投稿日:2022年10月9日 | 最終更新日:2025年2月18日
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寒い時期のキャンプには暖房器具が欠かせませんが、テント内で使用すると危険を伴う場合もあります。
もしテント内で暖房器具を使用するのであれば、火気を使用しない暖房器具を使ってみるのもおすすめです。
今回は、火気を使用しないおすすめの暖房器具とテント内で暖房器具を使う際の注意点を解説していきます。冬キャンプを計画されている方はぜひ参考にしてみてください。
火気を使用する暖房器具の注意点


テント内で石油ストーブや薪ストーブなど、火気を使用する暖房器具を用いる方も多いですが、使用する際には十分な注意が必要です。特に火気を使用する暖房器具で見られるリスクは火災、火傷、一酸化炭素中毒が挙げられます。
火災
テント内に石油ストーブや薪ストーブを持ち込むことで火災に発展する可能性があります。特に薪ストーブは製品自体が高温になりやすく、テントが近いと発火する恐れがあります。
ストーブを使用する場合はストーブガードや不燃焼版を設置して地面への引火を防いだり、周辺に物を置かないようにしたり、寝る時は暖房器具を消したりするなど、様々な工夫が必要です。また、万が一ストーブが倒れて発火につながってもすぐ対処できるよう、水の入ったペットボトルやバケツを準備しておきましょう。
火傷
薪ストーブや石油ストーブを使っている最中に誤って触れてしまうと、火傷をしてしまう危険性があります。特に子どもと一緒にキャンプをする場合は十分に注意しなくてはなりません。暖房器具へ近づきすぎないためにもストーブガードの使用をおすすめします。
一酸化炭素中毒
テントにはベンチレーションが備わっていて換気できるものもありますが、暖房器具を使用することで一酸化炭素中毒を引き起こす可能性もあります。特に注意したいのが薪ストーブの使用です。
薪ストーブの煙突が煤だらけになっていると、外に排出されるはずの一酸化炭素がテント内に溜まってしまいます。一酸化炭素中毒を防ぐためにも、薪ストーブを使用する場合は必ず煙突の掃除を行うようにしましょう。
テント内での使用におすすめの暖房器具


テント内でも安全に使えるよう、火気を使用しない暖房器具を活用してみましょう。特におすすめの暖房器具をご紹介していきます。
電気カーペットや電気毛布


電気カーペットは底冷えを防いで体温が低下しないようにしてくれます。また、電気毛布があれば就寝時やテント内が寒くても暖を取ることが可能です。キャンプサイトに電源がなくてもポータブル電源を持ち込めば問題なく使用できます。
ただし、ポータブル電源は寒さに弱いため充電の減りが早くなる恐れもあります。それでも電気カーペットや電気毛布の中には節電タイプも販売されているため、不安な方は節電タイプを選んでみてください。
小型セラミックヒーター
電源を確保できる場合は小型のセミラックヒーターもおすすめです。火を使わなくてもテント内を暖めることができます。小型なら持ち運びしやすく消費電力も抑えられるため、キャンプに使用したい場合は小型のセラミックヒーターを選ぶようにしましょう。
ただし、セラミックヒーターでも火災や火傷、漏電が起きてしまう可能性はあります。取り扱いには十分に注意しましょう。
湯たんぽ
お湯を入れるだけで使える湯たんぽも、安全に使用できるおすすめの暖房器具です。湯たんぽは小さいものよりも大きい方が暖かさも持続しやすくなります。
また、素材ごとに使いやすさ・保温の持続性などが異なります。例えば昔ながらの金属製はすぐに本体も温まりますが、逆に熱すぎて火傷をする危険性があります。耐熱性のあるプラスチック製の湯たんぽは軽くて使いやすいのがポイントですが、その代わり保温性はやや劣ります。
素材の特性に合わせて、自身のキャンプに使いやすい湯たんぽを選んでみましょう。
テント内を暖めるおすすめ暖房器具9選
冬キャンプをより快適なものにするために、テント内を暖めてくれる暖房器具は必要です。現在、各メーカーから様々な暖房器具が発売されているため、その中でもおすすめのアイテムを9個ご紹介します。
山善 空気をきれいにするホットカーペット-小さくたためるタイプ-
山善の空気をキレイにするホットカーペットは、小さくたためて持ち運びにも便利なアイテムです。5段階の温度調節機能や暖房面の切り替え機能も備わっています。また、電源を入れてから6時間が経過すると自動的に運転をオフにしてくれるので、万が一電源を切り忘れても安心です。
サイズは縦176cm×横176cmの2畳サイズで、消費電力は520Wです。キャンプシーンはもちろん、普段の生活にも活用しやすくなっています。
アイリスオーヤマ ごろ寝マット


