本記事は一部にプロモーションを含みます
投稿日:2019年5月18日 | 最終更新日:2021年8月17日
キャンプには欠かせない「火器」その中でも代表例はバーナーですね。焚火やバーベキューコンロを利用するときにバーナーがあると便利です。購入してから「しまった!」がないように燃料の火力や値段に関して知識を深めておくとよいですね。
バーナーを買う前に燃料の火力や値段について知ろう
LPガスのメリット&デメリット
画像提供 | PIXTA
LPガスとは液化石油ガスのことを指しています。アウトドアで使われるLPガスの主燃料はブタンガスです。温度変化も考えられるため、イソブタンやプロパンの配合を変えたLPガスが販売されています。平地や夏季などはレギュラータイプのLPガスを、気温が低い高地や雪山などでは、プロパンの配合が高いスーパータイプを利用します。
メリットとしては、軽量であることが第一として挙げられます。ただし、気圧に左右されないボンベが採用されているので商品によっては重さを感じるでしょう。また、火力が担保できるメリットもあります。デメリットはがガス漏れの危険性があることです。適正な器具を使わないとガス漏れを起こし爆発事故を招くことも考えられます。
ホワイトガソリンのメリット&デメリット
画像提供 | PIXTA
原油を精製する過程で作られるのがホワイトガソリンです。無添加・無着色が特徴です。メリットは水より比重が軽いため、軽量であることが第一に挙げられます。また引火点が低いため気温に左右されず使用できます。使用できる燃焼器具の構造も単純なので、メンテナンス次第で燃焼器具を長持ちさせることができます。また安価で購入できることもメリットの一つです。デメリットとしては、ガス器具と比較すると点火までにポンピング作業(加圧空気で燃料を送り出すための器具操作)が必要になるので、面倒だといった点が挙げられます。揮発性があるため、ふたを開けたままの放置や静電気が発生しやすい場所での利用はできません。キャンプで使用する場合はこぼさないよう注意します。
OD缶 VS. CB缶
画像提供 | PIXTA
バーナーを使うためのガスボンベには「OD缶」と「CB缶」があります。「OD缶」は「OutDoor」の略で、アウトドアユースのガスボンベです。ドーム形状の缶で安定感があります。屋外でも安定した出力が期待できます。ランタンやバーナーなどで使用可能です。購入はアウトドア専門店のみとなります。一方「CB缶」は、カセットボンベの略語です。(英語でカセットボンベはA gas canisterと表記)100円程度で購入でき、今ではコンビニエンスストアなどでも入手可能です。気軽に使えるのはCB缶ですが、もともとが屋内用テーブルコンロ用に設計されているものなので、屋外での利用は危険な点が否めません。このようなメリットやデメリットがありますので利用環境に応じて選びましょう。
レジャー用?それとも家庭用?バーナーの選び方
家庭用のバーナーは「屋内用」を想定して作られています。カセットボンベを利用したものが中心で購入しやすいメリットがありますが、屋外では火災や立ち消え、不完全燃焼の危険性がある商品も否めません。また、長時間の使用でカセットボンベが熱膨張し爆発するといった危険性もあります。レジャー用のバーナーはいわゆるクッキングコンロといわれるものが中心で、風防などの設備がなされています。安全面での配慮もなされているので、長時間の使用でも熱を持つことなく安全に使用できます。カセットボンベを装着して使う家庭用のトーチバーナーであれば、炭火起こしの時に役立ちますので、準備をするなら「トーチバーナー」を準備することをおすすめします。