投稿日:2021年11月10日 | 最終更新日:2022年5月10日
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キャンプや登山で料理をするなら、持ち運びがしやすく万能な使い道ができる「シェラカップ」を持っていくのがおすすめです。シェラカップは使い方に応じて選ぶ時に注目するポイントが変わってきます。
そこで今回は、シェラカップの特徴から選び方、キャンプに持っていきたいおすすめのシェラカップまで詳しくご紹介します。どんなシェラカップを持っていこうか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
万能なキャンプギア・シェラカップとは?
そもそもシェラカップがどのようなキャンプギアかご存じでしょうか?シェラカップは1892年に設立したアメリカの代表的な自然保護団体で、現在も世界的に環境・生態系の研究や教育活動、保護キャンペーンなどを展開する「シェラクラブ」が発祥と言われています。会員証の代わりにカップを配っていたそうです。
シェラはスペイン語で“山脈”を意味する言葉であり、まさにキャンプやアウトドアに向くアイテムと言えます。カップの中でも主に持ち手が付いている金属製の容器を「シェラカップ」と呼び、幅広い使い方ができるのが特徴的です。
シェラカップの特徴
キャンプ料理に使用するギアにも様々な種類がありますが、その中でもシェラカップにはどんな特徴があるのでしょうか?続いてはシェラカップの特徴について解説していきます。
幅広い用途で使える
シェラカップ一番の特徴は、何と言っても幅広い用途で使えるという点です。メーカーによって採用されている素材は異なるものの、多くのシェラカップは直火にかけても問題ありません。そのため、食材や飲み物を入れてそのまま焚き火やバーナーの上に置いて調理できるという利点があります。
しかも取っ手が付いているのでお皿やマグカップなどの役割も果たしてくれます。調理ができてそのまま食事もできるため、荷物を一つ減らせるのも大きなポイントです。
容器の中には目盛りが記されていて、計量カップとして使うことも可能です。このように、幅広い用途に使える万能なアイテムとなっています。
軽くて持ち運びしやすい
シェラカップはステンレスやチタンから作られているものが多く、軽さも魅力的です。特に登山では少しでも荷物を軽くする必要があるため、軽量で万能な使い方ができるシェラカップは必須アイテムと言えます。
また、アイテムの中にはスタッキングによってコンパクトに収納できるものも多いです。持ち手部分まで収納できるアイテムもあるので、自分にとってより使い勝手の良いものを選んでみてください。
錆びにくく耐久性にも優れている
ステンレスやチタンなどの素材は、他の素材と比べて錆びにくく耐久性にも優れているという特徴を持っています。特にキャンプギアは長年使い続けることを目的に使用する方も多いです。長く飽きずに使えるシェラカップを見つけてみましょう。
キャンプに持っていくシェラカップの選び方
キャンプに持っていくならどんなシェラカップを選んだ方が良いでしょうか?これからご紹介する様々な選び方を参考にしつつ、自分に合うアイテムを選びましょう。
素材から選ぶ
シェラカップに採用されている素材にもそれぞれ特徴があり、そこから選んでみるのもおすすめです。例えばステンレスなら錆びにくく汚れも簡単に落としやすいというメリットがあります。熱伝導率は低く容器が冷めにくいという魅力もあります。
チタン製はステンレスよりも軽量であり、登山で荷物を軽くしたい場合にもおすすめです。こちらも耐久性が高く、直火調理にも耐えられる強さを持っています。
しかし、ステンレスより熱伝導率が若干低いため、保温性は高いものの温まるまで少し時間が掛かってしまうのがデメリットです。また、価格も若干高めに設定されています。
ステンレスやチタン以外にも、メーカーによってはアルミや真鍮、プラスチック製が販売されています。素材の特徴を理解した上で選ぶことが大切です。
用途に合わせてサイズ・容量を選ぶ
万能な使い道があるシェラカップは、その用途に合わせてサイズ・容量を選んでみましょう。
カップとして使う場合の目安
飲み物を入れるカップとして使用する場合、容量は200~300mlを選ぶと使いやすいです。スープを作る場合も300ml程度が適当なサイズ感となります。ただし、食材の大きさによってはスープがこぼれてしまう可能性もあるので、食材は小さめにカットするかスープを入れ過ぎないようにしましょう。
