投稿日:2021年5月27日 | 最終更新日:2021年8月18日
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こんにちは!北海道在住、TAKIBIライターのちゃみです。
今回は、私が所有するヴィンテージランタンの中から、Coleman(コールマン)の『243A』というランタンをご紹介したいと思います。
ヴィンテージランタンの持つ、現行品では味わえない魅力の一端をお伝えできればなと思います!
Coleman(コールマン)243A スペック
製造元:Coleman U.S.A
製品仕様:シングルマントルランタン
サイズ:160mm×160mm×315mm(ハンドル含まず)
使用燃料:ホワイトガソリン
Coleman 243Aってどんなランタン?
Colemanのヴィンテージランタンで有名なのは、真っ赤なボディとベンチレーターが特徴的で可愛い200Aですよね!
ポップなカラーリングが人気を博し、長い期間に渡って小さな変更を繰り返しながらリリースされていました。そんな200Aの製造期間は1951年~1984年まで。
今回ご紹介する243Aは、製造期間が1937年~1942年頃までの6年間と短く、200Aよりも前に作られていたランタンです。
このモデルが通称「シルクハット」と呼ばれる理由は、ベンチレーターのシルエットです。
シンプルで可愛らしい形をしているベンチレーターも、このランタンの人気の理由のひとつになっています。
ちなみにこのベンチレーターは、バーナー部にポンと乗せてベイルハンドルで両側から挟むだけで固定する簡単仕様!
同じ243Aでも、後期型になるとベンチレータートップをボールナットで固定する仕様に変更になっているため、私の所有する243Aは1930年代製の前期型であると判断できます。
グローブは当時使われていたオリジナルのPyrexグローブです。
古いものなのでかすれていて見づらいですが、サンシャインマークがステキです!
カラー部分にはランタンのモデル名やColemanのロゴなどが刻印されています。
タンクは真鍮製です!他のモデルには無いネイビーの塗装が希少性を高めています。
ヴィンテージなので多少のペイントロスもありますが、全体的にキレイに塗装が残っており、剥げた塗装の向こうに覗く真鍮の色もヴィンテージランタンとしての趣があります。
優しい灯りですので、テーブルランタンとしても最適です。
243Aを点灯してみよう!
ヴィンテージランタンと聞くと『扱いが難しそう…』『炎上が怖い…』といった心配をされる方も多いと思いますが、構造は至ってシンプルですし、基本的には現行のガソリンランタンとさほどの差は感じない使用感です。現行品と同様に定期的なメンテナンスの必要はありますが、点灯の手順を踏まえれば女性でもちゃんと扱うことができます!
それではさっそく点灯手順をご紹介します。
1.ホワイトガソリンをタンクに給油し、ベイルハンドルを外してベンチレーターとグローブを取り外します。
2.マントルを取り付けます。固結びでしっかり取り付けたら、余分な紐はハサミで切ってくださいね。(長いままだと点灯した際にマントルが壊れる原因のひとつになります)
3.マントルをライターやトーチで空焼きします。全体が焼けるまでしっかり空焼きしてください。
4.燃料バルブや燃料キャップがしっかり閉まっているのを確認し、ポンピングをして加圧します。ポンピングの回数については個体差もありますが、30~50回程、タンク内圧が高まってポンピングの手ごたえが固くなるまで行います。
5.ポンピングが終わったらいよいよ着火です!ライターやトーチの火をマントル付近で点けながら、少しずつ燃料バルブを開放していきます。
6.無事点灯!
ここまでの点灯作業でタンクの内圧が下がっているので、マントルの灯りが落ち着くまで数回ポンピングをしてくださいね。
灯りが落ち着いたらグローブとベンチレーターを装着して、ベイルハンドルを取り付けたら完了です。
消灯時は燃料バルブを閉めて消火し、ランタンの熱が冷めたら燃料キャップを緩めてタンクの内圧を抜いて、ホワイトガソリンが余っている場合はタンクから抜き取ってください。
まとめ
ヴィンテージランタンは近年のキャンプブームの影響で価格も高騰し、良い個体はなかなか入手がしづらくなっていますが、現行品とは一味違うデザインや燃料系ランタン独特の優しい灯り、なによりその希少性で所有欲も満たされるキャンプギアだと思います。
「シルクハット」こと243Aも、もちろんそんなオールドコールマンランタンのひとつだと思います!
人とは違うキャンプサイト作りやワンランク上のサイトコーディネートを楽しみたい方は、自分だけのヴィンテージランタンを探してみてはいかがでしょうか?