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カラビナはクライミングや登山で用いられているアイテムです。
しかし、本来の用途以外にもキャンプなどで活用することもできます。
今回はカラビナがキャンプでどのように活用できるのかご紹介していきます。
また、カラビナの種類やキャンプにおすすめのカラビナも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
カラビナとは?
カラビナは、登山で用いられるアイテムで金属製のリングになります。
リングには開閉できる部分が備わっており、ロープとハーネスをつなげる役割を果たします。命綱とも言える重要なアイテムです。
カラビナは製品ごとに強度が若干異なっており、製品本体に強度が表示されています。
基本的に縦方向にかかる荷重に対する強度が最も強く、横方向の強度はそれほど強くありません。
カラビナの横方向に荷重がかかってしまうことを「マイナーアクシス」と言いますが、この状態になってしまうとカラビナ自体が壊れてしまう場合もあるため注意が必要です。
カラビナのパーツの名称を知ろう
カラビナにはそれぞれのパーツに名称があります。
形状でタイプが異なるカラビナ
一口にカラビナと言っても、色々な形状があります。
ここからはカラビナのタイプについて解説しましょう。
オフセットD型
D字のような形が特徴的で、カラビナの中でも一般的によく目にするタイプです。
本体の背にあたるスパインに荷重が集まる仕組みになっており、支点がズレにくく一定の強度を保持できます。
HMS型
上下で幅の大きさが異なるカラビナで、洋ナシ形と例えられることもあります。
片方の幅が広いことから複数のアイテムを同時に吊るすことも可能です。
また、ゲートが大きく開く構造になっており、ロープを入れやすくなっています。
オーバル型
名前の通り、楕円系が特徴的なカラビナです。
上下の幅が対象の構造となっているため、両方向からかかる荷重に強いという特徴を持っています。
また、丸みがあるため幅の広い吊り紐(スリング)をかける時にも適しています。
登山用とキーホルダー用は特徴が異なる
カラビナは基本的に登山用として用いられている道具ですが、他にもキーホルダー用として販売されている製品もあります。
登山用は登山・ロッククライミングにおいて命綱の連携・固定に使われる道具であるため、体重以上の重さに耐えられる強度を保持できる素材が使われています。
強度に優れたジュラルミン製が多いのはこのためです。
一方、キーホルダーは登山やキャンプなど屋外での使用を想定しておらず、特にファッション性を重視して作られています。
素材も軽量のアルミやプラスチックなどが中心で、登山用と比べると価格も安価です。
耐久性が大きく劣ってしまうため、キャンプシーンで活用する際にはキーホルダー用ではなく登山用のカラビナを選ぶようにしましょう。
カラビナをキャンプ場で活用しよう!
キャンプでカラビナを持参する場合、具体的にどのような使い方が可能なのでしょうか?
ここからはキャンプで役立つ、カラビナの便利な使い方をご紹介します。
テント・タープの設営
テントやタープの設営では、ガイラインの取り付けでカラビナが役立ちます。
カラビナがあれば、簡単にロープをテント・タープに取り付けでき、設営の手間を軽減できます。
特にタープは風向きや風の強度によって張り方を変えるケースも多いので、カラビナを活用すれば付け外しの手間が楽になります。
やり方は簡単で、ガイラインの先端に輪を作り、その輪にカラビナを付けます。
あとは、テントやタープ部分のガイラインを通す部分にカラビナを取り付けるだけです。
また、ガイラインの長さに合わせてカラビナの色を変えて取り付ければ、一目で長さの違いが分かるようになるのでぜひ試してみてください。
ハンモックの固定
強度に優れた登山用のカラビナであれば、ハンモックの固定に活用できます。
木につないだロープの輪とハンモック側の輪にカラビナを通すだけで固定完了です。
ハンモックとロープをS字フックでつないだ時よりもカラビナの方が強度に優れ、また接続部が外れる可能性も低くなるので安心して使えます。
ハンギングチェーンに取り付ける
ループがいくつも付いているハンギングチェーンは、小物を吊り下げて収納できる便利なアイテムです。
小物の収納以外にサイト周りを華やかに飾ったり、洗った食器や濡れたTシャツなどを乾かしたりする際にも活躍します。
また、ループ部分に小物を吊るしたい時にもカラビナは役に立ちます。
強度のあるカラビナなら、ランタンなどやや重量のあるものも安心して吊るすことが可能です。
カラビナは様々なカラーやデザインがあるので、こだわって選べばサイト内のおしゃれな演出にも役立ちます。
キャンプにおすすめのカラビナ6選
カラビナは色々な商品があるので、どれを選んだらいいか迷う方は多いはず。
ここからはキャンプにおすすめのカラビナを厳選してご紹介しましょう。
roc’teryx(ロックテリクス) ツオラミスクリュー
スクリューロックが採用されているカラビナです。
縦の長さが97mm、開口幅が16mm、重量は45gとなっています。
オーソドックスなカラビナなので使いやすく、強度も十分。
カラーはスチールブルーとリアルグリーンの2色あり、はっきりした色合いで見た目もおしゃれです。
BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) マグネトロン グリッドロック
磁石の力によってゲート部分をロックできるカラビナです。
ゲートの両側にマグネットアームが備わっており、開閉することでスムーズにロックと解除ができます。
また、特殊なゲートデザインを採用することでカラビナの回転を防いでくれています。
BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) オーバルワイヤー
同じくBlackDiamondから製造・販売されているオーバルタイプのカラビナです。
重量は45g程なので軽く、ゲートの開口部が広いのでロープやギアを取り付けやすい仕様となっています。
カラーはブラックとシルバーポリッシュの2種類があり、男女問わず使いやすいシックなデザインも魅力的です。
CHUMS(チャムス) ブービーカラビナ
チャムスのブランドマークである、ブービーバードの形をした変わったカラビナです。
イエロー・シルバー・ブラック・ティール・レッドの5色展開となっており、キーホルダー用にもおすすめです。
こちらは登山用ではなくキーホルダー用なのであまり負荷はかけられませんが、シェラカップなどの軽いキャンプギアであれば吊るすことができます。
サイトコーディネートのアクセントに活用してみてください。
YIEMAESHUM カラビナ10個セット
登山用ではありませんが、垂直方向に対して約50kgまでの重さに耐えられる十分な強度を持つカラビナで、キーホルダーやバックパック用のホルダー、テント・タープの設営などに最適です。
また、10個セットとなっているので、1つ買えばたくさん使えるのもメリットです。
こちらのカラビナは単色から10色セットまで展開されているので、カラフルでおしゃれなカラビナを選びたい方におすすめです。
DYDZ Dリングキーホルダー
オフセットD型のカラビナです。
耐荷重が50kgとなっているので、登山やクライミングには適しませんが、キャンプで活用するには十分な強度を持ちます。
5個セットとなっており、それぞれ色が違うので用途ごとの使い分けにも便利です。
デザインは花柄とミリタリー柄の2種類から選べ、キャンプサイトをおしゃれに飾りたい時やファッションアイテムにも最適です。
キャンプ・登山で活躍するカラビナまとめ
今回はキャンプや登山で活躍するカラビナをご紹介しました。
カラビナは日常的に使われているキーホルダー用がありますが、登山で使われるものはより強度の高いものとなっています。
そのため、キャンプや登山で使う際は、アウトドア専門の商品を使うようにしてください。
カラビナはテントやタープの設営、ハンモックの固定、ハンギングチェーンの使用に役立つので、ぜひ活用してみましょう。
また、「色々な種類があって悩む…」という方は厳選して紹介したアイテムを参考にしてくださいね。