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投稿日:2019年6月1日 | 最終更新日:2021年8月17日
キャンプの快適さは、レイアウトによって決まると言っても過言ではありません。割り当てられたスペースの中で、どのようにテントやタープ、コンロ、車を配置し、快適な空間に仕上げるかにかかっています。広々とレイアウトしても道具と道具の間隔が広がり、使い勝手が悪かったり、コンパクトにまとめてもごちゃごちゃして道具に足を引っかけたり倒したりしてしまうでしょう。
レイアウトの基本の「き」
基本的には、寝室の役割を果たすテント、リビングとして機能するタープ、キッチンとして使うコンロの3つを、家を建てる感覚で自分が過ごしやすいようにレイアウトするのが軸となります。動線や荷物の積み下ろしや撤収の際の運びやすさなども考慮し、キャンプに行く前に効率的なレイアウトを考えておくとよいでしょう。
テントは入り口を風上に置くと吹き飛ばされる可能性があるので入り口を風下にし、車は荷物の出し入れがしやすい場所に停め、タープは風の通りが良い場所に張るのが基本です。
タープを中心にレイアウトを決める
画像提供 : PIXTA
キャンプのレイアウトというと、まずはテントの設営を考えてしまいますが、タープを中心にしてレイアウトを決めるのが基本です。タープはリビングとして利用するため、キャンプのほとんどの時間を過ごす重要な場所です。タープの場所さえ決まれば、その他のレイアウトは自然とできあがってくるでしょう。
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また、先にタープを設置することにより、テントの設営中に雨が降ってきたときに雨宿りしたり、作業に疲れたら一休みしたりなど、効率的に作業が進められるのも利点です。タープを張るときのコツは、タープを広げてからテントを予定の位置に設置することができるか、張り綱が出入り口の邪魔にならないかなどあらかじめ確認してから行うことです。タープを張った後に気づいたら、再びペグを打ちなおすなど大掛かりな修正が必要となってしまいます。
キャンプのレイアウトとしては、天候の変化なども考えて、タープとテントは連結させてレイアウトするのが一般的です。連結の方法はタープやテントの種類によって異なります。
スタンダードな連結法
ヘキサタイプのタープをテントの入り口にかぶせる連結法です。タープがひさしとなってテントの中に雨が入り込むのを防ぎ、濡れずにテントとタープの間を行き来できるので便利です。タープの逆サイドをサブポールで持ち上げると、開放的な空間となるのも魅力でしょう。連結するのに難しい技術はいらないので、初心者のキャンパーでも挑戦しやすいレイアウトです。
ベテランに人気の小川張り
出典:Amazon
小川張りは、ヘキサタープのメインポールのたつ位置にテントを入れ込む連結法です。コンパクトな区画でも設営しやすいうえに、メインポールが邪魔にならないのでテントへの出入りがしやすいのもメリットとなります。ただし、専用のテープを使った特殊な連結方法となるため、キャンプ慣れした中級・上級キャンパーにおすすめのレイアウトです。