キャンプの睡眠を快適にする寝袋!選び方とおすすめアイテム10選

投稿日:2021年8月14日 | 最終更新日:2021年8月19日

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キャンプでテント泊をする際に欠かせないアイテムとして、寝袋(シュラフ)があります。
各アウトドアメーカーからも寝袋がたくさん発売されていますが、自分に合ったものを選ばないと快適な睡眠にはつながりません。

そこで今回は、キャンプ時の睡眠を快適にしてくれる寝袋の選び方、さらにおすすめの寝袋を10個ご紹介します。選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。

キャンプで使う寝袋の選び方

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キャンプで使う寝袋はどれも同じように見えますが、実際は違います。
サイズや形状、使われている素材など異なる部分が多いです。テント泊を快適に過ごしたい方は、使い方や目的に合わせて最適な寝袋を選ぶようにしましょう。

自分に合ったスタイルの形状を選ぶ

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寝袋の形状には様々あり、大きく分類するとマミー型・封筒型・人型の3種類があります。それぞれどのような特徴を持っているのかご紹介しましょう。

マミー型

マミー型は体がすっぽりと収まるように作られた寝袋です。
寝袋と体の間に余計なスペースがないため、十分な温かさを確保できます。ただし、他のタイプに比べて密着度が高いため、寝返りが少し打ちにくくなっています。

封筒型

封筒型はまるで布団を折り畳んだような形状の寝袋です。
封筒型はマミー型に比べると密着度が低く保温性は劣ってしまうものの、ある程度自由に体が動くので寝返りも打ちやすくなっています。寝返りをよく打つタイプの方は封筒型を選んだ方が安心です。

人型

近年「着る毛布」のような新しいタイプの寝具が登場していますが、実は寝袋にも着られる寝袋があります。
人型は腕と脚の部分が付いていてまるで着ぐるみのように寝袋を着られます。立って歩くこともでき密着度も高いため保温性は抜群ですが、マミー型・封筒型よりも商品数が少なく自分に合ったものが選べない可能性もあるでしょう。

中綿の種類を決める

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寝袋に使用されている中綿は、ダウンと化学繊維の2種類であることがほとんどです。

ダウンと化学繊維を比べてみると、安価で手に入りやすいのは化学繊維になります。水に強いことから洗濯もしやすく、手入れもしやすいです。

一方、ダウンは化学繊維に比べて比較的コストがかかってしまいます。
水に濡れてしまうと膨らまなくなり、保温性も低下するため、基本的には洗濯できない場合が多いです。
手入れは面倒なものの、非常に軽量で保温性も高く、さらに圧縮しやすいためコンパクトに収納することができます。

機能性は化学繊維よりもダウンの方が優れていると言えるでしょう。

快適温度は使用目安の温度+5~10℃

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寝袋を購入する時は「使用温度目安」も確認しておきましょう。

基本的に、寝袋は記載されている使用温度目安よりも+5~10℃の環境であれば快適に過ごせます。
例えば寝袋に「使用温度目安10℃」と書かれていたら、約15~20℃のところで使用すると快適性を確保できます。

快適温度は使用シーンに合わせて、使用温度目安よりも高めのものを選んでおけば安心です。
春から秋にかけて平地のキャンプ場でしか使わない場合は、3シーズン用を選んでおけば間違いありません。
ただし、冬キャンプや山・高地でのキャンプを楽しみたい場合は、使用温度目安が低い冬用を選びましょう。

限界温度は季節に合わせる

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使用温度目安の他に、「限界温度」も設定されています。
限界温度とは、ウェアを着込むなど工夫をすれば何とか一晩過ごせる温度を指します。寝袋を選ぶ際、季節に合ったものを選びたい場合は限界温度も確認しておきましょう。
夏に低地のキャンプ場で使用する場合の限界温度は5~10℃、3シーズン用なら-5~5℃、冬キャンプなら-5℃以下を目安に選んでみてください。

