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基本的に外で過ごすことになるキャンプでは、夜も安全に過ごせるように灯りを確保しなければなりません。
夜のキャンプ場は思った以上に暗いので、キャンプライトは必ず持参してください。
ただ、キャンプを始めたばかりの初心者だと、ライトの選び方や持っていく数など、分からないことも多いですよね。
そこで今回はキャンプライトの必要性や選び方、用途別のおすすめアイテムまでご紹介します。キャンプライト選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
キャンプ場は夜になると真っ暗に!
キャンプではテントやマット、シュラフ、焚き火台、調理器具など様々な道具を揃える必要があります。
ランタンなどのキャンプライトは雰囲気を盛り上げるためだけでなく、真っ暗なキャンプ場で過ごすためにも必需品です。まずはキャンプライトの必要性や推奨する個数をご紹介します。
外灯がないキャンプ場も多い
「キャンプ場は環境が整備されているので、外灯も完備されている」と思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際には外灯が少ない、またはないキャンプ場も多いため、夜になると辺りの視界は悪くなってしまいます。
特に秋から冬にかけては日が沈むのが早く、17時頃には真っ暗となってしまうので注意が必要です。
テントやタープに照明そのものの機能はありません。キャンプ場では灯りがないことを前提に、キャンプライトを必ず用意しておきましょう。
焚き火をしても暗い
灯りを確保する方法として焚き火という考えもあります。
確かに焚き火であれば、火の光により周りは明るくなります。しかし、その範囲はとても狭く、光が一つもない空間では些細な灯りでしかありません。
また、火を持ち歩くのは危険なうえに、テントの中での使用も現実的な方法とは言えません。さらに、火を長時間保つことも大変で、わずかな光を頼りに作業をするのもケガをするリスクがあります。長時間の灯りの確保や安全面を考えてキャンプライトを用意してください。
1つだけ持っていっても足りない可能性がある
キャンプライトは1つあれば十分と考える人もいると思いますが、できれば2個以上は用意してください。
ソロキャンプならまだしも、大人数でキャンプをする場合は1つだけだと足りなくなる可能性があります。
光量の大きなランプでも照らせる範囲に限界があり、食材を焼くために用意した焚き火台やバーベキューコンロまで十分に光が届かないことがあります。
また、全体的に明るさを確保できても手元に色濃い影ができる状況になれば、テーブルで食材を切ったり、食事をする際に手元が見づらくなるケースも多くなります。
複数のキャンプライトを用意し、様々な角度から光が入るようにすれば、影ができにくく、暗い夜も快適に作業できるようになります。
用意しておくと便利!用途別キャンプライト
夜のキャンプでは様々なシーンでキャンプライトを使うことになります。
そのため、用途別にキャンプライトを用意しておくと便利です。では、どんな用途で用意したらいいのかご紹介していきます。
メインライト
テント周辺を全体的に照らすことを目的とした、光量の大きいキャンプライトです。
タープのポールやランタンポールに吊り下げる形で配置するのが基本です。光が強い分、虫が寄って来やすいのでテーブルやチェアから離れた位置に置くようにしましょう。
キャンプの参加者が多いほど、パワフルなキャンプライトが必要です。800ルーメン前後あれば、十分な明るさを確保できます。
メインランタンには、光量が大きい燃料型のランタンがおすすめです。主力のライトとなるため、燃焼時間の長さもポイントに商品を選んでみてください。
テント用ライト
寝室となるテント内部に設置するためのキャンプライトです。
寝る前に荷物の整理や雑談、トランプといったゲームなどで遊びたい時も灯りを確保できます。また、急な雨で外に出られない夜にリラックスできる灯りがあると、テントの中でも快適に過ごせます。
テント用のキャンプライトに燃料型のランタンは選ばないようにしてください。火事の原因になるだけでなく、酸素不足によりテント内が一酸化炭素で充満し、中毒を招くリスクもあります。
電気や電池で動くライトであれば安心して使えるため、お子様連れのファミリーキャンプでも活躍しますよ。
また、テント内で使用するキャンプライトは、明るさを抑えたものか光量を調節できるタイプにすることで周囲のキャンパーにも迷惑がかからず、就寝前もリラックスできます。
テーブル用ライト
テーブル周辺を照らすためのキャンプライトです。
吊るされたメインライトだけでは、テーブル周りの明るさが不十分となってしまう可能性があります。
