快適キャンプの立役者『タープポール』 選ぶポイントからおすすめまで解説!

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タープはキャンプにおいて快適なリビング空間を作る時に必須のギアです。
しかし、タープポールといってもたくさんの種類があり、製品ごとに使用している素材や形状、機能面が異なります。

また、選び方もメインに使うのか、サブに使うのかによって変わってきます。何を基準に選べばいいのか分からない…と悩んでいる方も多いので、今回はタープポールの選び方からおすすめまでご紹介します。キャンプに向けてタープを用意したいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

タープポールを選ぶポイント

タープポールを選ぶポイント
出典:PIXTA

タープを買えば設営に必要不可欠なポールも付属していると思っている方も多いはずです。
しかし、実は本体のみで、ポールやペグが付属していないことも多々あります。
その場合は別途用意しなくてはなりません。

そんな時、タープポールを選ぶ基準を覚えておくと、たくさんある商品の中からスムーズに選べるようになります。

タープポールが必要な本数を確認する

タープポールが必要な本数を確認する
出典:PIXTA

タープポールを選ぶ前に、まずは何本必要なのか確認してください。
1本だけの製品もあれば数本セットになった製品もあります。

タープにはレクタ・ヘキサ・ウィングなど形状が色々あるので、それに合わせて必要本数は異なります。
そのため、本体が決まった時点で必要本数を確認しておくと良いです。

さらにレイアウトによって本数は変わり、数を増やすほど下の空間を広くさせることも可能です。

一般的なレイアウトであるレクタやウィングタイプのヘキサであれば、メインポール2本とサブポール2~4本を用意しておくと、幅広いレイアウトに対応できます。

メインとサブごとに適切なサイズ・太さを選ぶ

タープポールは、メインポールとサブポールの2種類に大別されます。
それぞれ役割が異なるので、メインとサブどちらに使うのかも考えて商品を選ぶようにしてください。

メインポールの場合

メインポールの場合
出典:PIXTA

メインポールは本体を支えるための支柱となります。
そのため、本体の重さや悪天候に耐え、強めに張っても壊れない強度が求められます。

特に大型のタープになると風の影響を受けやすいので、直径25mm以上の太めのポールを選びましょう。

また、メインポールの長さによって天井の高さが決まります。
立ち上がった時も天井と頭がぶつかりにくい余裕のある高さが理想的で、身長に100~110cm程プラスした長さを選ぶと良いです。

立ち作業が少ない場合は短めのポールでも大丈夫ですが、座った状態で圧迫感のない高さで設営できる長さのポールを選んでください。

サブポールの場合

サブポールはより開放感のある空間にするためにタープを広げたり、雨を流しやすくするために傾斜させたりなど、レイアウトに応じて必要です。

太さは16mm程度が目安で、メインポールより細くても問題ありません。

サブポール選びで重視したいのは長さです。
出入り口の高さがサブポールの長さとなる場合、出入りしやすい高さを考慮して選んでください。

身長と大体同じ高さに合わせると出入りしやすく、開放的な空間になります。

屋根の傾斜を調整できないタープの場合、屋根に水が溜まりやすくなります。
雨だまりを防止するには、屋根を傾斜して設営する必要があります。

傾斜させたい場合、メインポールとサブポールの長さに差をつけるようにしましょう。

その際、長さを自在に調節できるサブポールがあると便利です。

素材ごとの強度や価格を確認する

素材ごとの強度や価格を確認する
出典:PIXTA

タープポールに使われる主な素材はスチール・アルミ・木製の3種類です。
素材ごとに強度や機能、価格面に違いがあります。強度と価格のバランスを見て選んでみましょう。

スチール製

スチール製は耐久性が高いのでメインポールに適しています。価格もリーズナブルなので、初心者も安心して使用できます。

その一方で重量があり、錆びやすい素材であることがデメリットです。雨の日の使用には向かず、もし濡れてしまった場合にはしっかり乾かすようにしてください。

アルミ製

アルミ製はスチール製と比べて軽く、錆びにくい特徴があります。
その代わり、強度はスチール製に比べて劣るので注意してください。

別の金属を含んだアルミ合金だと、アルミ特有の軽いメリットを残しつつ耐久性が強化されているのでおすすめです。

木製

木を使っているので自然に溶け込むように設営できるタープポールです。
ナチュラルな見た目にこだわりたい人や、他の人とは違うアイテムを選びたい人に向いています。

金属製と同じく耐久性に優れていますが、水分を吸いやすいので雨の日には向きません。
また、重量がそれなりにあるので、軽さを重視したい時は他の素材を選んだ方が良いでしょう。

長さ調節できるタープポールの構造を確認する

タープポールは長さ調節ができる商品も多くあります。
メインポールを自分よりも身長の高い人に合わせたい時や、サブポールの長さを変えたい時に調節できるタイプだと非常に便利です。

長さ調節のできるものは商品ごとに構造が異なり、使い勝手も違ってきます。
主に4つの構造があるので、それぞれの特徴をご紹介しましょう。

スライド式

ポールをひねることで長さ調節できるタイプです。
タープを張った状態でも長さ調節が簡単にできるので、急な天候の変化にも対応しやすいことがメリットです。
また、長さもミリ単位で自在に調整できます。

最大サイズに気を付ければ、特に長さの成約を受けないので様々な種類にも使用できます。
最小サイズが他と比べて長くなるので、収納性にやや欠ける点がデメリットになります。

プッシュボタン式

ポールの抜き差しで連結と分解ができ、連結する本数の増減で簡単に長さ調節できるタイプです。
ポールをコンパクトにできるので、持ち運びやすさに優れています。

また、連結箇所はボタンでしっかり固定されるので、設営時に外れる心配もなく安心です。
連結するポールの長さが短いものほど微調整しやすくなりますが、その代わり連結に手間がかかることはデメリットです。

プッシュアップ式

プッシュアップ式は、スライド式とプッシュボタン式を組み合わせたようなタープポールです。
先端部分はボタンを押しながらスライドさせることで、好みの長さに調節できます。

下部はプッシュボタンと同じくポールの連結で調節可能です。プッシュボタン式よりも微調整がしやすく、スライド式よりもコンパクト性に優れています。

ジョイント式

複数のパーツを1個1個つなげて1本のポールを作っていくタイプです。シンプルな構造でありながら、他のタイプと比べて強度は高くなります。

ジョイント式の中にはショックコードを内蔵している商品もあります。
ポール同士が内蔵されるショックコードにより連結されているので、素早く接続でき、さらにパーツの紛失リスクも避けられるので便利です。

しかし、ジョイント式は先端部分しか長さ調節ができないため、調節範囲は他のタイプよりも小さめです。
大きなサイズ調節が不要な場合に向いています。

収納した時の持ち運びやすさも確認する

収納した時の持ち運びやすさも確認する
出典:PIXTA

キャンプではたくさんの荷物を持っていくことになるので、タープポールの収納性・持ち運びのしやすさも確認しておきましょう。
車やバイクの載積量には限界があるので、かさばりにくく、なるべく軽いものを選ぶと持ち運びに便利です。

また、専用の収納ケースが付属してある商品だと便利です。
収納ケースに入れておけば荷物が混ざってしまう心配もなく、設営に必要なものだけをまとめられるのでスムーズに作業ができます。

次のページ:いよいよおすすめのタープポールが登場!

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