投稿日:2022年10月7日 | 最終更新日:2023年12月25日
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冬にキャンプをする際は暖かい防寒着が必須となります。様々な防寒対策がある中でも、定番なのがダウンジャケットです。しかし、ダウンジャケットと言っても様々な種類があるので、キャンプに最適なものを選ぶ必要があります。
そこで今回は、キャンプの防寒対策に持っていきたいダウンジャケットについて、選び方からおすすめアイテムまでご紹介します。
キャンプで防寒用にダウンジャケットを選ぶポイント
キャンプに持っていくダウンジャケットを選ぶ際に、注目しておきたいポイントがあります。ただ好みのアイテムを購入するのではなく、防寒性やその他の機能性、素材などもチェックしておくことが大切です。
ダウン量と中綿比率を確認する
まず、デザインが気に入ったダウンジャケットを見つけた際にはダウンの量と中綿比率を確認してみてください。保温性に直結しているのは、ダウンの量とされています。ダウンの量が多ければ多いほど保温性は高まります。
しかし、実際に着用する場合は保温性だけでなく通気性や温度調整がしやすいかどうかも重要です。保温性ばかりに気を取られすぎないように注意しましょう。
キャンプをする季節によってもダウンジャケットの選び方は異なります。例えば春や秋は日中だと比較的暖かいことも多いため、ダウンジャケットは必要ないとイメージする方も多いです。
それでも朝晩は冷え込みやすくなるため、調整しやすく持ち運びにも便利な薄手のダウンジャケットを選んでみましょう。冬になれば防寒性に優れた保温性の高いアイテムがおすすめです。
また、中綿に使用されている素材は「ダウン」と「フェザー」が一般的です。この2つの比率によっても保温性は異なります。ダウンはフェザーよりも保温性が高いため、ダウンの比率が高ければジャケット自体の保温性も高いことが分かります。
一方でフィルパワー700以上のダウンジャケットでも、中綿のダウン比率が70%であればそれだけ保温性が低下してしまうので注意が必要です。
フェザーはダウンよりも保温性が低下しますが、通気性に優れている素材です。使用する季節によってはフェザー比率の高い方が快適に過ごせます。
フィルパワーを確認する
フィルパワーとは、ダウンジャケットに対してどのくらいの羽毛を使用しているのか羽毛の体積を分かりやすくした表記です。フィルパワーの数値が高ければ高いほど、羽毛の膨らみが大きく保温性が高いことを表します。通常フィルパワー600以上であれば良質なダウンとされ、700以上となると高品質だとされています。
タウンユースであれば500~600フィルパワーでも十分ですが、冬キャンプであれば600~700フィルパワーは必要とされ、さらに極寒の冬山登山であれば800フィルパワー以上が必要だとされています。春~秋のキャンプなら500~600フィルパワーでも問題ありませんが、冬キャンプでは少なくとも600フィルパワー以上を選ぶようにしてください。
表生地の性能を確認する
ダウンジャケットの中綿素材であるダウンは、一般的に「水に弱い」とされています。ダウンは湿気を含みやすく、水分を吸ったダウンは小さくなってしまい保温性も著しく損なわれてしまいます。そのため、表生地の性能も注目したいポイントです。
表生地に撥水加工が施されている防水性能の高いダウンジャケットであれば、キャンプにも最適です。撥水加工は洗濯や使っていくごとに効果が落ちてしまうものの、防水スプレーで撥水性を復活させることもできます。
また、キャンプで焚き火をしたい場合は表生地にポリエステル素材を用いたダウンジャケットは避けてください。ポリエステルは非常に火に弱く、火の粉が当たるだけでも穴が開いてしまいます。焚き火などを楽しみたい場合には、難燃性を高めるための加工が施されたものを選びましょう。
汚れが目立ちにくい色がおすすめ
キャンプでは泥や煙、汗などによって汚れやすくなります。そのため、淡い色よりも汚れが目立ちにくい濃いめの色がおすすめです。
また、ダウンジャケットには防汚加工や洗いやすいものを選べば、より清潔に保ちやすいです。タウンユースとしても用いるのであればシンプルなデザインを選んでおくと着回しやすくなります。
キャンプで着たいおすすめダウンジャケット10選
最近では数あるアウトドアブランドから様々なダウンジャケットが登場しているので、どれを選べばいいのか分からず悩んでしまう方も多いです。そこで、キャンプで着たいおすすめのダウンジャケットをご紹介します。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ノベルティバルトロライトジャケット
THE NORTH FACEのノベルティバルトロライトジャケットは、ユニセックスで着用可能なダウンジャケットとして人気を集めています。中綿にはダウンが72%、レーヨン20%、その他の羽毛を8%使用しているので、高い保温性に優れています。