テーブルの上に配置することで、メインライトでは届かない部分も明るくなり、作業や食事がしやすくなります。
できあがった料理も明るく照らされることで、美味しそうに見えるものです。
キャンプライトは光量が強めのものを中央に1つ配置するのも良いですし、明るさが小さいものを複数配置して雰囲気を出す方法もあるので、使い勝手やレイアウトに配慮して自分好みのものを選んでみてください。
携帯用ライト
キャンプ場にあるトイレや炊事場はテントサイトから離れた場所にあるパターンが多いため、日が暮れてから出歩く時は灯りが必要です。
そのため、持ち歩きできる携帯用ライトも用意しておいてください。
スマホにもライトは備わっていますが、ある程度広い範囲を照らしたい時はちゃんとしたライトが良いです。出歩いている途中に突然雨が降ってくることもあるので、防水ライトだとより安心して使用できます。
デコレーションライト
必需品ではありませんが、あるとよりキャンプが楽しくなるのがデコレーションライトです。
名前の通り、キャンプサイトをデコレーションすることに特化したライトで、各ブランドでは様々なデザインの商品が販売されています。
独特な形や色のライト周りに設置することで、おしゃれな雰囲気が格段にアップします。ちょっとしたパーティー気分を演出したい時にも最適です。
キャンプライトの選び方
キャンプライトと言ってもたくさんの種類があります。その中から自分にとって使いやすく、また快適なキャンプができるものを選んでいく必要があります。どの基準で選べばいいのか分からない方のために、キャンプライトの選び方をご紹介します。
用途別に最適なキャンプライトを選ぶ
まずはキャンプライトの用途を決めた上で、使用する場所に適したアイテムを選んでください。
メインランタンであれば光量の大きいガソリンランタン、またはガスランタンが最適です。しかし、最近は広範囲を照らせるパワフルなLEDランタンも登場しているので「子供がいるから安全なものがいい」「雰囲気のあるサイトにしたい」などあなたの好みで選んでください。
一方、テント用は安全面を考えてLEDランタンが良いです。テーブルランタンはLEDでもガスランタンでも、灯油ランタンでも構いません。明るさや大きさ、デザインなど好みで選びましょう。携帯用ライトは小型の懐中電灯や頭や首に装着できるヘッドライトやネックライト、持ち歩き用のランタンなどがあります。
照明の明るさで選ぶ
明るければ明るいほど快適ですが、その分虫が集まってきやすくなることが欠点です。また、強い灯りが周囲の人の迷惑にもなってしまう可能性があるので、用途に合わせて明るさを選んでください。
メインランタンは主力なので、明るさを重視しましょう。
ガス・ガソリン・灯油の燃料型ランタンなら1000ルーメン前後、LEDの場合は800ルーメン以上の明るさが最適です。
卓上に配置するものは150~300ルーメン、テント内に設置するものは80~140ルーメンが目安となります。携帯用は100ルーメンの明るさがあれば足元を十分に照らせます。
コンパクト性も加味して選ぶ
また、メインライトもコンパクトであれば、片付けをする時に場所を取らないのでおすすめです。
コンパクトながらもパワフルな光量のランタンもたくさんあります。軽いものならテントやタープに吊り下げても問題ありません。
耐久性・防水性などの機能性を見て選ぶ
キャンプ中、突然の雨でライトが濡れてしまったり、強風で倒れたり落下したりして壊れてしまうと大変です。
そんなことにならないように、キャンプライトの耐久性(落下耐性)や防水性などの機能もよく確認してください。
防水性や防塵性はIPコードから確認可能です。IP+2桁の数字で表記されており、前の数字が防塵性、後ろの数字は防水性の等級を指します。いずれかの機能が1つしかない場合は、「IP6X(防塵性のみ)」や「IPX8(防水性のみ)」という形で表記されます。
防塵性の等級は0~7まであり、外で使う場合は5以上のものが最適です。一方、防水の等級は0~8まであり、多方向からの水飛沫を浴びると考えると4以上の等級が適しています。
操作しやすいキャンプライトを選ぶ
操作のしやすさも重要なポイントです。
すぐに灯りが欲しいとき、点けにくいライトだと不便ですよね。特に周りが薄暗くなっている場合だと手元が見えづらいため、すぐに点けられないライトだと灯りの確保まで苦労してしまいます。
ガスランタンなら点火装置で簡単に灯せるもの、LEDならワンタッチで点けられるものが良いです。
明るさの調節も簡単にできると便利です。スイッチを切り替えるだけ、つまみを回すだけの操作ならすぐにその場に合った明るさに変えられます。操作のしやすさは実物を見て確かめるのが一番です。
用途別おすすめキャンプライト15選
