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投稿日:2019年5月21日 | 最終更新日:2021年8月17日
自分にあったテントの選び方
テントの種類について、大きく6つの種類があることを解説してきました。では、その中から自分にあったテントを選ぶためには、どのような項目に注意してテントを比較する必要があるのでしょうか。テント選びで重要となる項目ごとに解説していきます。
使用人数で決める
テント選びの際に、第一に考えなければならない項目が「使用人数」です。4人での利用を想定しているのにも関わらず、デザイン性やコスト面だけで選択してしまったテントタイプが1〜2人用のものであったとしたら、キャンプどころではなくなってしまいます。お店やネットなどでテントを見てみますと、「4〜5人用」のように一つのテント内で寝泊まりすることができる人数が記載されています。しかし、実際にはキャンプ道具や、着替えなど人数分の荷物もテント内に入れることも考えますと、記載されている使用可能人数から「マイナス1人」が、快適にテント内で過ごすことができる使用人数になります。例えば4〜5人用との記載があるテントでしたら、3〜4人での使用が理想的ということになります。
使用場所で決める
テント選びの際に、使用人数の次に考えなければならない項目は「使用場所」「目的」「使用シーン」についてです。どのような場所、どのようなシーンでテントを使用したいのかをイメージしてみてください。ファミリー利用であれば車で移動し、車の真横でキャンプができるオートキャンプ場が多いかと思いますし、ソロキャンプでの利用を考えられている場合はバイクや自転車での移動をされる方もいるかと思います。さらには、本格的に登山での利用を考えられている場合は、雨風の強い環境を想定したテント選びをする必要があります。使用する場所、シーンをイメージすることで、テントの重さ、コンパクトさ、耐久性、耐寒性のどれを重視してテント選びをする必要があるのか自ずと見えてきます。
値段で決める
そして最後に考えなければいけない重要な項目が「値段」です。一般的にテントは数万円から、中には10万円を超すようなものまで販売されています。キャンプ初心者の方は、「始めてだし」「いつまで続けるかわからないし」と可能な限りリーズナブルなテントを選択される傾向にあります。もちろんリーズナブルさを最優先してテントを選択されることも一つの方法ではあります。しかし、リーズナブルさだけを追求し、耐久性などの機能面が満足のいくものでなかった場合、せっかくのキャンプを楽しめなくなってしまう可能性だってあるのです。ご自身がテントを使用する際にどのようなキャンプ活動をしたいのか、じっくりとイメージし、その目的にあったテント選びをなされることをおすすめします。始めてのテント泊という方は、まずはキャンプ場などのレンタルテントを利用して試してみるのも良いでしょう。
おすすめのメーカー
今やテントは日本国内産だけでなく、ヨーロッパや中国などの海外メーカーのものまで幅広く購入することができる環境が整っています。リーズナブルさを押し出したメーカーもあれば、デザイン性が高い高級ブランドのようなメーカーもあります。数あるテントメーカーの中からおすすめのメーカーをご紹介します。
Coleman(コールマン)
最初にご紹介するテントメーカーは、アウトドアの本場アメリカのメーカー「Coleman(コールマン)」です。1900年に創業され長い歴史を持つコールマンは、日本のアウトドアブームをリードし続けてきたと言っても過言ではありません。名品・名作とまで呼ばれるアウトドアアイテムを数多く開発し、他社がこぞってそれを模倣しあうという現象も少なくありません。100年以上の歴史に裏付けされた機能性とブランド力は、キャンプ初心者にとっても安心して購入していただける要因となっています。シンプルで万人が使いやすいことを追求したアイテムが数多く揃っており、メーカー選びに困ったならば、Coleman(コールマン)を選んでおけば間違いがありません。
Snow Peak(スノーピーク)
続いてご紹介するアウトドア総合メーカーは日本のメーカーである「Snow Peak(スノーピーク)」です。Snow Peakは新潟県が発祥で、世界のアウトドアメーカーに先駆けて「オートキャンプ」のスタイルを定着させたとして世界的にも有名なメーカーです。常に現場での実証実験を繰り返していたり、自らもユーザーであるという立場で考えアイテムを開発することをポリシーとしており、高機能で高品質なブランドとして高い人気があります。最近ではグランピング施設や街中のおしゃれなバーベキューサイトの各種アイテムに使用されることが多く、高級ブランドのようなイメージが浸透しています。タフな使用にも耐える耐久性、そしておしゃれなデザイン性の双方を兼ね揃えたおすすめのメーカーです。
DOD(ディーオーディー)
続いてご紹介するテントメーカーも日本のメーカーです。大阪に拠点を置く多角的に事業を展開する会社から、アウトドアブランドとして誕生したのが「DOD(ディーオーディー)」です。以前までは、「ドッペルギャンガーアウトドア」として親しまれてきましたが、2018年にブランド名をDODへ変更しています。DODの特徴としては、奇抜な発想で開発された面白い形状、面白いネーミングをした商品が数多く販売されていることです。しかし、ただ奇抜なだけではなく、しっかりと市場に眠っている潜在的なニーズを感じ取り、「このようなアイテムがあったらもっと楽しくなるのではないか」という思想で製品開発をしています。もっと気楽に、もっと気軽にアウトドアを楽しんでもらいたい、という想いがこもった独創的なアイテムを一度ご覧になってみてください。