調理・炊飯用に使う場合の目安
調理・炊飯用に使うなら、容量は400~600ml程度がおすすめです。300mlでもスープ程度なら調理はできますが、レトルトを温めたりインスタントラーメンを作ったりするには小さすぎます。600ml以上の大きなシェラカップならメインのお皿にも使えたり、さらに大きい1L以上ならカレー皿やサラダボウルなどにも使えたりします。
計量カップとして使う場合の目安
計量カップとして使うなら目盛りが付いていて、料理する分量に合ったサイズのシェラカップを選びましょう。中には目盛りにお米の分量まで記載されているアイテムもあり、それを使えば炊飯も簡単に行えます。
持ち手の形状にこだわって選ぶ
持ち手は固定されているタイプと折り畳んで収納できるタイプに分かれています。持ち手が固定されていれば安定感もあり、使い勝手も良いです。その代わりスタッキングできても持ち手の部分が飛び出してしまうため、その分荷物がかさばってしまいます。
折り畳んで収納できるタイプだと持ち手の部分も仕舞えるので、より収納や持ち運びもしやすいです。荷物をなるべくコンパクトに収めたい人は持ち手が折り畳めるタイプを選んでみましょう。
軽量重視の時は重量を確認する
ソロキャンプやツーリング、登山などは荷物をパッキングする際に重さも重視する必要があります。シェラカップの違いでそれほど大きな重量の差はないものの、少しでも荷物を軽くしたい人は重量もチェックしてみてください。特にチタン製はステンレスより軽いのでおすすめです。
キャンプに持っていきたいおすすめのシェラカップ10選
現在、各アウトドアメーカーから様々な種類のシェラカップが発売されています。その中でも特におすすめのアイテムを10個厳選してご紹介します。
Snow Peak(スノーピーク)シェラカップ E-104
スノーピークのE-104はチタン製のシェラカップです。
容量は310mlでカップとして使い勝手の良いサイズ感となっています。また、重量は37gと非常に軽量なのでソロキャンプや登山などにもおすすめです。
スノーピークのシェラカップはハンドルの形状にこだわっており、指にかかりやすく持ちやすいのも魅力的です。内側には100ml・200mlや4・6・8oz(オンス)の目盛りも付いています。
Snow Peak(スノーピーク) シェラカップ E-103
同じくスノーピークのE-103は、E-104と同形状で素材はステンレスを採用した製品です。ステンレスなので一度温まれば冷めにくく、温かい飲み物を飲むためのマグとしても使用しやすくなっています。
その代わり、同じ310mlの容量でも重さは100gで3倍近く重いです。また、E-103の目盛りには100ml・200mlのみの記載となります。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ステンレス ミニシェラカップ210ml
キャプテンスタッグのミニシェラカップ210mlは、外径96×高さ45mm(本体のみ)でコンパクトなサイズ感が魅力的です。
ステンレスにもこだわっていて、クロム18%・ニッケル8%の18-8ステンレスを採用し、耐久性を高めています。
容量が210mlなので使い道はある程度限られてしまうものの、目盛りが備わっていたりスタッキングができたりするなど、十分な機能性を持っています。金物の町としても有名な新潟県燕三条で生産しており、小さいながら多くのこだわりが詰まったアイテムです。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ディズニー シェラスタッキングカップ 320ml
シェラカップというと比較的シンプルなデザインが多いですが、キャプテンスタッグのディズニー シェラスタッキングカップ320mlはミッキーのデザインが施された可愛らしいカップになっています。
デザインは6種類存在し、どれも320mlで同じ形状をしているため、どの組み合わせでもスタッキングできるよう作られています。
サイズ感は外径120×高さ45mmで、底面にミッキーのデザインが描かれています。また、18-8ステンレスが採用されているため、耐久性に優れているのも大きな利点です。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ステンレス カラーシェラカップ 320ml
