自作ランタンケースの作り方(手順2~6)
〈手順2〉ケース本体になる桐集成材をカット
本記事は一部にプロモーションを含みます
丸のこを使って、ランタンケースの本体になる素材をカットしていきます。
桐集成材は軽く、加工もしやすいのでDIYにはおすすめの木材です。
今回は厚み18mmのものを使用しています。
単純に箱を作るのでこのように前後と側面用の板を4枚、天板と底板になる板を1枚ずつ切り出しました。
今回のようなランタンの形状の場合、横幅としてはハンドル部分が最大値になりますので、そのサイズに横幅は合わせました。
〈切り出した寸法〉
・前後用 横235×縦370mm 2枚
・側面用 横200×縦350mm 2枚
・天板 横235×縦235mm 1枚
・底板 横235×縦200mm 1枚
カットした木材は全てサンダーでヤスリがけをしておきましょう。
塗料がのりやすくなります。
また、角も少し丸みを帯びるぐらいに削っておきましょう。
ケガなどを防止するためです。
箱の組み方は自由だと思いますが、私はこのように組んでみました。
板自体の厚みやどう組むかによってカットするサイズが変わってきますので、最初の寸法や設計図はしっかりやっておいたほうがいいです。
〈手順3〉正面の窓部分をくり抜く
正面の板を決めたら、このようにガラス張風になる部分をくり抜きます。
この大きさは好みですが、ある程度全体が見えたほうが個人的には好きだったのでこれぐらいの大きさにくり抜きました。
また、正面は横開きに開閉するようにしたいので上下で合わせて2mmほど隙間を作っておきましょう。
ぴったりだと扉が干渉して開かなくなってしまいます。
ちなみに窓部分のくり抜き方法は、まずドリルで適当に穴をあけ、そこにジグソーの歯を入れてくり抜きました。
〈手順4〉樹脂版と木枠をカットしてガラス張風ドアを作る
まずはサンデーPET樹脂版を窓部分の大きさに合わせてカットしていきます。
本体とはボンドで貼り付けるので、のりしろ分だけ大きめにカットしましょう。
今回2mmの厚みの樹脂版なので本来はアクリカッターという専用のカッターなどがあるのですが、普通のカッターである程度切れ目を入れてから、ペンチで切れ目にテンションをかければキレイに割れました。
杉の6×19mmの木材はカットした樹脂版の縁に貼り付けるのでそのサイズでカットし、セリアで購入した水性ニスのウォールナットというカラーで着色しました。
樹脂版をゴリラボンドで窓部分の桐集成材に貼り付け、その上からフレームとなる杉をこれもゴリラボンドで貼り付けます。
ゴリラボンドは通常の木工ボンドなどより接着力が強く、多用途で使えるのでおすすめです。
〈手順5〉側面のボコボコ穴の加工
側面のボコボコ穴をあけていきます。
使用したのはこのボアビットという工具です。
綿半で2,838円で購入しました。
サイズが5種類あったので、あえてランダムに大きさの違う穴をあけて、ランタンケースからの光のこぼれ具合を遊んでみようと思いました。
使い方はシンプルでインパクトドライバーに取り付け、垂直に押し当てるように使います。
キレイな丸い穴をあけたいときはボアビットが便利です。
〈手順6〉本体パーツを塗装します
本体のパーツをセリアで購入した水性ニスのライトオークで塗装します。
塗装は木目に沿って塗るのがコツです。
一度乾燥させてから二度塗りすると、よりキレイに色が入ります。