投稿日:2021年7月7日 | 最終更新日:2023年3月7日
本記事は一部にプロモーションを含みます
今回は、熊本県上益城郡甲佐町にあるキャンプ場「COMMON IDOE(コモンイドエ)」さんをご紹介します。
以前「井戸江峡キャンプ場」と言われていたこの場所は、2016年の熊本地震で被災し、復旧の長い道のりを経て2020年7月にリニューアルオープンされました。多くの思いを共有=COMMONできる場所を目指してスタートされたグランピングもできる人気のキャンプ場です。
キャンプ場概要
営業期間:通年営業
定休日:木曜日定休。水曜日は日帰り利用のみ(18:00まで)
営業時間:10:00〜18:00(受付は10:00〜17:00まで)
利用時間
【持込区画サイト】
チェックイン 13:00〜17:00
チェックアウト 12:00
【グランピング】
チェックイン 14:00〜17:00
チェックアウト 10:00
料金
【持込区画サイト】
2名以上3,000円/一区画
ソロ 1,500円/一区画(金・土・祝祭日前)
ソロ 1,000円/一区画(日〜水)
※一区画 8m×8mの料金
【グランピング】
2名用7,500円(2名まで)
4名用14,300円(2名まで)
大人+6,600円(1名追加毎)
小中学生+1,500円(1名追加毎)
未就学児は無料かつ人数に含めない
※グランピングは夕朝の食事付(必須)
大人・中学生 4,730円/1人
小学生お子さまセット2,200円/1人
【入場料】
1人一泊当たり
大人 500円(中学生以上)
子ども 250円(小学生)
未就学児 無料
※持込区画サイト利用の際入場料がかかります。
予約
電話もしくはインターネットから受付(3ヶ月前の1日から予約可能)
【持ち込み区画】
当日の利用も可能
キャンセル料なし
【グランピング】
原則事前予約のみ
キャンセル料は4日前から発生
駐車場:無料宿泊者専用15台(近隣の九州電力駐車場も利用可能)
車横付け:不可
電話番号:096-282-8591
公式サイト:https://idoe.camp/
住所:熊本県上益城郡甲佐町大字安平872-2
いざコモンイドエへ
国道220号線へ入り、緑川沿いを進んで行きます。
キャンプ場への曲がり口付近には、「井戸江狭キャンプ場前バス停」があり、「井戸江狭橋」を渡るとキャンプ場が見えてきます。
こちらは、熊本市内や御船IC方面から向かったルートの写真になります。矢印の方へ進むと駐車場があります。
受付
駐車場の裏手にインフォメーションがありますので、チェックインの手続きを行います。支払いは現金のみです。
サイト紹介
コモンイドエには、2種類のテントサイト(持ち込み区画サイトとグランピングサイト)があります。
持ち込み区画サイト
川沿いのサイトになります。川のせせらぎを聞きながらゆったりとした時間が過ごせるため、ソロキャンパーも多いようです。8m×8m(一区画)が10サイトあります。
区画内であれば複数張っても問題ありませんが、一区画の利用人数は10名未満(幼児以下は人数に含まない)となっています。
駐車場や受付のある場所から一段下がった場所にあり、階段を通って荷物の積み下ろしを行う必要があります。
持ち込み区画以外の通路には、スロープもあり、荷運びの際は、ワゴンをお借りすることもできます。
直火は禁止となっていますが、焚き火も楽しむことができます。薪は1束500円で購入可能です。
グランピングサイト
2名用と4名用が4張ずつ設置されています。駐車場や受付からも近い場所です。寝具、バス用品、食器、クーラーボックスなど必要な道具は備わっています。また、4名用は、AC電源常設のため、何と冷暖房機器まで付いています。
2名用、4名用ともに焚き火台(薪付き)もセットしてあります。持ち込みの焚き火台も使用可能です。こちらは2人用の焚き火台。
バス用品やコーヒーそして、この日は初夏でしたので、サーキュレーターもテント内に設置していただいていました。ライトもちゃんとあるので安心。
こちらは、参考に撮影させていただいた4人用。norDISK(ノルディスク)のテントです。
なお、グランピングでは、別料金(夕朝4,730円/1人)の食事を付けることが必須となっています。
夕食は盛りだくさん。メニューはBBQやアヒージョなどで、お子さまセットはハンバーグカレーを提供いただけるようです。
地元の精肉店で厳選されたお肉が並びます。火熾しやご飯用の鍋も食事時間に合わせて準備してくださいます。また、この日のデザートは、地元産の桃が使われた手作りムース。こだわりの美味しさをたっぷり味わえました。
