投稿日:2020年11月11日 | 最終更新日:2021年8月18日
最低限欲しい装備、実はいらない装備
本記事は一部にプロモーションを含みます
キャンピングカー要件を満たす為に必要な設備を外すことは出来ませんので、一旦ここでは除外として、それ以外の装備を検証したいと思います。
実はいらない装備
トイレ・シャワー
さて、それ以外の装備となると、まず気になるのはトイレ。
我が家のクルマにはトイレとシャワーが同室内に装備されていますが、トイレは一度も使ったことがありません。
いつでも利用できる状態にはなっていますが、道の駅やパーキングエリアなどトイレがある休憩ポイントで停まるので、私の使い方では必須ではありません。
シャワーもあまり使用頻度は高くありませんが、使ってみると“あって良かった”と思うレベルです。
ただ、夏場の海に遊びに行った時などは、トイレもシャワーもあれば安心感は得られます。
給湯器
給湯器もあると助かる装備ではありますが、これも必須ではありません。
確かに蛇口を捻れば温かいお湯が出るというのはありがたいですが、どれだけ車内で洗い物があるかと言えば調理器具を洗ったり、歯磨きに使用する程度ですので、キャンプ場やRVパークに水場があればそちらを利用しています。
燃料はプロパンガスですが、ボンベも重いので利用頻度を考えるとカセットガスでも良いかな?と思っています。
カーナビ
車載式のカーナビは、既存の機器を外してしまいました。
その代わりにタブレットをナビとして使用しています。
地図ソフトが常に最新版で、好きな音楽や映画を事前にダウンロードして夜に観たり聴いたりしています。
それと同時に、臨場感を高める為にBluetooth接続できるアンプ内蔵式のスピーカーを積みました。
以上が無くても良いかな?と個人的に思う装備ですが、野営場や河川敷などでサニタリー棟が無い場所ではトイレもシャワーも必要性を感じると思いますので、車中泊スタイルが異なれば必須と感じられる方もいらっしゃると思います。
シャワー室がかなりのスペースを使いますので、頻度で考えてみると無駄か必須かが分かれるところだと思います。
最低限欲しい装備
次は、最低限欲しい装備に目を向けてみましょう。
サブバッテリー
まず、キャンピングカーの快適さは、家電設備が問題なく使えることが大前提にあると言っても過言ではないと思います。
その為、サブバッテリーの走行充電は必須。
ソーラー充電はあれば更に余裕が生まれると思います。
冷蔵庫
また、冷蔵庫も欲しい設備にあがりますが、飲料を入れていっぱいになってしまうので、小さいよりかは60ℓ以上の容量サイズが欲しいですね。
空調機器
あとは室内を快適にする空調機(エアコンとヒーター)も欲しい設備の一つです。
室温コントロールとして換気扇やサーキュレーターなどもあると空調機の効率を上げて更に快適になります。
収納
収納もまとまったスペースが欲しいですね。
家族でお出かけする際の個々の荷物や着替えなどは各自がリュクサックに入れてクルマに持ち込むのですが、大きな収納がないと車内が雑然としてしまいます。
キャンピングカーは制作の段階で各ビルダーさんがあれこれと知恵を絞って様々な収納スペースを作っていますが、小物入れよりも扉付きの大物入れが欲しいですね。
維持について
「キャンピングカーを買うのは買えるけど、維持するのが大変ですよ」という声を聞きます。
維持にも車検・点検・自動車税などの法定費用、駐車場などの保管費用、それ以外に使えば損耗する部分のメンテナンス費用があります。
法定費用
まず我が家のバスコンを例に挙げると、法定費用については一般的に整備工場に車検をお願いする場合、重量税や自賠責保険、検査手数料等で10万円ほど必要とし(2年に1回)、更に+整備代となりますので整備内容にもよりますが、+基本整備料金と消耗部品代を考えると更に15万円程度を見ておく必要があります。