サイズを確認して選ぶ

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マミー型や人型は1人用で作られており、すっぽりと体が収まるサイズで作られています。

一方、封筒型は布団と同じようにシングル・ダブル・キングでサイズが異なります。
1人用として使うならシングルサイズで十分ですし、寝袋によっては2つを連結させてダブルサイズにすることも可能です。
ダブルサイズは大人2人・子ども1人が寝られるサイズ感となっています。

軽さやコンパクトさも重要

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持ち運ぶことを考えると、軽さやコンパクトさも選ぶポイントの1つになってきます。
封筒型は他の寝袋よりも収納サイズが大きくなりやすく、軽さやコンパクトさが劣ります。そのため、車での移動がメインになる場合におすすめです。

逆にバイクや徒歩でキャンプ場を訪れる場合は、軽さやコンパクトさは重要です。コンパクトに収納できるマミー型や人型を選んでみましょう。

洗濯機で洗えるタイプだと便利

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「寝袋のお手入れをこまめにしたい」と考える方も多いでしょう。
なるべくお手入れに手間をかけたくない人は洗濯機で洗えるタイプを選ぶのがおすすめです。洗えるかどうか洗濯表示もチェックしておきましょう。

キャンプに持っていきたいおすすめ寝袋10選

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寝袋の選び方をご紹介したところで、ここからは実際におすすめしたい寝袋を10個厳選してご紹介します。自分に合った寝袋がないか、ぜひチェックしてみてください。

Coleman(コールマン) マルチレイヤースリーピングバッグ

大手アウトドアメーカーのコールマンからも様々なタイプの寝袋が発売されています。
まずご紹介するのが「マルチレイヤースリーピングバッグ」という封筒型の寝袋です。
こちらはアウトレイヤー・ミッドレイヤー・フリースの3層構造で取り外しも可能なので、1年中対応できるタイプになります。それぞれ素材が異なるため分ける必要がありますが、どれも丸洗いできて清潔さも維持できます。

重量は4.9kg、付属のバッグに収納すると約52×39×38cmで大きめになってしまうものの、車移動でのキャンプには最適でしょう。

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Coleman(コールマン) アドベンチャー スリーピングバッグ

「アドベンチャー スリーピングバッグ」は快適温度5℃以上の3シーズンで活躍する封筒型の寝袋です。
マルチレイヤーに比べて重量は約3.4kgと軽量になっています。
こちらの寝袋は上下で分割することができ、1人用を2つに分けられます。連結させると190cm×150cmにもなるため、テント用のマットレスとして使用するのもおすすめです。
洗濯機での丸洗いも可能で、1枚持っておくと非常に便利です。

Coleman(コールマン) パフォーマーIII

パフォーマーIIIはシンプルな封筒型寝袋です。
快適温度10℃以上、限界温度5℃なので寒い場所での使用には向きませんが、洗濯機での丸洗いにも対応しておりいつでも清潔さを保てます。
軽量さ・コンパクトさも魅力の1つで、専用の収納バッグに入れると約φ24×41cmにまで小さくできます。重量も約1.4kgしかないのでバイクで持ち運ぶのにもおすすめです。

mont-bell(モンベル) バロウバッグ

mont-bellのバロウバッグは、国内3,000m級の冬山にも持っていけるほどの保温性を兼ね備えたマミー型の寝袋です。
繊維1本1本に撥水加工を施しており、汗や雨で濡れてしまっても保温性はキープされ、なおかつ速乾性にも優れています。

マミー型のデメリットである動きにくさも素材の伸縮性で最大130%まで向上させているため、快適な寝心地を実現しています。
サイズも幅広く対応しており、小柄な女性から大きい体格の男性まですっぽり収まるモデルが用意されています。