朝食は、ホットサンドとインスタントのスープです。各サイトに設置されたホットサンドクッカーを使って、自分たちで作って食べます。
材料はインフォメーション横の鍵付き冷蔵ロッカーに用意されているので、自分で取りに行きます。(鍵はチェックイン時に渡されます。)
設備紹介
トイレ
インフォメーションすぐ横にあります。女子トイレは、洋式が2箇所あり、温熱便座付きです。
多目的トイレには、オムツ台も設置されています。
シャワー棟
24時間利用可能です。200円で5分利用できます。
炊事場
グランピングサイトのすぐ側にあります。洗剤やタワシも置いてあり、広くて使いやすいです。
COMMON SPACE
カフェと本屋が一体となったスペースで、夢みるくソフトクリームやクラフトビールがいただけます。店内には店主こだわりの本が並んでおり、キャンプの合間にゆったりと読書も可能。これまた素敵な時間です。
こちらはソフトクリーム。熊本県菊池市にある吉井牧場さんの濃厚な牛乳から作られています。
数種類のクラフトビールも準備されており、COMMON SPACE閉店後は、インフォメーションでも販売されています。
COMMON SHOP
地元のガレージブランドやお花屋さんなどセレクトショップが入った複合施設です。キャンプの前後や合間に寄って有意義な時間を過ごすことができます。
その他
芝生エリアの広いスペースや河川敷では、子どもたちものびのび遊ぶことができます。この日は雨上がりでしたが、川の流れは穏やかでした。初夏でしたのでクワガタとも遭遇。自然を満喫しながらカフェで快適に過ごしたり、新しいスタイルのキャンプ場です。
周囲の観光情報
街中散策
半世紀程の間、甲佐町には宿泊施設がありませんでした。しかし近年、甲佐町は街おこしに力を注いでいて、今回訪れたコモンイドエに加え、築100年以上の古民家を宿泊施設に改修した「NIPPONIA甲佐 疏水の郷」、一棟貸「宿屋kugurido」、イタリアンレストラン「trattorìa San Vito」がオープンしています。
こちらは、お邪魔したNIPPONIA。パンフレットをいただいた際、マネージャーさんに街おこしの話やおすすめスポットを教えていただきました。
HP:https://nipponiakosa.jp/
住所:熊本県上益城郡甲佐町岩下82
八角トンネル
形も構造も謎が多い、かつての産業発展を支えた「熊延鉄道」遺構です。恋人の聖地「二俣橋」のすぐ近くにあります。
HP:美里町観光サイト、熊本公式観光サイト
住所:熊本県美里町小筵
日本一の石段(釈迦院御坂遊歩道3333段石段)
昭和63年3月末に完成した熊本が全国に誇る日本一の石段です。全段登ろうとチャレンジする方が多く、毎年11月には「アタック・ザ・日本一」が開催されています。
HP:日本一の石段(釈迦院御坂遊歩道3333段石段)
住所:熊本県美里町坂本
まとめ
キャンプ場の特徴
・快適なグランピング(常設テント)と持ち込みテントによるキャンプができる。
・川のせせらぎを聞きながら豊かな自然を感じられる。
・併設された複合施設で飲食やショッピングも楽しめる。
・設備が整い、スタッフの方も常駐されているため、安心安全。
注意事項
・リード着用必須でペットの同伴可能。
・各グランピングサイトとインフォメーションにゴミ箱設置あり。
(きちんと分別されている分は引き取ってもらえる。)
・自販機や電子レンジ設置あり。
・キャンプ場内ではWi-Fiも使用可能。
・川での遊泳や直火は禁止。
魅力に感じたところ
楽しむ施設が併設され、トイレや炊事場など共有スペースも綺麗です。グランピングサイトは、設置された色んな道具に触れながら快適に野営経験ができます。道具やキャンプ経験が少ない方にもぴったりです。
気になったところ
持ち込み区画サイトは、階段があるため、荷運びが少し大変になります。ただ、そこを超えると自然を感じながらゆっくり過ごせる素敵な空間が待っています。
九州の真ん中に位置する甲佐町。その奥地にコモンイドエさんはあります。最寄りの御船ICからは約25分と各方面から訪れやすい場所です。熊本地震から少しずつ立ち上がり、復旧に関わってこられた方々の力あってアウトドアを楽しむことができているんだなぁと感じました。
新たなスタートを切ったコモンイドエさんは、キャッチフレーズである「遊んで、泊まって、共有して」を味わえるキャンプ場でした。ぜひ九州のおへそ甲佐町へ。
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