注目度の高い「パップテント」の魅力とは?選び方・おすすめアイテムもご紹介

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キャンプに欠かせないテントは、数多くのメーカーから様々な形やデザインのものが登場しています。中でも、最近ソロキャンパーから人気を集めているのがミリタリー発祥の「パップテント」です。

今回はそんなパップテントについて、特徴や由来から注目されている理由、選ぶポイント、おすすめのアイテムまでを併せてご紹介していきます。今後ソロキャンプを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

パップテントとは?

出典:PIXTA

パップテントとは、元々軍隊で使用されていた軍幕テントです。様々な国の軍隊で用いられていますが、主にアメリカの軍隊でパップテントと呼ばれています。

パップテントと呼ばれている理由は諸説ありますが、設営の手軽さや携帯性に優れている点から犬小屋のようだということで、「Pup Tent」=子犬のテントと呼ぶようになったとされています。他にもハーフシェルターと呼ばれることがあります。

パップテントが注目されている理由

元々軍隊で用いられていたものなので、一般的に流通するテントとは違い希少性が高く入手方法も限られていました。しかし、最近では注目され始めてきたこともあって、各メーカーからパップテント風のアイテムが発売されています。なぜパップテントが注目され始めてきているのか、理由を解説していきましょう。

ミリタリーな雰囲気でオシャレ

元々軍用だったことから、一般的なレジャー用テントにはないミリタリーな雰囲気があります。また、軍用なので非常にシンプルなデザインです。

無骨なイメージもオシャレさを際立たせています。シンプルさとオシャレなヴィンテージ感が、多くのキャンパーに注目されている理由の1つです。

耐久性の高い丈夫な素材

基本的に耐久性の高い丈夫な素材を用いています。雨風に強いだけでなく、難燃性であることからテントの近くでも焚き火を楽しめるのです。また、耐久性に優れたコットン製が多く、使い込めばその分ヴィンテージ感が増します。

初心者でも設営がしやすい

パップテントの元となった軍幕は軍隊での使用を想定されていて、素早く設営・撤収できるようになっています。
そのため、パップテントは初心者でも設営しやすい設計です。基本的に設営で必要となるものは最低限で、幕とポールが2本、さらにロープのみで設営できます。

コンパクトで持ち運びしやすい

出典:PIXTA

非常にシンプルな構造となっているので、コンパクトに収納することも可能です。持ち運ぶ荷物が多くなりやすいキャンプにも最適です。他にも、コンパクトさからツーリング時に用いるキャンパーも増えてきています。

自分流にカスタマイズしやすい

パップテントの魅力は、自分流にカスタマイズしやすい点も挙げられます。シンプルな構造だからこそ、カスタマイズもできるようになっているのです。

床は地面のままなので、奥にコットを入れて使用するのもおすすめです。他にも、ヴィンテージ感のあるランタンやテーブル、チェアなどを使えば無骨ながらもオシャレな雰囲気を演出できます。

パップテントを選ぶ時のポイント

出典:PIXTA

パップテントはデザインがシンプルだからこそ、自在にアレンジできる魅力があります。続いては、商品を選ぶ時のポイントを解説していきましょう。

サイズ

サイズは基本1~2人用(幅180cm×高さ110cmほど)となっています。各メーカーから販売されているアイテムの中には複数人で使用できるモデルもあるので、使用人数に合わせて適切なサイズを選んでみてください。

素材

パップテントは耐久性に優れた素材を用いて作られていて、特に多いのはポリエステル製・ナイロン製・コットン製の3種類です。いずれもメリット・デメリットがあるため、どのように使用したいかによって素材を選びましょう。

ポリエステル製は防水性が高く、悪天候時にも快適にキャンプができます。さらに、耐久性も高いです。一方で、火に弱い素材であることから近くで焚き火をする際には注意が必要です。

ナイロン製は、ポリエステル製に比べて耐久性が劣りますが、非常に軽量で持ち運びに便利なタイプです。防水性もあり、水分を吸収しても早く乾いてくれるので小雨程度であれば問題なく使用できます。ポリエステル製と同じく火に弱い性質を持っていることから、焚き火などを近くで行わないようにしてください。

コットン製は、耐熱性の高い素材となっているのでテントの近くで焚き火をしたい場合におすすめの素材です。通気性にも優れているので、年中快適に過ごしやすい素材でもあります。ただし、耐水性が低く悪天候時には雨漏りすることや、雨後の処理が大変なことから天候に気を付けて使用する必要があります。

最近では、ポリエステルとコットンを合わせたポリコットン製などもあり、耐水性・耐熱性を兼ね備えたパップテントが登場しています。用途に合わせて好みの素材を選んでみてください。