ただ、ご自身で普段から整備をしながら車検もやるよーという方は、陸運支局に直接持ち込んで検査を受ければ、税金、自賠責、検査手数料の10万円以内で車検を取得することも可能です。
自動車税は年間70,300円です。(別でデリカD5もあるのでこれはかなり効きます)
駐車場
駐車場は自宅敷地に置けないためご近所の駐車場を借りていますが、何とか1台分で契約させて頂きました。
土地によってはその大きさから2台分欲しいと言われてしまう事もあるようです。
メンテナンス費用
メンテナンス費用はクルマの大きさに比例しますので、普通車の2割~5割増しの費用が掛かります。
特にタイヤについてはバスコンや3トン級のキャブコンは6本履いていますので、1本4万円(×6本)で24万円という計算になります。
私の場合は幸いにも仕事の関係でお付き合いのあるタイヤ屋さんにて安値でやって頂けるので1本2.7万円(工賃・税込)です。
補足ですが1トン~2トンクラスのキャブコンでは4本タイヤが主流になっていますが、これが落とし穴です。
この4本で済むというのは数の問題で、タイヤ4本でしか支えていないので、1本あたりのタイヤが受け持つ荷重は6本より大きくなります。(1/4と1/6では、1/4の方が大きいですよね)
よって4本タイヤのキャブコンの場合は、タイヤは走行距離が僅かであっても、2~3年周期で交換を推奨されています。
そのまま使用できなくはありませんが、紫外線などによるタイヤ本体の劣化が原因でバーストするキャンピングカーを見かけます。
高速道路でバーストした場合、キャンピングカーの場合は横転事故にも直結しますので、高いとは言いつつも定期的に交換された方が安心・安全ですね。
キャンピングカーの購入を検討されている方へ
日常の生活から解放され、休日は充実した時間を過ごしたい方には是非キャンピングカーに乗って頂きたいと思います。
大自然の中で時間を有効に使って、心も身体も癒される事は、また明日から頑張ろうという活力を生み出すことにつながります。
週末のキャンプで疲れちゃった…ではダメです。
今回は我が家のバスコンを中心にキャンピングカーってこんな感じということをお伝えさせて頂きました。
しかし、買わなくても済む方法もあります。
今はキャンピングカーをレンタルできるショップもありますので、まずは買う前に借りてみる、乗って、使って、必要性をもう一度考える。
今まで思い込みだった部分や、本当に適度なサイズは実はこっちだったなど、印象が変わることもあります。
ただ、レンタルキャンピングカーには制約される部分もありますので、ショップにて説明をよく聞いてからレンタルを受けると良いと思います。
例えば車中で調理禁止、トイレ使用禁止、ペット禁止、禁煙、土足禁止など、商品価値を保つための決まり事もありますので、その範囲内で楽しむ事が必要です。
借りてみれば、「買うのか、レンタルが良いのか」の疑問もはっきりしてくると思います。
買おうとしていたターゲットが変わることもあり得ますね。
私とキャンピングカー
金曜日の夕方はそわそわしています。
勿論、仕事をしていますが、「今夜はどこまで走って、何処で寝ようか?明日は此処に行きたいなぁ…。」そんなことを考えているわけですから、小学生の遠足の前日と同じ気分になっているんですね。
普通の週末も、キャンピングカーがあれば、いとも簡単に2泊の小旅行が出来てしまうのです。
手荷物は着替えとお気に入りのアウトドアグッズ。
空いている夜中の高速道路を走り、少し疲れたところで仮眠。
この旅スタイルで時間を有効活用できるのです。
勿論、目的地が観光地ならば朝に到着させて、空いている時間帯に観光地を巡り、少し早いお昼をゆっくり楽しむ。
我が家はこの旅スタイルです。
宿泊予定地に到着しても、準備はそこそこでOKです。
テントやキッチンを設営する手間がないので、その時間は他のことに使えるわけです。
もちろん、購入費や維持費もかかりますが、家族と過ごす時間も無限ではありません。
お金に変えられない部分をクルマが解決してくれる。
それがキャンピングカーだと思います。