表生地も小雨程度であれば問題なく着用できる耐水性のある素材を用いており、防風性も備えています。おしゃれさと機能性を兼ね備えたアイテムです。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) マウンテンダウンジャケット
同じくTHE NORTH FACEのマウンテンダウンジャケットは、ゴアテックスを用いて防水加工を施したダウンジャケットです。ダブルフラップ仕様なので雨も浸入しにくく、フード部分のフィット感を調整できるようドローコードなども付いています。
ポケットにはファスナーも付いているので、貴重品を持ち歩く際も安心です。悪天候でもキャンプを楽しみたい方におすすめです。
mont-bell(モンベル)アルパインダウンジャケット
mont-bellのアルパインダウンジャケットは、帯電防止加工と撥水加工が施された機能性の高いアイテムです。機能性に優れていながらも385gと非常に軽量で、春~秋のキャンプでの温度調整にもおすすめです。アウターはもちろん、インナーダウンとしても使用可能なので冬キャンプにも活躍します。
mont-bell(モンベル)ライトアルパインダウン ジャケット
mont-bellのライトアルパインダウン ジャケットは、800フィルパワーで撥水加工も施されているにも関わらずコスパに優れた製品です。高品質・高性能でも2万円以下となっているので、キャンプ初心者にも手が届きやすい価格となっています。重量も312gと軽量になっているので、春・秋の持ち運び用アウターとしてもおすすめです。
Marmot(マーモット)イーズダウンジャケット
Marmotのイーズダウンジャケットは、ダウン80%フェザー20%の保温性に優れたダウンジャケットです。撥水加工も施されているので、悪天候時も安心して着用できます。スタンドカラーなので寒い時にはチャックを首元までしっかりと閉めれば、より保温性が高まります。
Snow Peak(スノーピーク) FR 2L Down
Snow PeakのFR 2L Downは、他のダウンジャケットに比べて高価にはなりますが、難燃性・防水性・防風性が揃ったトップクラスの性能を誇ります。キャンプなどのアウトドアシーン以外でも着回しやすいこだわりのデザインも魅力です。また、胸から腰にかけてファスナー開きのセキュリティポケットや、両脇のフラップ下に起毛素材を取り入れたウォームポケットなどがあり、キャンプでも活躍するダウンジャケットです。
NANGA(ナンガ) オーロラダウンジャケット
NANGAのオーロラダウンジャケットは、国内で製造されている中でも質の高いダウンとしても人気を集めています。760フィルパワーで高い保温性を持ちながら、表生地には難燃性のあるケブラを混合した素材を用いており、高品質と高性能を兼ね備えています。デザインもシンプルなのでタウンユースとしても着回せます。
NANGA×URBAN RESEARCH iD(ナンガ×アーバンリサーチiD) AURORA 3LAYER DOWN BZ
NANGA×URBAN RESEARCH iDから登場したAURORA 3LAYER DOWN BZは、キャンプにも最適な透湿性・保温性・撥水性に優れたダウンジャケットです。寒い冬でも快適に過ごせるようハンドウォーマーポケットを採用しています。また、ファッションブランドとのコラボでもあるので、デザイン性にも優れた1着となっています。
MIZUNO(ミズノ) アウトドアウエア サーモブリッド コアフレームダウンジャケット
MIZUNOのアウトドアウエア サーモブリッド コアフレームダウンジャケットは、難燃性に優れたアイテムです。難燃性のあるケブラ繊維を配合しているので、耐久性・耐熱性も高まっています。背中にはマイクロカーボンファイバーヒーターを搭載しており、バッテリーと接続してスイッチを入れれば10秒ほどで暖かくなります。
MAMMUT(マムート) メロン ライト インサレーション ジャケット
MAMMUTのメロン ライト インサレーション ジャケットは、軽量かつ撥水性に優れたダウンジャケットです。圧縮も可能なので、持ち運びにも適しています。登山などのアウトドアシーンに使えるだけでなく、季節を問わず活躍してくれる1着です。
キャンプの防寒におすすめのダウンジャケットまとめ
今回は、キャンプに持っていきたいダウンジャケットを選ぶポイントからおすすめのアイテムまで、まとめてご紹介しました。ダウンジャケットと一括りにされるものの、アイテムによって機能性が異なるため、使用する季節やシーンごとに使い分けてみてください。
ダウンジャケットは価格が高めに設定されているので、初心者であればキャンプだけでなくタウンユースでも着回せるよう、シンプルなデザインのアイテムがおすすめです。寒い冬でも防寒対策をしっかりと行い、快適なキャンプを楽しみましょう。