投稿日:2021年12月14日 | 最終更新日:2024年2月1日
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アウトドアシューズを手掛けるブランドはいくつもありますが、その中でも特に注目したいのが「DANNER(ダナー)」というブランドです。
アメリカで誕生したDANNERには「ダナーライト」というシリーズがあり、とても人気を集めています。
今回は、キャンプにも履いていきたくなるDANNERの「ダナーライト」についてその特徴や選び方、お手入れ方法なども併せてご紹介します。アウトドアシーンで足元もこだわりたい方はぜひご参考ください。
シューズメーカー「DANNER(ダナー)」とは
DANNERはチャールズ・ダナーによって1932年に創業したシューズメーカーです。
最初は仕事用ブーツを5人の職人たちと一緒に製造し、1足4ドルで売っていました。
その後、1959年にアメリカでは初となるビブラムソールを採用したシューズを作ります。このシューズが舗装されていない登山道も上りやすいと評判になり、ハイキング業界で名が知られるようになりました。
さらにDANNERは靴企業の中で初めて「ゴアテックス」という素材を採用したブランドでもあります。
キャンプで人気のブーツ「ダナーライト」の特徴
DANNERでは様々なブーツを製造・販売していますが、中でも人気を集めているのが「ダナーライト」です。
キャンプにもおすすめしたいダナーライトがどのような特徴を持っているのかご紹介しましょう。
防水性の高いゴアテックスを採用
ダナーライトの特徴として、まず「ゴアテックス」を採用していることが挙げられます。ゴアテックスとは防水性・透湿性に優れた素材です。
この素材が開発された当初はジャケットなどに使用されていましたが、シューズに採用するのは技術的に困難と言われていました。
しかし、DANNERの高い技術力でゴアテックスの採用を実現できたのです。
ゴアテックスを採用することで、防水性の高いシューズとなっています。水辺でのキャンプや雨天時でも安心して履きこなせます。
滑りにくく耐久性もあるビブラムソール
ビブラムソールとは、イタリアのVibram(ビブラム)社が開発したソールです。ビブラムは靴底を専門に取り扱う珍しいメーカーで、高品質なソールを多く手掛けています。ビブラムソールは元々登山用に開発されたということもあり、山の斜面でも踏ん張れる滑りにくさと高い耐久性を兼ね備えたソールが特徴となっています。
独自のステッチダウン製法
甲部分の革を外側に折って表板と一緒に縫い付ける技術を「ステッチダウン製法」と言います。ダナーライトではこの製法を採用し、耐久性を高めつつ靴の内部に雨が入ってしまわないようにしています。
軽くて足に馴染みやすい
アウトドアブーツは基本的に機能性・耐久性を重視しているため、他の靴に比べると重いものが多いです。
しかし、ダナーライトの場合は、見た目に反して実際に履くと軽く、足に馴染みやすいよう緻密に設計されています。そのため、長時間履いていても疲れにくいという特徴があります。
ダナーライト1・2・3の違いとは?
ダナーライトには1・2・3のモデルが登場しています。
どれも同じに見えてしまうかもしれませんが、実際には特徴に違いが見られます。どんな違いがあるのかご紹介します。
現在も購入できるダナーライト1
ダナーライト1は現行で購入できるモデルです。デザイン自体は発売当初と変わらないものの、機能性・耐久性などは時代と共に進化しています。
第2世代モデルのダナーライト2
第2世代のダナーライト2は初期モデルよりサイドのコーデュラナイロン部分の面積が減っており、より重厚感のあるデザインとなっています。残念ながら現在日本では廃盤となっており購入できません。
さらに改良されたダナーライト3
ダナーライト3は2の弱点だった「蒸れやすさ」を改善したモデルです。面積を減らしていたコーデュラナイロン部分を広げ、さらにその下の革を三枚革にしました。日本では2018年に生産を終了しており、購入することはできません。
並行輸入で2を購入できる可能性がある
DANNERの公式サイトを見てみると、日本とアメリカで商品のラインナップに違いが見られます。例えば日本のラインナップには「ダナーライトミリタリー」というモデルがありますが、アメリカの商品ラインナップにはありません。
一方、アメリカの公式サイトでは日本で生産終了したダナーライト2が現在も発売されています。そのため、通販で並行輸入すれば2も購入できます。ただし、リペアサービスを受けられない可能性があるので注意してください。
ダナーライトは復刻モデルや派生モデルも多い
ダナーライトは1・2・3以外にも復刻モデルや派生モデルも存在しています。例えば、コーデュラナイロンの部分にスウェードを採用し、より高級感が増している「DANNER LIGHT REVIVAL」や、ダナーライトよりもさらなる軽量を実現した「FEATHER LIGHT」などがあります。ダナーライト以外にも自分に合うモデルがないか、ぜひ確認してみてください。
自分に合ったダナーライトを選ぶポイント
自分に合うダナーライトを選ぶためには、サイズ感や履き心地、デザイン・カラーなどをチェックする必要があります。さらに詳しく選ぶ際のポイントを解説していきましょう。
サイズは0.5~1cm小さいものを選ぶ
ダナーライトは基本的に大きめのサイズで作られています。
また、革は使っていくうちに伸びて馴染んでいくことから、ピッタリよりも0.5~1cm小さいものを選ぶのがおすすめです。
ただし、インナーソールや厚手の靴下を使用する場合はサイズ感が異なってきます。
冬キャンプなどに履いていくことも考慮するなら、ピッタリよりも1~1.5cmほど大きめのサイズを選んでおくと安心です。実際に使用するシーンを具体的に想像しながら適切なサイズを選びましょう。
好みや服装の相性から色を選んでみる
ダナーライトは現在3色展開です。
定番カラーの「カーキ」、キャンプだけでなく都会的なコーディネートにも合わせやすい「ブラック」、独特な赤みで個性を発揮する「セダーブラウン」。
通常のファッション同様、服装との相性を考えて選ぶようにしましょう。例えばキャンプシーンで黒いコーディネートになることが多い場合は、セダーブラウンなどを取り入れるとアクセントになります。
ダナーライトを長く履くためのお手入れ方法
ダナーライトを長く愛用するなら、定期的なお手入れが必要です。
手入れをしっかりと行っておけば革製品ならではの経年変化も楽しめるでしょう。
まずは購入したらブラシを使って丁寧にブラッシングし、オイルを塗って保湿しておきます。履いた後もブラッシングをしてホコリなどの汚れを落としてください。
湿気が残った状態で保管していると、革の劣化が進んでしまいます。
風通しが良い日陰で乾かすか、乾燥材などを靴の中に入れるなどし、ドライな状態を保つようにしましょう。
革靴の表面はひび割れが発生しやすいです。ひび割れを予防するためにも定期的に革用クリームを馴染ませてください。クリームは保湿効果以外にも革への栄養効果・補色効果も期待できます。
なお、DANNERではお手入れに便利なケアセットも販売されています。革製品のケアアイテムを持っていない方はダナーライトと一緒に購入を検討してみてください。
キャンプシューズにおすすめのダナーライトまとめ
今回はキャンプシューズにもおすすめのダナーライトについてご紹介してきました。
アメリカのシューズブランド「DANNER」から発売されているダナーライトは、ゴアテックスやビブラムソールなどを採用した、機能性・耐久性に優れたブーツです。ダナーライトは武骨な見た目とは裏腹に、独自製法によって軽い履き心地を実現しています。
日本でも公式サイトからダナーライトを購入することが可能です。キャンプにダナーライトを履いていきたい方は、今回ご紹介した選び方なども参考に、自分にピッタリなサイズ・カラーをチョイスしてみてください。