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キャンプでの焚き火は楽しいですが、最初の火熾しにはコツが必要です。キャンプを楽しむなら、どのようにすれば効率良く火熾しができるのかを知っておきましょう。
今回は、キャンプでの火熾しのコツや焚き火に役立つ便利なアイテムをご紹介していきます。キャンプで焚き火をする予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
キャンプで焚き火!火を熾すまでの流れ
キャンプで焚き火をする時には、自分で火を熾さなければなりません。どのようにして火を熾せば良いのか、手順に分けて解説していきます。
薪を組む
まず、薪を組みますが組み方を適当にしてしまうと燃えやすさが違ってきます。
組み方には様々な方法がありますが、必ず守らなければいけないことは「火口→小枝→薪」です。下から上に向かい、薪を大きく積み重ねましょう。
この時、隙間なく積み重ねてしまうと酸素の通り道がなくなってしまうため、ふんわりと積むことがポイントです。
着火剤を使って着火
着火剤を薪の隙間に付けたら、火を点けましょう。どうしても薪の上に着火剤を付けてしまいがちですが、これだと燃え広がらないので注意が必要です。火が薪に燃え広がらない、煙がもくもくしているだけといった場合には、うちわであおいで酸素を送ることで燃え広がります。
燃料となる薪の用意と使う時のポイント
焚き火の燃料となる薪も準備しておきましょう。薪を使う時にはどのようなポイントに気を付けると良いのか、用意する薪の種類や使う時のポイントもご紹介していきます。
薪は3種類の太さを用意しよう
薪を用意する時は太さごとに薪を用意することが大切です。焚き火では小さい薪で火を熾してから大きな薪へと移行する必要があります。そのため、小サイズ→中サイズ→大サイズの薪へと段階を踏んで火を移さなければなりません。
枝のような小さめの薪は、最初の火熾しの段階で使用するため、少なめに用意をします。少し太めで長さがある薪はたくさん使うので、多めに用意をしてください。最後に太くてしっかりしている薪はほどほどに用意します。
用途に合わせて針葉樹と広葉樹を使い分ける
薪を大別すると、針葉樹と広葉樹の2種類があります。ヒノキやマツ、スギといった針葉樹は燃焼時間が短く火が付きやすい薪です。そのため、火熾しの初めの段階では針葉樹を使うのが最適です。
一方、クヌギやサクラといった広葉樹は燃焼時間が長く火が付きにくい薪です。そのため、長時間調理をする時やキャンプファイヤーを楽しみたい時には、広葉樹を使うのがおすすめです。
しっかり乾燥された薪を使用する
焚き火の基本ではありますが、薪はしっかり乾燥しているものを使用しないと火が熾しにくくなってしまいます。キャンプ初心者の場合、キャンプ場の周辺で木の枝を拾って薪代わりにしようとされる方も多いです。しかし、落ちている枝は湿っていることがあるので、現地やホームセンターなどで乾燥した薪を購入した方が火も熾しやすくなります。
しっかり乾燥している薪は断面にヒビが入っていたり、樹皮が浮いていたり、色がくすみがちです。また、薪同士を叩くと高音が響くので、音で乾き具合を判断することもできます。薪を燃やした時に「シュー」という音がする場合は、十分に乾燥していないので気を付けてください。
火がつかない原因とは?
きちんと乾燥した薪を用意したのに火がなかなか熾せない場合もあります。薪以外でどのような原因が考えられるのかご紹介していきましょう。
気温が低くてガスの発生に時間がかかっている
1つ目に考えられる原因は、気温の低さです。焚き火では、熾した火により薪が適温になることでガスが発生して炎が安定していきます。
しかし、気温が低く寒い場所での火熾しだと、薪が適温になるまでに時間がかかってしまいます。そのため、ガスが発生するまでに多めの焚き付けをしなければなりません。火が熾きない時は、少しでも放熱を抑えられるように焚き火台の底に薪を敷いたり、煙突状になった火熾し器を使ったりしてみましょう。
ガスを発生させる熱が不足している
2つ目に考えられる原因は、ガスを発生させる熱が不足していることです。火が弱いからとやたら薪を動かしたり、余分に空気を送ったりすると熱が逃げてしまいます。最初から空気の通り道を意識して薪を置くことで効率良く火熾しができます。
熱が下がらないように、焚き付けで炎が安定するまでは薪をいじらないように気を付けてみてください。
キャンプで焚き火を楽しむ時の注意点
キャンプで焚き火を楽しむ時の注意点を3つご紹介していきます。安全性を高め、マナーを守った上でキャンプでの焚き火を楽しみましょう。
焚き火台を使い安全な場所で焚き火をする
キャンプで焚き火をする時には、焚き火台を使って安全な場所で焚き火をすることが重要です。秋にキャンプをする場合は、地面に落ち葉があることが多く、火事が発生しやすくなります。そのため、周囲に燃えやすいものがない環境で焚き火をしなければなりません。
また、自然保護と安全管理の面から最近のキャンプ場では直火禁止となっている施設も多いです。マナーを守ってキャンプを楽しむためにも、焚き火台を使用して楽しんでみてください。
空気の送り方に注意する
火を熾すためには酸素が必要です。火が消えそうになっていたり、煙でくすぶっていたりする場合は、空気を送ることで火を安定させることができます。
空気を送る時、火に顔を近づけるのはとても危険です。そのため、空気が送れる道具を活用して焚き火をしてみてください。現在は火吹き棒だけでなく電動式で簡単に風が送れる送風機なども販売されています。
終わったらきちんと後片付けをする
キャンプでは、後片付けまで行う必要があります。外からは消えているように見えても、内部には火が残っているということも多いので、火はしっかりと消さなければなりません。火事になる危険性もあるので必ず火が消えているか確認しておきましょう。火を消す時は「火消し壺」を使うのがおすすめです。
キャンプ場によって燃えた炭と薪の後片付けの方法は異なります。使用するキャンプ場のルールやマナーに従って後片付けを行いましょう。
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