地元の釣り人に愛される川 大分県日田市 高瀬川で渓流釣り!!

投稿日:2019年4月1日 | 最終更新日:2023年2月27日

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もうぼちぼち桜も咲き始め、あと10日もすればそこいら中で花見をするのではというほどすっかり春爛漫な感じになってきました。それと同時に春風が吹き荒れていて、風に負けないキャスティングをすべく技術向上が望まれるなぁ、と毎年オフシーズンの怠けぶりを後悔するのですが、そんなことを言ってみても時すでに遅し。川では虫たちのスーパーハッチが、魚たちのライズが今始まっているかもしれない…。そんなことを考え出すと居ても立っても居られず、この日も川へ赴いたのでありました。

通いたい川

福岡から車で1時間圏内で行ける釣り場というのはなんとも便利なもので、私の場合、回数だけで言ったら、大分方面へ釣りに行くことが一番多いように思います。九州で渓流釣りをする人の多くは、良型のヤマメを狙いたいときには少し足を延ばして中部から南部の方へ釣りに出掛ける人が多いように思われます。特に熊本や宮崎、大分でも宮崎側の河川などは良型のヤマメが釣れることで全国的にも有名で、九州の渓流釣りというと、そういうイメージを持たれる方がほとんどだと思います。けれども、地元の人に愛されている渓流というのも意外なほどたくさんあり、釣れる量やサイズのアベレージがそこまでなくても、思わぬところで大物に出会えたり、ダメージの少ないピュアで美しい魚に出会えることがしばしばあります。

3月の半ばに行ってきた大分県日田市を流れる高瀬川はまさにその通りの川で、エサ釣り・フライ・ルアー・テンカラなどの愛好者が多く集います。

今回の釣りに同行してくれた相方さんもフライを始めた頃からずっと通っているそうです。水生昆虫の種類も多く、場合によっては手ごわいライズに出くわすこともあります。

まずは遊漁券を

では、まずは遊漁券の調達場所をご紹介します。前回の記事では日田市内のまつお釣具さんを掲載させていただきましたが、高瀬川の遊漁券は同じ日田市内の大倉釣具さんでも扱っています。鮎関連の商品が主でフライ用品は置いていませんが、昔ながらの町の小さな釣具屋さんといった感じです。少しノスタルジックな気分になったところで、川へ向かいました。

釣りの前に。

と、その前に大切なこと。川の周りには店らしいものはないので、先に用を足したり食料を購入しておくことをおすすめします。福岡方面から行く場合、銭淵にあるローソン日田高瀬店が最後のコンビニです。

この日はシンプルに塩むすびが食べたい気分。余談になりますが、釣りの時になぜか無性に魚肉ソーセージが食べたくなるのは私だけでしょうか。1本食べれば満足できる優れもの。2本目にいきたいと思ったことはなく、食欲がそこで満たされる何とも不思議な食べ物…。決して味が大好きというわけではないのですが(笑)。

さて、実際に釣る高瀬川ダムよりも上の一帯は、流ていが長く堰堤が少ないので、フライでも釣りあがりやすい場所と言えます。ただし、釣り人が多いので先行者がいるととたんに釣果が厳しくなります。日田漁協による成魚放流がなされていて、ここぞというポイントには魚がついていることが期待できます。

駐車場はありませんが、駐車できるスペースは所々あります。そしてありがたいことに、そのすぐ近くに入渓しやすい場所があります。

今回使用するタックル
ロッド Scott G series 8’ 4’’ #4
リール Hatch Finatic 2+

高瀬川は川幅が広く、キャスティングしやすいのでフライでも思いっきり楽しめます。魚の活性が不確かな解禁当初、8フィート台のロッドは状況に応じてニンフもドライもできるので融通が利くスペックです。

ちなみにこの日は…、入渓9時半ごろ、水温10度。つい2日前まではぽかぽか陽気で暖かかったのに、この日に限って寒の戻りで寒い。嫌な予感。魚の活性は期待できそうにありません。

釣りに行った日の天候で、その日のテンションが左右されるのは釣り人あるあるだと思います。休みがいつでも好きな時に取れればハズレの日にわざわざ釣りに行ったりしないのですが、きちんとした社会人になって以降、特にこの3月4月は状況がどうあれ、自由な時間が取れれば行くしかありません。逆に、今日は絶対に大きい魚が動くだろうというような天候の日に仕事ということの方が多く、そんな日はオフィスの窓に差し込む陽の光が恨めしく思えたりもします。

さあ、こんなことではなかろうかと車に積んでおいたジャケットをしっかり羽織りました。

使用ジャケット 
SIMMS KINETIC JACKET

ライズを獲りたい!

この日は入渓してすぐガガンボのハッチがありました。ハッチの状況が続けば良いなぁ、と思っていたら、コカゲロウのハッチへと上手い具合に続いてくれました。それとともに、ライズが多発。

この水温が上がり切れていない時期は、私が狙うヤマメも流れの緩いところでライズをしていることが多く、それがまたライズハンティングを面白くさせてくれています。しかし、実際にはそれがヤマメではない場合もあり、うっかり別の魚でも釣ってしまったなら、近くに潜んでいた本丸のヤマメを散らしてしまいかねません。ここは慎重にライズを見極めなければなりません。少なくともハヤではなさそう。意を決してキャストしたのは同行者。

18番のコカゲロウパラシュートに出てくれたのは18cmのアマゴ。赤い斑点がかわいいやつでした。

それ以降はしばらく釣れませんでした。ハッチらしいハッチもなくライズが見られませんでしたが、春の釣りの醍醐味である「ライズを見て投げたい」という思いを優先して、ニンフに切り替えることもなく、絶対魚がいるに違いないというポイントに縛られることもなく、スムーズに釣りあがっていきました。その日の選択に大きく影響するのは「まずは1匹」釣っているかどうかということのような気がします。すでに1匹釣ったという安心感があれば見切りをつけるのも自然と早くなり、テンポよく釣りあがれます。

入渓からずっと曇っていましたが、12時を過ぎて日があたり出すと再びコカゲロウのハッチがありました。ライズがあり、本物のダンを食ったのを見てすかさずフライチェンジ。18番のコンパラダンで20cmのヤマメを仕留めました!満足、満足!!

さぁ、この気持ち良い気分のまま帰ろう!この日はここから日田市内の散策に切り替えて、日田焼きそばを食べて帰途についたのでした~!

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超インドア派だった私がフライフィッシングにハマり、今では子どもたちとキャンプに行くまでになりました。のんびりペースで外遊びを楽しんでいます!

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