投稿日:2021年7月21日 | 最終更新日:2021年8月18日
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日常生活でナタを使うことはあまりないでしょうが、キャンプとなると話は別です。火熾しをするために薪を割る際、ナタがなければ難しいでしょう。
その他にも、木の枝を削いだり、皮を剥いだりすることにも使えるので、ナタはキャンプに活用できるアイテムです。
今回は、数あるナタの中からおすすめのアイテムをいくつかご紹介します。
さらに、ナタの種類や選び方についても紹介していくので、キャンプで使用するナタ選びに悩んでいる人は参考にしてください。
キャンプ用のナタには種類がある!
ナタといっても種類があるのはご存じですか?それぞれ使うシーンに違いもあるので、どういったナタが存在しているのか解説していきましょう。
剣ナタ
その名の通り、ブレードと呼ばれる刃部分の先が剣のようにとがっているナタを「剣ナタ」といいます。
薪割りも可能ですが、木の枝を切る、工作を行うといった細かい作業に向いています。
また、木を切る以外にもロープを切ることや食材のカットにも使用できるため、多用途で活躍する便利なアイテムです。
腰ナタ
腰ナタは、ブレード部分が長方形になっていることが特徴。
焚火や薪ストーブ用の薪を割ることも安易にでき、枝や藪を払う際にも使えます。
薪を割る際のポイントとしては、ナタのブレードの重さを利用しましょう。腰ナタのブレードは重いので、一気に振り下ろすことで簡単に薪が割れます。初めて薪を割る際には参考にしてください。
キャンプ用に最適なナタの選び方
剣ナタや腰ナタといった種類があるナタですが、形状や重さなどにも違いがあります。キャンプで使用する場合、どういったポイントで選べば良いのか解説していきましょう。
刃の形で選ぶ
ナタは種類によって刃の形に違いがあり、両刃と片刃があります。
両刃は右と左の両方に刃が付いているナタを言い、薪や竹を縦割りする作業に向いています。また、右利きや左利きに関わらず使いやすい特徴を持ちます。ただし、欠けやすい点がデメリットです。研ぐ際には左右対称に研ぐ必要もあるため、メンテナンスに時間がかかってしまう点をあらかじめ理解してから購入しましょう。
片刃はブレードの片方のみに刃が付いているナタで、両刃よりも鋭いことが特徴です。両刃と比較すると大きな木を割る作業には適していませんが、枝を切ったり、細工をしたりするなど、料理などにも向いているナタです。色々な使い方ができるので便利です。
また、両刃とは違い右利き用と左利き用があるので購入する際には間違えないように注意してください。
握りやすさで選ぶ
柄が握りやすいものを選択することで使いやすさにも影響があります。柄の太さが均等だと握りにくくなり、刃に近いほど細くなっている形状であれば握りやすくなります。
デザインを重視してキャンプ用品を選ぶ人も増えていますが、実用性はあまり高くありません。手に馴染むナタを選ぶことで作業をしていても疲れにくくケガをするリスクも抑えられるので、実際に自分の手で握ってみてから購入することをおすすめします。
重さで選ぶ
ナタを選ぶ際には重さにも注目してみましょう。
薪割りをする際、切込みを入れてから地面に叩きつけて割っていきますが、重さがあることで勢いが付くため、薪が割りやすくなります。
薪割り以外の用途で使用する場合は軽量のナタを選択するのが良いですが、薪割りをメインにする際は、ある程度重さのあるナタの方がおすすめです。
ただし、重すぎてしまうと手首や手に負担がかかってしまいます。手が疲れてしまえば薪割りも面倒になってしまうため、扱いやすい500g前後のナタを選ぶようにしましょう。
持ち運びやすさで選ぶ
キャンプをする場所までナタを持って行く必要があるので、持ち運びやすいものを選ぶことも重要です。特に薪割りをする際には山道を移動することもあるでしょう。その際に重さや長さのあるナタであれば移動がしにくくなってしまいます。
機能性も大切なポイントですが、携帯性も併せてチェックしていきましょう。専用のケースがあると便利です。
キャンプ用のナタおすすめ10選
柄が握りやすい、持ち運びがしやすいなど、使いやすいナタを選ぶことが大切です。しかし、種類が豊富なので悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、おすすめできるキャンプ用のナタを10選ピックアップしてご紹介!ナタ選びの参考にしてください。
UNIFLAME(ユニフレーム) TSURUBAMI ちび鉈 片刃二寸三分
新潟県燕市にあるアウトドアブランドのユニフレームから生まれたナタ。鋳物職人の街として知られる燕産なので、品質の良さには定評があります。TSURUBAMIシリーズは一つひとつ手作業で作られているので、同じナタでもその風合いに多少の違いがあります。
刃長は約70mm、全長約185mmと小型のナタなので持ち運びにも便利でしょう。専用のケースもあるので安全性も高いです。
Dutchwest Japan(ダッチウエストジャパン) 越乃火匠 久八 小嘴鉈