価格

軍で実際に使用されていたパップテントは、通常ではなかなか入手しにくくオークションなどで中古品を購入する必要があります。作られた年代や希少性などから価格にはばらつきが出てしまいます。しかし、最近では各メーカーからパップテントが登場していることから以前よりも入手しやすくお財布にも優しくなっています。

価格は2万円~5万円ほどが相場となっています。サイズや素材によって価格が変動するため、使用人数や用途に応じて選んでみてください。

機能性

パップテント自体は非常にシンプルな構造となっていますが、より快適に過ごしやすくするためにスカートやインナー、シートが付属しているものも登場しています。

例えばメッシュ素材でできたインナーテントを組み合わせれば虫の侵入を防げます。フライシートにスカートが付いていれば保温性も高まり、泥はねや雨水の浸入も防いでくれます。

ただし付属品がない場合でも、後から自分で別の製品を付け足すことも可能なので、スカートやインナー、シートなどが付属したものを選ばなくても問題ありません。付属品をどのようにするかも考慮しつつ、最適なアイテムを選びましょう。

キャンプでおすすめのパップテント5選

シンプルなパップテントは自在にアレンジできる魅力もあります。ここからは、特におすすめのパップテントを5つご紹介していきます。

FIELDOOR(フィールドア) パップテント TC 320

FIELDOORのパップテントTC 320は、遮光性・耐久性・難燃性に優れたTC素材を採用しています。難燃性があるので、近くで焚き火を楽しみたい方におすすめです。また、ポールが二又になっていることからデッドスペースが少なくなっています。

また、FIELDOORのパップテントにはインナーテントが付属しています。吊り下げ式のインナーテントなので、初心者でも簡単に設営可能です。

アウトドアフィールドや天候に合わせてレイアウトを自由に変えられるよう、両サイドパネルの開閉もできます。他にもスカートが付いていたり、ダブルジッパー採用で高い換気性を持っていたりするなど、機能性にも優れています。

FIELDOOR パップテント320 【T/C カーキ】 ポリコットン 軍幕 二又ポール インナーテント付属 吊り下げ式 スカート付 ミリタリー ソロ ソロテント 焚火 難燃 遮光 撥水
FIELDOOR(フィールドア)

BUNDOK(バンドック) ソロベース BDK-79TC

BUNDOK ソロベース BDK-79TCは、ポリエステルとコットンを合わせたポリコットン生地を採用している水と汚れに強いパップテントです。通気性にも優れていることから結露が発生しにくいという特徴があります。さらに、火の粉が当たっても燃えにくくなっているので、近くで焚き火を楽しみたい方にもおすすめです。

ポールを4分割にできるので、コンパクトに収納可能です。付属しているインナーはメッシュ素材となっているので、暑い季節でも快適に過ごせます。サブポールも2本付いているので、日除けスペースも設置できます。

CAPTAINSTAG(キャプテンスタッグ) トレッカー キャンプベースソロUV

CAPTAINSTAGのトレッカー キャンプベースソロUVは、フライの側面部分に荷物室と出入口を兼ね備えたパップテントです。付属しているインナーテントは設営が簡単な吊り下げ式となっています。インナーテントの前面だけでなく後面にも出入口があるので、どこからでも出入りしやすい特徴を持っています。

天井部分にはフックが付いているので、ライトや衣類などを吊るしておくことも可能です。機能性に優れ、居住性が高く快適に過ごしやすいパップテントを探している方にも適しています。

tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) サーカス720VC

tent-Mark DESIGNSのサーカス720VCは、コットン60%ポリエステル40%のVC生地を採用した遮光性・保温性ともに優れたパップテントです。別売りのインナーを付けると2~3人用の2ルームシェルターとしても活用できます。

インナーなしのシェルター内にはポールがないので、テント内で動きやすく荷物も置きやすい構造です。広々としているだけでなく、アレンジも自在にできるので用途や人数に応じて活用できます。

テンマクデザイン サーカス 720VC
tent-Mark DESIGNS

Soomloom(スームルーム) ミリタリーテント

Soomloomのミリタリーテントは、ポリコットン素材を用いた耐水性・耐熱性・遮光性に優れた1人用パップテントです。機能性に優れたパップテントなので、悪天候時やどの季節にも対応できるようになっています。

メッシュインナーは吊り下げ式で設営も簡単になっています。インナーの天井にはフックが付いていたり、小物入れポケットが付いていたりするので、使い勝手の良いパップテントと言えます。さらに、テント裾が付いているので防風・防雨性にも優れています。

パップテントにいざチャレンジ!

出典:PIXTA

今回は、ソロキャンパーから注目を集めているパップテントについてご紹介してきました。元々軍隊で用いられていたテントであることから、非常にシンプルでアレンジしやすい特徴を持っています。最近ではパップテント風のアイテムも多数登場しているので、自分好みのキャンプをしたい時にはぜひ購入を検討してみてください。

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この記事を書いた人 TAKIBI編集部

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