります。
荷室に座った際の頭上空間が少なすぎると、窮屈な思いをしてしまいます。
座高は身長170cmの成人の方で90~95cmほどです。
この高さに若干余裕を持たせた110cm程度あれば食事の際も快適になります。
また、車内でイスを使用したい方は高さ115cmほどがおすすめです。
115cmとなると軽バンならハイルーフ仕様の車になります。
お座敷スタイルでもOKという方なら問題はありませんが、どうしてもイスを使いたい方はハイルーフ車を検討しましょう。
体に負担をかけない車両を選ぶ
バンライフの快適性を向上させるためにも広さは重要ですが、いくら広さがあっても乗り心地が悪ければ体に負担が生じてしまい疲れやすくなります。
バンの乗り心地は徐々に改善されてきてはいるものの、貨物用に設計されている200系ハイエースバンなどは未だ快適とは言えません。
特に段差を越えた時の突き上げや車線変更時の横揺れ・ふらつきが見られやすいです。
ただし、リーフスプリングやリアスタビライザーなどのパーツ交換で乗り心地はかなり改善されます。
また、厚みのあるシートを搭載している車種を選ぶのもおすすめです。
費用を確認して車選びをする
車両の購入となると費用が気になるところです。
費用は購入費だけではなく燃料費、税金、保険料、車検料、修理費などといった維持費もかかり、憧れのバンライフを実践するためには色々とお金がかかります。
購入の際は、どれだけの費用がかかるのか具体的に計画を立てた上で車両を選びましょう。
また、遠出希望で有料道路を利用するとなれば車のサイズが大きくなると利用料金も上がってしまいます。
場合によっては車両乗船代もかかり、こちらも車両サイズが大きいほど料金は高くなるので見落とさないようにしましょう。
バンライフに最適な車種
バンライフ選びのコツを知ったところで、今度はさらに役立つ情報としてバンライフに最適な車種をご紹介していきます。
費用の目安から燃費などもご紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
バンコン
バンコンとは、ハイエースやキャラバンなどの中型バンやワンボックス、ミニバンなどの外装をそのままに、ルーフなどでカスタマイズされているキャンピングカーです。
バンを「コンバージョン(改造)」することから、バンコンという名前が付けられています。
バンコンのベース車両は非常に幅広く、国内だと1t積みや750kg積みのバンをベースにしたものが人気です。
車種が豊富であることから費用相場も幅広く、200~700万円ほどになっています。燃費はハイエースをベースにしたバンコンの場合、約10km/Lです。
キャブコン
キャブコンは世間一般的にキャンピングカーと言われるものです。
購入金額は新品価格だと770万円~、中古価格は400万円~となり、バンコンよりも高額になっています。
しかし、トラックの荷台部分に居室スペースを確保しているキャブコンはバンコンよりも車内スペースが広くなり、その分居住性も高くなるため、より快適なバンライフになります。
車内の広さはもちろん、キッチンやトイレ、暖房も備わり、移動手段というより生活に特化しています。
まさしく動く家とも言えるその存在は、最高の相棒として様々な旅で活躍してくれるはずです。
燃費はバンコンよりも下がり、6~9km/Lになります。
軽キャンパー
軽キャンパーは軽ワゴン車にキャンパーシェルを載せたり、様々な装備を加えたりした車を言います。
軽車両がベースになっているため運転しやすく、新品なら200万円~、中古なら50万円~と、比較的手に入れやすい値段であることが魅力です。
そんな軽キャンパーは燃費が非常に優れている点もポイントです。燃費は14~15km/Lなのでなるべく維持費をかけたくない人にもおすすめです。
ただし、軽であることから車内は非常に狭いです。居住性の低さは難点ではありますが、最近は軽キャンパー用のアイテムが充実してきています。
手を加えれば1人には十分な空間も作れます。
自由気ままなバンライフを楽しんでみませんか?
今回はバンライフの特徴とバンライフ用の車両を選ぶコツ、おすすめ車両についてご紹介してきました。
バンライフはこれまでに体験したことのない貴重な経験と、旅の素晴らしさを感じられる車中泊です。
最初は手探りでのスタートになるかもしれませんが、半年も経てば欠かせない生活空間の一部になります。
色んな場所で寝泊まりでき、料理に趣味も満喫できるとなれば、宿泊施設以上の価値が生まれるはずです。
ぜひ今回ご紹介してきた内容を参考にして、自由気ままな旅ができるバンライフにチャレンジしてみてください。
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