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投稿日:2019年9月23日 | 最終更新日:2021年8月18日
いざキャンプに出かけようというとき、「車になかなか荷物が積めずに苦労した」という経験をした人は多いのではないでしょうか。キャンプのアイテムはどんどん増えていきがちです。必要最小限のアイテムから始まって、便利なアイテムを増やしていくうちに、車載容量をはるかに超えた荷物になってしまったというご家庭も多いのだとか。車の後部座席を跳ね上げて、一生懸命詰め込んでみたものの、バックミラーには荷物しか映らないといった状態になることも少なくありません。
こんなときに便利なのが、積載量を大幅にアップできるルーフキャリアです。車の上に載せてみると、びっくりするほど大量の荷物を積めるのです。ここでは、キャンプで役立つルーフキャリアの魅力を徹底解説します。「ボックス型」「ラック型」それぞれのメリット・デメリットについてもわかりやすく解説していますので、ルーフキャリアを選ぶ際の参考にしてくださいね。
ルーフキャリアを使えばこんなに便利
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キャンプで便利なアイテムを買い足すうち、車に荷物を積みきれない状態になってしまったときの大きな味方がルーフキャリア。ルーフキャリアを使えば、車外に荷物をどんどん積み上げることができ、車の積載量を増やすことができます。
ルーフキャリアのメリットは、車全体の積載量を大幅にアップできることです。さほど大きくない車でも、ルーフキャリアを使えば、荷物をどんどん積み込むことができます。また、車内空間を広く保てるのも、ルーフキャリアを使うメリットです。
家族でキャンプするときなどは、荷物と家族で車内がぎゅうぎゅうになり、まったく身動きがとれなかったという経験をした人も少なくないでしょう。こんなときにルーフキャリアがあれば、車本来の空間を確保でき、目的地までのびのび過ごすことができます。
まずはベースキャリアの取り付けから
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ルーフキャリアには、「ルーフボックス」と「ルーフラック」の2タイプがありますが、どちらを取り付けるにしても必要になるのが、「ベースキャリア」。これは、ルーフ上に装着するアタッチメントのことで、車の左右を橋渡しするためのベースになるものです。このベースなしに、車の屋根に直接ルーフキャリアを乗せることはできません。ベースキャリアのほかにも、キャリアベース、ベースラックなどとも呼ばれています。
車によって、ルーフレール(ルーフキャリアの取り付け部分)の有無が分かれていて、適応するベースキャリアの種類もさまざまです。ルーフレールがある車なら、「フット」と「バー」だけで構成されたベースキャリアで問題ありませんが、ルーフレールがない車の場合は、「ルーフオンタイプ」のベースキャリアを選びましょう。このベースキャリアは、レールを使わず、車のボディに直接フックで固定できる優れものです。
ベースキャリアの取り付け方法は、車のメーカーや車種によっても異なりますので、ベースキャリアを購入する前にしっかり下調べしてくださいね。
曲線が美しい車にぴったり! ルーフボックスのメリット・デメリット
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もともとボックス状になっているルーフボックスは、密閉性があり、雨に強いのがメリットです。空気抵抗についても考え抜かれていて高速道路などでもぐらつくことなく、安定走行できるのがうれしいですね。曲線が美しい車にも現代的なデザインなので、ぴったりはまります。
ルーフボックスの長さや幅、高さなどは製品ごとに異なり、さまざまな種類がありますが、キャンプの際の荷物を載せるなら、長さ2m、高さ30cm以上のものが理想的。長さ2m以上ならテントやタープなど長めのアイテムも余裕で入れられますし、高さ30cm以上ならテーブルなどを入れるのに便利です。
また、薄目のものなら空気抵抗を受けにくいといったメリットもあります。キャンプ用品を収納しにくいサイズのルーフボックスもありますので、中にどのようなものを入れたいのかを事前に考えてから選ぶようにしましょう。ルーフボックスのデメリットは、価格帯がやや高めなことです。また、古い型の車にはなかなかそぐわない雰囲気もあり、搭載する車を選ぶキャリアでもあります。
ワイルドな雰囲気がキャンパーに大人気!ルーフラックのメリット・デメリット
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ルーフラックは、「ルーフバスケット」「ルーフカーゴ」などとも呼ばれ、ベースキャリアに装着する大きなカゴのような形状をしています。伸縮バンドやフック付きカバーなどを使って荷物を固定します。ワイルドな雰囲気の車によく似合う昔ながらの車載方法で、現在もキャンパーから大人気。ルーフボックスとは異なり、「積み荷の高さをさほど気にしないですむ」「価格が比較的安いものが多い」などがメリットです。
一方で、「安定感がさほどない」「雨に弱い」「シャープな雰囲気の車には似合わない」などがデメリットといえるでしょう。雨天時には、荷物の防水対策が必須です。事前に防水シートで覆うなどの対策をとっておきましょう。
ルーフキャリアを利用するときに注意すべきポイント
ルーフキャリアを利用するとき、荷物がどんどん積めるからと際限なく積むのはNGです。実は、道路通行法で荷物を積んだときの高さは3.8mまでと定められています。ルーフラックの場合は、どんどん上に積み上げられるだけに、この高さ制限を守るよう注意しておきましょう。
また、ベースキャリアとルーフキャリアの最大積載量にも注目。ルーフキャリアの最大積載量が、積める荷物の総量ではありません。なぜなら、ベースキャリアにも最大積載量が定められており、ルーフキャリア自体の重さも計算に入れなければならないからです。
仮に、最大積載量100kgのベースキャリアと自重15kgのルーフキャリアを利用していたとしましょう。ベースキャリアの最大積載量100kgからルーフキャリアの自重15kgを引いた85kgが、ベースキャリアをもとに計算できる最大積載量ということになります。この場合、ルーフキャリアの最大積載量が85kg以上でも、荷物は85kg未満にしなければなりません。ルーフキャリアの最大積載量が75kgなら、75kg未満の荷物になるよう注意しましょう。
ちなみに、ルーフキャリアを取り付けた状態では、車速130km/hと定められています。高速道路の制限速度が100~110km/hであることを考えると、速度のうえでは問題ありません。
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