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投稿日:2019年5月10日 | 最終更新日:2021年8月17日
アウトドアファンのみならず、家庭料理の範囲でもスモークした食材が人気を呼んでいます。特に燻製器(スモーカー)を使うことで本格的に作ることができます。簡易的なものからアウトドアユースのものまで魅力的な燻製器をご紹介します。
燻製器(スモーカー)の魅力
家庭や室内でもスモークが作れるの?
家の中が煙だらけになりそう、煙で家が変色しそう、その前に火災報知器が反応しそうと燻製を室内で作ることに対しマイナスイメージを持っている方も少なくありません。けれど、家の中でもスモークを作ることができます。煙が出ないタイプのロースタータイプの燻製器がありますし、わずかな煙の量でスモークができる家庭向けのスモーカーも販売されています。IHクッキングヒーター仕様のスモーカーも販売されていますので、利用してはいかがでしょうか。おうちにある材料を使い、わずかな時間で作ることができるスモークは、いつもの食事の内容をグレードアップすることができますし。ワインをメインとした家飲み会をさらに楽しむことができるはずです。
3つの燻煙法 で多彩なスモークの味わいを楽しもう
スモーク(燻製)はヒッコリーやオークなどの木片を熱して出てきた煙を食材にまとわせたものです。保存性を高めるとともに、その風味や触感を楽しめる食べ物として知られています。単純に「いぶす」ものではなく、スモークには「熱燻法(ねっくん法)」「温燻法(おんくん法)」「冷燻法(れいくん法)」3つの作り方が存在しています。燻製の仕方を変えるだけで、それぞれ風味が違う燻製に仕上がります。私たちが行う一番ポピュラーなスモークの方法は「温燻法」です。天候や外気温にとらわれることなく手軽に始めることができる方法です。ソーセージやベーコン、スモークチーズなどが温燻法で作ることができる食べ物です。家やアウトドアでも気軽に作ることができますよ。
画像提供|PIXTA
燻煙材にこだわろう
単純に「煙を食材にまとわせる」ことがスモークではありません。その煙の香りを食材に移すことも大切なプロセスの一つです。煙を出す燻煙材(スモークチップ)と呼ばれる木材にもこだわりましょう。オークやヒッコリー、サクラ、ナラなどさまざまな木材で作られた燻煙材があります。「煙の香り」の中でも微妙に異なりますし、食材との相性によって色づきが濃くなるほか、深みのある味わいに変わることもあります。肉と相性が良いもの、魚など短時間の燻製に相性が良いものなどもあるので、いくつかそろえておくとおいしい燻製作りが続けられます。中には「ウイスキーオーク」などと呼ばれる、洋酒を醸造した際に使われた樽木の廃材から作られた燻煙材もあるので、試してみてはいかがでしょうか。
燻製器の使い方 &ワンポイントアドバイス
燻製は家の中でもアウトドアでも作ることができます。燻製の失敗として、「家の中に煙の臭いが残ってしまう」「煙が出すぎて周囲に迷惑をかけてしまう」ということが挙げられます。適切な燻製器を選ぶこと、適温をきちんと見極めてスモークを作ることが大切です。説明書に記載された燻製器の使い方とスモークチップの適量を守ることで簡単においしいスモークが出来上がります。おいしい燻製を作るためには、食材の下ごしらえも大切です。単純に「いぶせばおいしい燻製ができる」ものではありません。肉や魚などは、ソミュール液につけたのち水分を抜いたほうがおいしく仕上がりますし、生の良さを引き出したい場合には、冷燻法を選ぶことが大切です。このようなマッチングも必要です。