キャンプライトは各メーカーから発売されています。ここからはキャンプライト選びの参考として、用途別におすすめアイテムをご紹介します。キャンパーも愛用している人気商品をピックアップしていきます。
メインライト
まずはキャンプライトの主力であるメインライトからご紹介します。おすすめのキャンプライトは以下の3点です。
ジェントス LED ランタン エクスプローラー
エクスプローラーシリーズは、最大1100ルーメンを有するのでメインライトに適しています。また、ライトの色は白色・昼白色・暖色の3段階に切り替えられるので、シーンに合わせて使い分け可能です。
エクスプローラーシリーズには電源が乾電池だけのものと、充電地+乾電池のハイブリッドの2タイプがあります。乾電池の場合は予備の電池を持っていく必要がありますが、電源が使えるサイトならハイブリッド型を選ぶことで、充電して繰り返し使うことが可能です。キャンプ場の環境から判断して選びましょう。
コールマン マルチパネルランタン
4つの発光パネルで構成されているキャンプライトです。普段はメインライトとして、パネルを取り外せば携帯用として使い分けられます。
こちらのランタンは単一の乾電池が4本または8本必要です。8本で最大20時間使えるので、普段は災害時用のランタンとなるところもメリットです。
防水性能はありませんが、防水はIPX4に対応しています。全方向の水飛沫にも10分間は耐えられる仕様です。
クレイモア ウルトラ3.0 Lサイズ
長方形のコンパクトなボディが特徴的なLEDライトです。3サイズの中で最も大きいLサイズは、LEDが44個搭載されています。そのため、明るさは最大2500ルーメンもあり、メインライトに最適です。
明るさはダイヤルで調節でき、また色も電球色・昼白色・昼光色に切り替えることが可能です。本体のメタルハンドはスタンドの代用となるので卓上で置けるほか、S字フックもあるので吊り下げて使うこともできます。USBポートもあるので、モバイルバッテリーの代わりも果たしてくれます。
テント用ライト
続いてはテント用のキャンプライトをご紹介します。おすすめのアイテムは次の3つです。
バイオライト ベースランタンXL
Bluetooth機能を搭載したスリムでコンパクトなLEDランタンです。専用アプリをスマホにインストールしておけば、本体を触らずともワイヤレス操作ができます。ランタンのON・OFFだけではなく、調光やタイマー設定もできるので、電気を点けたまま寝落ちしてしまっても安心です。
フルカラータイプのLEDを搭載しています。そのため、様々な色の光で照らすことができ、テント内のムードを高めてくれます。
このランタンには7,800mAhのバッテリーが内蔵されており、USBポートも2つ搭載しています。使わない間はスマホなどの充電器として使えて、2台同時に充電可能です。
ベアボーンズ フォレストランタン LED
炭鉱用カンテラ風のデザインがおしゃれなLEDランタンです。テーブルに置いて使うことも、上に吊るして使うこともできます。色はアンティークブロンズとレッドの2タイプです。
明るさは最大200ルーメンで、約3時間は点灯できます。最小出力であれば80時間以上は使用できます。ダイヤル式のスイッチなので簡単にON・OFFを切り替えられ、操作性も良いです。内蔵バッテリーは付属のUSBケーブルを使い充電できるので、電源があればキャンプでも繰り返し使えます。
スノーピーク ほおずき ゆき
ほおずきのような丸いフォルムが特徴的なランタンです。吊り下げに使うコードは長さを調節できるので、テントの高さに合わせて使えます。明るさは最大100ルーメンで、ボタンを押す回数や長さで光量の調節やON・OFFが可能です。
最新モデルではゆらぎモードとおやすみモードが搭載されています。ゆらぎモードは風が吹くとろうそくの火のゆらぎを再現するモードで、テント内のムードを高めてくれます。
おやすみモードは周辺が静かになると明るさが自動的に絞られるモードです。薄明りになるので、光により睡眠を邪魔される心配がありません。
テーブル用ライト
続いては、テーブルでの作業や食事の際に便利なキャンプライトを3つご紹介します。
フィールドア LEDアンティークランタン
オイルランプのようなアンティーク調のデザインが特徴的なランタンです。12個のチップLEDライトが搭載されており、火を使わないのでテーブル上でも安全に使えます。
チップLEDにより炎のような優しい灯りが、食卓の雰囲気をアップしてくれます。ダイヤル部分で好みの明るさに調節可能です。
カラーはシルバー・レッド・マットブラックの3色です。おしゃれな見た目なので、普段はインテリアアイテムとして飾っておくのもおすすめです。
キャプテンスタッグ アンティーク暖色LEDランタン
レトロな雰囲気を醸し出すおしゃれなランタンです。インテリアにもピッタリで、ブロンズ・ハンマートンブラック・ハンマートングリーン・ハンマートンレッドの4色で展開しています。