キャプテンスタッグのシェラカップは豊富なデザイン性も魅力となっています。特にカラーシェラカップ320mlはホワイト・ブルー・グリーン・ピンク・パープルの5色展開で、キャンプをカラフルに彩りたい人におすすめです。
カラーシェラカップも18-8ステンレス製で、外側の塗装部分はアクリルシリコン樹脂塗装が施されています。塗装されていると直火調理に対応しているか不安になりますが、こちらのアイテムは問題なく使用できます。
UNIFLAME(ユニフレーム)UFシェラカップ 300 チタン
ユニフレームのUFシェラカップ 300 チタンは、幅11.9×奥行17.5×高さ4.1cmサイズで55gとコンパクト性能に優れたアイテムです。
本体はチタニウムが採用されていますが、ハンドルはステンレス鋼で作られています。
スタッキングできて省スペースで収納できる点や、目盛りが付いていて計量カップとして利用できる点なども魅力となっています。
特に目盛りには100ml・200mlの目盛り以外に「1合」の目盛りも備わっています。このシェラカップでお米や水を測って炊飯すれば、水加減での失敗を防げます。
LOGOS(ロゴス)シェラカップ
ロゴスでは、ステンレス製で幅16.3×奥行12.5×高さ4.3cm、容量300mlのシェラカップが販売されています。底面にはLOGOSのロゴマークが入り、側面には100ml・200mlごとの目盛りも備わっています。
特徴的なのはプレート状で幅が広い持ち手です。
指が食い込みにくいため、使用時のストレスも感じにくくなっています。また、持ち手の部分もステンレスが使われているので熱伝導率が低く、火傷の心配もありません。
belmont(ベルモント)BM-344 チタンシェラカップREST深型600
ベルモントのBM-343は本体にチタニウム、持ち手部分にステンレスを採用した、容量480mlにもなる大きめサイズのシェラカップです。100mlから300mlまで細かく目盛りが記載されており、計量カップとしても役立ちます。
特に注目したいのは持ち手部分です。カトラリーを挟むように保持できる形状をしており、カトラリーが置けないシーンでも活躍します。「テーブルはかさばるので持っていかない」というバックパッカーや、荷物を極力減らしたいキャンパー・登山者にもおすすめです。
CHUMS(チャムス)ブービーシェラカップ 1L
チャムスのブービーシェラカップは錆びにくいステンレス製を採用し、容量は1,000mlとシェラカップの中でも大容量です。
インスタントラーメンやうどん、1人分の鍋料理に使っても問題ありません。
側面には200~800mlまで100mlごとに刻まれた目盛りがあるので調理する際に便利です。また、底面にはCHUMSお馴染みのブービーバードの刻印が入っており、デザイン的にも申し分ないアイテムです。CHUMSには1L以外に630ml、320ml、210mlと計4種類のサイズが揃っているため、使用する人数や使い方に応じて好きなサイズのシェラカップを選んでみてください。
Coleman(コールマン)シェラカップ300Ⅱ
コールマンのシェラカップ300Ⅱは、約直径12cm×深さ4㎝、重さ約100gのシェラカップです。ステンレス素材を採用し、熱伝導率の低さで保温力も抜群です。
コールマンのシェラカップはとにかくシンプルで使い勝手も良い点が魅力的なアイテムです。余計なデザインを施さないことで、どんなキャンプシーンにも合わせやすくなっています。300mlの他に600mlのタイプも出ているので、使いやすいサイズから選びましょう。
キャンプに持っていきたいシェラカップまとめ
今回はキャンプに持っていきたいシェラカップの選び方やおすすめのアイテムを10個ご紹介しました。
シェラカップは主にステンレスやチタンが使われており、直火でも使用できるためキャンプでも幅広い使い道があります。シェラカップを持っていきたい場合には自分がどんな用途で使いたいのか、目的を決めておくと選びやすくなります。
もしシェラカップ選びに迷ったら今回ご紹介したおすすめアイテム10個の中から、選び方も参考にしつつ選んでみてください。
基本的にはどのシェラカップも万能な使い方ができるため、サイズなども考慮しながら自分に合うアイテムを選んでみましょう。