レビュー記事はこちら!
【mont-bell(モンベル)】バロウバッグ#1・#2|冬のキャンプにピッタリな高機能寝袋

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)プレーリー600

CAPTAIN STAGのプレーリー600は、裏地にマイクロファイバーを使用した封筒型の寝袋です。
マイクロファイバーを採用することで保温性・速乾性の機能を確保しながら、肌触りの良さも実感できます。
キルト縫製にすることで600gの中綿が寝ている最中にズレないようになっています。また、中綿には中空ポリエステル(ホローファイバー)が使われており、濡れても保温力が落ちにくいため洗濯機での丸洗いにも対応可能です。

ISUKA(イスカ) エア450X

寝袋を専門に取り扱うISUKAのエア450Xは、3シーズンで幅広く活躍してくれるマミー型の寝袋です。
素材には生地は表面と裏地の両方に超軽量ナイロンを使用し、中綿には800フィルパワーのホワイトグースダウンが採用されています。独自開発された3D構造によって、マミー型のフィット感と保温性を確保しながら、寝心地の良さも追求しています。

ISUKAのエアモデルは軽量かつコンパクトを重視し、平均重量はわずか840gです。寒さに不安を感じる人も安心して利用できます。

ISUKA(イスカ) パトロール 600

上記でご紹介したエア450XはISUKAの中でもフラッグシップモデルで、価格も少し高価になります。コストを抑えて気軽に使用したい場合は「パトロール600」がおすすめです。
裏地にはマイクロファイバーを採用し、肌触りを良くしていて快適な寝心地を感じられます。さらにシングル縫製で仕上げているため、耐久性にも問題ありません。春・秋の低山キャンプや車中泊、夏季の北アルプスでも使用できます。

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NANGA(ナンガ) オーロラライト450DX

羽毛の町からスタートしたナンガの「オーロラライト450DX」は、3シーズン対応のフラッグシップモデルからさらに進化を遂げたマミー型の寝袋です。
上部をボックスキルト構造に、下部をシングルキルト構造にすることで軽さと保温性を兼ね備えた寝袋になっています。
寝袋は収納する際にファスナーが噛んで開閉できなくなったり、生地を傷めたりすることがあります。NANGAではYKKの特殊パーツを取り入れ、噛んでしまう原因となる隙間を極力なくし、噛み込みが発生するリスクを軽減しています。

DOD(ディーオーディー)わがやのシュラフ

DODから発売されている「わがやのシュラフ」は、家族4人でも寝られるほどの230cm幅が魅力的な封筒型の寝袋です。
表地はポリエステルを採用し、結露や汚れから寝袋を守ってくれています。
裏地にはコットン100%を採用しているためシャカシャカする素材が苦手という方も安心して利用できます。
寝袋としても利用できますが、上下で完全に分けられるようになっているため敷布団と掛け布団のようにも使えます。さらに、サイズは大きいものの専用のコンプレッションバッグが付属されていて、慣れれば約40秒で一気に収納できます。

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Snow Peak(スノーピーク) セパレートシュラフ オフトンワイド

スノーピークの「セパレートシュラフ オフトンワイド」は、その名前の通り掛け布団・敷布団をコンセプトに作られた封筒型の寝袋です。
寝袋は「寒い中でも快適に眠れること」を重視して作られることが多いですが、このシリーズは「夏キャンプでも涼しく快適に眠れること」を念頭に置いています。
寝袋の上と下を完全に分離させることでお腹だけに布団を掛けたり、足元だけ開けたりできるようになっています。もちろん保温性もしっかりと得られるように、アモノフォロファイバーと呼ばれる高機能保温素材を採用しています。

キャンプでも睡眠を快適にしてくれる寝袋まとめ

出典:PIXTA

今回は寝袋の選び方からおすすめの寝袋10個をご紹介してきました。
寝袋はどれも同じように見えてしまいますが、選び方によって寝心地や外気温との適性も違ってきます。
キャンプではテントの設営やアクティビティなど活動量が多く疲れやすいので、翌日も元気に動けるように睡眠は重要です。今回ご紹介した選び方やおすすめを参考に、自分に合った寝袋を見つけてみましょう。

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この記事を書いた人 TAKIBI編集部

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