12個の暖色LEDが搭載されています。そのため、オレンジ色の柔らかい光が料理をより美味しく見せてくれます。明るさはダイヤルを使って調節できます。吊り下げて使うこともできるので、テント内の常夜灯の代わりにもおすすめです。
ユーコ キャンドリア
3本のキャンドルでテーブル空間を明るくするライトです。火のついたキャンドルをそのままテーブルに置くのは危険ですが、キャンドリアを使えばキャンドルが倒れたり、風で火が消えたりといった問題を解消できます。
点火する本数によって明るさの調節が可能です。また、上部には小さな調理器具を置くことができ、キャンドルの熱で少量のお湯の沸騰させることや飲み物・食べ物の保温にも役立ちます。
携帯用ライト
夜道の移動に際に便利な携帯用ライトは、次の3つのアイテムがおすすめです。
キャプテンスタッグ リムーブLEDランタン
取り外し可能なライトが2つ備わったLEDランタンです。ランタン部分(本体)とライト部分は電源が別々なので、本体の電池が切れてもライト部分で灯りを確保できます。
普段はテーブルやテント内での使用に最適ですが、ライトを取り外せば出歩く際にも使えます。複数人が離れた位置でバラバラに作業などをする際も分離できるライトは便利です。なお、本体は単一電池が4本、ライトは1本あたり単四電池が3本必要です。
パナソニック LEDネックライト
首から下げて使うタイプのライトです。手が空くので、物を持って移動したい時にも役立ちます。こちらのライトは長さ調節ができるので、子どもから大人まで使いやすいです。
裏面にあるスイッチを押すだけで灯りが点くので、使いやすさにも優れています。防滴構造となっているので、小雨の中でも問題なく使用できます。キャンプだけではなく、夜のウォーキング・散歩や災害時の避難時など普段から非常時まで使えるので、あると便利なライトです。
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ジェントス 閃
閃シリーズは小型の懐中電灯です。乾電池式と充電池式の2タイプがあります。明るさは480~250ルーメンまであり、夜出歩く分には最適な明るさです。ただし、電源と明るさによって点灯時間が異なるので注意しましょう。
防塵・耐水性はIP64となっているので、アウトドアシーンも問題なく使えます。また、2m落下耐性があるので、万が一落としても簡単に故障はしません。ストラップ付なので、手首に巻いておけば落とす心配もないです。
デコレーションライト
サイトの雰囲気を盛り上げてくれるデコレーションライトにおすすめのアイテムは、次の3つです。
SPICE OF LIFE ファンファンLEDバナー ティーピー
防水仕様のガーランドライトで、木やフックにリングを引っかけるだけで簡単にサイトを可愛くデコレーションできます。ガーランド部分はティーピーやキャンプファイヤーなどキャンプにピッタリな絵がデザインされており、カラフルで可愛らしいです。
コンパクトにまとめられるので、収納スペースを多くとることはないので、複数個持ってサイトをデコることも可能です。電源は単三電池で3本必要です。
キャリー・ザ・サン ソーラーランタン
セイル生地の布ケースにLEDが搭載されたランタンです。布の隙間から光が柔らかく空間と照らしてくれます。ナチュラルな雰囲気のサイトにピッタリです。生地はUVに体制があり、さらに防塵・防水性はIP67なのでアウトドアにも向いています。
畳むことで1.2cm程の厚さにでき、軽量なので持ち運びに不便しません。また、このランタンはソーラー充電式となっているので、電気や乾電池がない状況でも太陽光があればいつでも使える特徴を持ちます。
ロゴス USBゆらめきバルブライト(3連タイプ)
テントやポールに吊り下げ可能な3連タイプのバルブライトです。点灯モードは強・弱・ゆらめきモードの3つです。ゆらめきモードは炎のゆらぎをイメージしており、癒し空間の演出したい時に適しています。
電源はUSBケーブルを通じてモバイルバッテリーやポータブル電源などから確保してください。1つのUSBケーブルで3つのライトを全て点灯できます。また、2アイテムまで連結することが可能です。
キャンプライトの選び方&用途別おすすめアイテムまとめ
今回はキャンプライトの選び方と用途別におすすめアイテムをご紹介しました。
夜も安全・快適にキャンプを楽しむために、キャンプライトはこだわって選んでください。また、様々なシーンで使うものであるため、用途を想定して最低でも2つ以上は持参すると安心です。
キャンプライトは灯りの役割だけではなく、サイトをデコレーションするアイテム代わりになるものもあります。サイトのデザインにもこだわりたい方はデコレーションライトや見た目がおしゃれなものを選んでみるのもおすすめです。