投稿日:2022年10月9日 | 最終更新日:2024年1月26日
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寒い時期のキャンプには暖房器具が欠かせませんが、テント内で使用すると危険を伴う場合もあります。
もしテント内で暖房器具を使用するのであれば、火気を使用しない暖房器具を使ってみるのもおすすめです。
今回は、火気を使用しないおすすめの暖房器具とテント内で暖房器具を使う際の注意点を解説していきます。冬キャンプを計画されている方はぜひ参考にしてみてください。
火気を使用する暖房器具の注意点
テント内で石油ストーブや薪ストーブなど、火気を使用する暖房器具を用いる方も多いですが、使用する際には十分な注意が必要です。特に火気を使用する暖房器具で見られるリスクは火災、火傷、一酸化炭素中毒が挙げられます。
火災
テント内に石油ストーブや薪ストーブを持ち込むことで火災に発展する可能性があります。特に薪ストーブは製品自体が高温になりやすく、テントが近いと発火する恐れがあります。
ストーブを使用する場合はストーブガードや不燃焼版を設置して地面への引火を防いだり、周辺に物を置かないようにしたり、寝る時は暖房器具を消したりするなど、様々な工夫が必要です。また、万が一ストーブが倒れて発火につながってもすぐ対処できるよう、水の入ったペットボトルやバケツを準備しておきましょう。
火傷
薪ストーブや石油ストーブを使っている最中に誤って触れてしまうと、火傷をしてしまう危険性があります。特に子どもと一緒にキャンプをする場合は十分に注意しなくてはなりません。暖房器具へ近づきすぎないためにもストーブガードの使用をおすすめします。
一酸化炭素中毒
テントにはベンチレーションが備わっていて換気できるものもありますが、暖房器具を使用することで一酸化炭素中毒を引き起こす可能性もあります。特に注意したいのが薪ストーブの使用です。
薪ストーブの煙突が煤だらけになっていると、外に排出されるはずの一酸化炭素がテント内に溜まってしまいます。一酸化炭素中毒を防ぐためにも、薪ストーブを使用する場合は必ず煙突の掃除を行うようにしましょう。
テント内での使用におすすめの暖房器具
テント内でも安全に使えるよう、火気を使用しない暖房器具を活用してみましょう。特におすすめの暖房器具をご紹介していきます。
電気カーペットや電気毛布
電気カーペットは底冷えを防いで体温が低下しないようにしてくれます。また、電気毛布があれば就寝時やテント内が寒くても暖を取ることが可能です。キャンプサイトに電源がなくてもポータブル電源を持ち込めば問題なく使用できます。
ただし、ポータブル電源は寒さに弱いため充電の減りが早くなる恐れもあります。それでも電気カーペットや電気毛布の中には節電タイプも販売されているため、不安な方は節電タイプを選んでみてください。
小型セラミックヒーター
電源を確保できる場合は小型のセミラックヒーターもおすすめです。火を使わなくてもテント内を暖めることができます。小型なら持ち運びしやすく消費電力も抑えられるため、キャンプに使用したい場合は小型のセラミックヒーターを選ぶようにしましょう。
ただし、セラミックヒーターでも火災や火傷、漏電が起きてしまう可能性はあります。取り扱いには十分に注意しましょう。
湯たんぽ
お湯を入れるだけで使える湯たんぽも、安全に使用できるおすすめの暖房器具です。湯たんぽは小さいものよりも大きい方が暖かさも持続しやすくなります。
また、素材ごとに使いやすさ・保温の持続性などが異なります。例えば昔ながらの金属製はすぐに本体も温まりますが、逆に熱すぎて火傷をする危険性があります。耐熱性のあるプラスチック製の湯たんぽは軽くて使いやすいのがポイントですが、その代わり保温性はやや劣ります。
素材の特性に合わせて、自身のキャンプに使いやすい湯たんぽを選んでみましょう。
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