越乃火匠 久八 小嘴鉈は刃渡り11.5cm、重量約400gの小型のナタです。見た目はユニークな形をしていますが、刃の先端部分にある突起で小割りした薪を引き寄せることができ、使い勝手がいいことが特徴。
柄の部分には真田紐と呼ばれる丈夫な紐が付いており、使わない時にはぶら下げて保管可能です。
Dutchwest Japan(ダッチウエストジャパン) 越乃火匠 久八 鉈 大嘴鉈
斧鍛冶職人として伝統的鍛冶技術を持つ親子が作っているナタです。刃の先端には石付きと呼ばれる突起があり、大嘴(くちばし)鉈という名称は、形状が由来となっています。
石付きがあることで刃こぼれを防止することができ、小割りした薪を引き寄せることにも便利です。越乃火匠 久八 小嘴鉈と同様に真田紐や保護カバーも付いているので持ち運びもしやすいでしょう。刃渡り11.5cm、重さ約400g、全長31.5cmとなっています。
Senkichi(千吉) 千吉 レジャー鉈 角型 150mm
全鋼刃で耐久性に優れた特性を持ち、強度も抜群です。
両刃なので薪割りに最適でしょう。ツバが付いているので、振り下ろす際に刃が手に当たる心配もなく安全です。
また、収納ケースにはベルト通しも付いています。持ち運びに便利で、使わない時には収納できるので移動も楽ちんです。刃渡り約15cm、全長約34cmとなっています。
BOHKEN CLUB(冒険倶楽部) なたとのこ 小
キャンプでは様々な道具が必要となる場合があります。
薪割りをするにしても、木が太い場合はナタのみではうまくできないケースもあるでしょう。そんな時、「のこぎりがあれば…」などと後悔する可能性もあります。
なたとのこは、ナタとのこぎりがセットになったアイテム。そのため、大きい薪はのこぎりで切断でき、切断した薪をさらにナタで小さくすることができる便利なアイテムなのです。専用のケースはナタとのこぎりを一緒に収納できるので持ち運びも便利でしょう。
IKEUCHI(池内刃物) 山ナタ 青鋼 諸刃 木サヤ
昭和28年に園芸用の打刃販売をスタートさせ、平成8年に社名を変更した有限会社池内刃物によるナタ。
伝統技術と新技術を融合させ、切れ味だけではなく耐久性も追求したものづくりは、プロの職人たちにも認める品質。創業時から変わらず良い道具作りをしている会社です。
「山ナタ 青鋼 諸刃 木サヤ」は、刃と柄が一体化しているナタ。グリップ部分にパラシュートロープを巻くことでグリップ力が向上、手に伝わる衝撃を緩和させる特徴を持っています。また、とても握りやすくなっているので、手が疲れにくく扱いやすいのも魅力の一つです。
日野浦刃物工房 味方屋作 鞘鉈6寸(180)両刃
鍛造刃物産地でもある新潟県三条市で「味方屋」のブランドを継承し続けている鍛冶工房が作り出すナタは、一本一本すべて手作り。そのため、細かい仕様についてはそれぞれに多少の違いがあります。
硬い鋼でも研ぎやすい特性を持ち、欠けにくい刃を実現しています。刃長が180mmなので、使いやすいサイズでしょう。
Silky(シルキー) 鉈 ナタ 両刃 210mm 本体 ゴムハンドル
「世界一の切れ味のナタを作り続ける」ことを目標に製品を生み出してきたSilky(シルキー)によるナタ。両刃タイプで一打で深く食い込むため、薪割りも手軽にできるでしょう。
また、世界で初めてゴムハンドルを採用したことでも知られ、手への衝撃を抑えられるだけではなく、滑らず安全に使用できます。切れ味が落ちた際には柄を取り外すことで簡単に交換することも可能です。
マルキン 東周作 最高級黒打腰鉈 両刃 白紙鋼 165mm
高知土佐において、鍛造鍛冶の伝統技を極めたいと努力をしている鉈鍛冶が手掛けた最高級のナタ。
黒打は一見塗装をしたかのように見えますが、地金と鋼を鍛接した際にできた地肌となります。
薄く焦げたような黒い膜で独特の趣があるでしょう。そんな職人技で作られたナタは切れ味も抜群。セットになっているケースもデザイン性抜群なので見た目にこだわりたい人にもピッタリのナタでしょう。
ほんまもん 本場土佐 火造り鉈 最高級 腰ナタ両刃 白紙鋼 210mm
高知土佐の鍛冶職人による自信作で一本一本手作りであることが特徴。
耐久性の良さはもちろんのこと、切れ味も鋭いので薪割りもしやすいでしょう。
専用のケースも付属しており、使わない時や持ち運ぶ時に収納できます。
ベルト通しも付いているので携帯しやすく使用する際にはサッと取り出せるので便利です。
キャンプに欠かせないナタの選び方とおすすめまとめ
キャンプで薪割りなどに使用できるおすすめのナタをピックアップしてご紹介してきました。どのアイテムもメーカーならではの特徴があり、見た目にも違いがあります。
ナタを薪割りで使用する際には長時間使用しても手首に負担のかからない使いやすいものを選ぶ必要があります。
ナタは種類によって握りやすさや重さ、長さなどにも違いがあるので、選び方が分からない場合は、上記を参考にしてナタを選んでみてください。
自分に合ったナタを見つけて、キャンプをより便利に快適にしていきましょう。