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世界自然遺産・知床半島の主要拠点の一つ、ウトロ町にある「国設知床野営場」は、知床の山々や海に囲まれた土地にあるキャンプ場です。
キャンプ場内には、フリーサイトやオートサイトのほか、キャビン、炊事棟、トイレなど、シンプルながら使い勝手の良い施設を備えています。
また、知床八景となっている展望台「夕陽台」もあり、知床の豊かな自然を間近で感じながらキャンプを楽しむことができます。それでは早速ご紹介します。
国設知床野営場 概要
詳細 | |
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営業期間 | 6月上旬~9月下旬 |
利用時間 | テントサイト チェックイン 11:00〜18:00 チェックアウト 11:00まで ケビン チェックイン 11:00〜18:00 チェックアウト 10:00まで デイキャンプ 9:00~18:00 |
料金 | テントサイト(1泊) 大人・高校生 500円 小・中学生 300円 ケビン(1泊) 4人用 4,000円 2人用 3,200円 デイキャンプ 大人・高校生 300円 小・中学生 100円 |
駐車料金 | 無料 |
電話番号 | 0152-24-2722 |
公式サイト | 国設知床野営場 |
住所 | 北海道斜里郡斜里町ウトロ香川 |
まずは受付へ
キャンプ場内に入ると、管理棟があるのでそこで受付を済ませます。受付で申請書を記入し、テントにぶら下げる利用許可証を受け取ります。
その後は注意事項の説明を受けます。ゴミは無料で回収しており、ゴミステーションで捨てることができます。分別方法を守って利用しましょう。
キャンプサイト概要
サイトは主に3種類のエリアがあります。1つは、ログハウス調のキャビン(2名用2棟、4名用5棟)が立ち並ぶエリア、サイトの大部分を占めるフリーテントサイト、そして車両乗り入れ可能のオートキャンプスペースです。
フリーテントサイトエリアへの車両乗り入れは禁止されているので、決められた場所に駐車をして荷物を搬入します(ただし、自転車の乗り入れは可能です)。
またサイト内には、炊事棟、トイレ(バイオトイレ、仮設トイレ)があります。テントサイトは芝生となっています。直火はできないので、焚き火をするなら焚き火台等を用意しましょう。
今回宿泊したサイト
今回は、8月下旬にフリーサイトでテント泊をしました。草原のように青々とした芝生が美しく、比較的平らな土地で木々の間からオホーツク海も垣間見えるキャンプサイトです。
芝生なのでペグ打ちしやすく、設営がとても楽でした。週末だったのですが、周りのキャンパーとの距離感をしっかり取れたため、プライベート感のある空間でゆったり過ごすことができました。
日没の頃になると、キャンプ場内にある知床八景の一つ「夕陽台」の展望台・遊歩道を散策し、夕焼けを楽しむこともできます。オホーツク海を背景にウトロの港を眺めることができ、夕日の時間帯だけでなく夜景も綺麗でした。
夜になると気温も下がり、空気もより澄んできます。
テントの周りには森からお客様が登場
いつもならゴミを片付けたあと、車の中に入れてから就寝するのですが、この日はゴミをそのまま外に出した状態にしてしまうというミスを犯しました…。ゴミ袋の中には生ゴミは入っていませんでしたが、夜中にキタキツネがゴミ袋を漁るサワサワと言う音で目が覚めました。就寝前は必ずゴミや残った食材を頑丈なコンテナ、もしくは車の中に入れるようにしましょう。
また、夜明けに今度はテントを角で擦る音で目が覚め、テントの外に出てみると牡鹿がいたのです。テントの後ろの森に目をやると、他にも牝鹿が数頭いて、人を怖がるそぶりもなく平然と草原の草を食べていました。
このように、知床に住む動物たちを身近に感じられるのが「国設知床野営場」の魅力です。
設備紹介
キャンプ場には、炊事棟(水場)とトイレがあり、どのサイトからも比較的簡単にアクセスできます。とてもシンプルな施設ながら、清潔に保たれているので使いやすいです。滞在時には、バイオトイレが3基ある中、2基が故障中で代わりに仮設トイレが設置されていました。特に、バイオトイレは臭いもなく環境にも優しいものとなっています。
周囲の施設情報
国設知床野営場は、知床観光に絶好のロケーションです。知床観光の目玉となる知床五湖へは車で20分程度で行くことができます。ヒグマの活動期の有無によって高架木道、地上遊歩道を散策する時の自由度・料金・時間が異なるので、行く時期には事前にウェブサイトを確認するようにしましょう。
知床フィールドハウス
営業期間:4月下旬〜11月上旬
利用時間:ヒグマの活動時期によるのでウェブサイトを確認
料金:ヒグマの活動時期によるのでウェブサイトを確認
公式サイト:知床フィールドハウス
電話番号:0152-24-3323
住所:北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別
まとめ
知床の豊かな森や海、動植物に囲まれた国設知床野営場。街中であるとはいえ「知床の自然で生きる動物たちの住処に滞在させてもらっている」という謙虚な心構えを忘れず、ルールを守ってキャンプを楽しみましょう。
知床の豊かな自然を間近に感じられる貴重なキャンプ場です。きっと思い出に残る滞在になりますよ。