アイリスオーヤマのごろ寝マットはサイズが170×80cmの1人用にピッタリなホットマットです。肌触りの良いフランネル素材を採用し、温度調節も弱から強まで無段階で調節が可能になっています。
素材が柔らかく簡単に折りたためるので、持ち運びや収納に便利です。また、使用後はコネクターを取り外すことで丸ごと手洗いできるようになっています。清潔に保ちたい方におすすめです。
広電 電気カーペット カバーセット 1畳相当スクエア
広電の電気カーペット カバーセット 1畳相当スクエアは、その名の通り約1畳分のサイズで使用できるホットカーペットです。温度は弱・中・強の3種類で調節できます。
ナチュラルなデザインのマイヤー調カバーが同梱されており、テント内にオシャレな雰囲気をプラスすることもできます。また、カバー自体は洗濯ネットを使用すれば洗濯機で丸洗いしても問題ありません。
Meilly Hoomi 電気掛け敷き毛布


Meilly Hoomiの電気掛け敷き毛布は、140cm×80cmと大判サイズの電気掛け敷き毛布です。シープボア素材を採用することで、ふかふかな肌触りを実現しています。4組のボタンが備わっており、首にかけたり腰に巻いたりすることも可能です。
さらに毛布にはポケットが付いていて、そこにモバイルバッテリーを入れておくことで近くに電源がなくても使えるようになっています。電流保護装置も備わっており、温度が上がりすぎると自動的に停止してくれるので安心して使えるアイテムです。
LIFEJOY(ライフジョイ) 洗える フランネル電気敷き毛布
LIFEJOYの洗える フランネル電気敷き毛布は、柔らかいフランネル素材を使っていて触り心地が良い電気敷き毛布です。弱・中・強の3段階で温度調節でき、強はダニ退治にも使える温度まで上昇できます。また、家庭用の洗濯機で洗えるので清潔さを維持しやすいです。
LIFEJOYが販売する電気毛布はすべて「Sマーク」という電気製品の第三者認証制度を取得しているため、安全に使用できるのも魅力です。
マルカ ステンレス湯たんぽセット
マルカのステンレス湯たんぽは、錆びにくく長期間使えるのが特徴です。IHでも直火でも再加熱でき、お湯が注ぎやすいように注ぎ口が広めに作られています。
夏には湯たんぽの中に氷を入れて使うこともできます。また、湯たんぽ専用の袋も付属されるため、持ち運びしやすいのもポイントの1つです。
CLO’Z(クロッツ) やわらか湯たんぽ たまご型タイプ
CLO’Zのやわらか湯たんぽは、シンプルでリーズナブルな価格が魅力の湯たんぽです。ウェットスーツ専門メーカーがこだわって開発した製品で、肌触りが良く断熱性・保温性にも優れています。布団の中だと5~9時間ほど持続されます。
また、生地の中にあえて気泡を作ることにより、カバーなしで湯たんぽを使っても低温火傷がしにくいよう工夫されています。ただし、就寝する際は安全のためにタオルなどで包んで使用しましょう。
KEYNICE(キーナイス) 首振り セラミックヒーター 速暖 コンパクト ブラック


KEYNICEの首振りセラミックヒーターは、コンパクトタイプのセラミックヒーターで、スイッチを入れれば約2秒で温風が出てきます。自動首振り機能も備わっているため、テント内をくまなく温めてくれるのも魅力の1つです。また、自然風モード・中温風モード・高温風モードの3種類に切り替えられ、高温から中温に切り替えるだけでも無駄な電力をセーブできます。
PSE認証も取得したこちらのセラミックヒーターは、万が一転倒しても自動で電源がオフになる安全機能も備わっています。子どもと一緒にキャンプを楽しみたい方にもおすすめです。
DeLonghi(デロンギ) セラミックファンヒーター
DeLonghiのセラミックファンヒーターは首振り機能付きの小型セラミックヒーターです。熱源には混合ヒーティングエレメントが採用され、素早く足元などを暖めてくれます。
ヒーターをオフにした状態でも使用でき、サーキュレーターとして使用したい場合にもおすすめです。また、背面にはフィルターが備わっておりホコリの侵入を防いでくれるため、清潔で暖かい空気を送り出してくれます。
テント内で使える暖房器具とともに冬キャンプを楽しもう
不慣れなままでテント内で薪ストーブや石油ストーブなどを使用すると、予期せぬ事故につながる危険性があります。
電気カーペットや電気毛布、湯たんぽ、小型セラミックヒーターは、火気を使わず安全に使用できる暖房器具なので安心です。
今回ご紹介したおすすめのアイテムも参考にしつつ、冬キャンプにぜひ取り入れてみてください。