キャンプで使いたいおすすめ鉄フライパン20選|焚き火・直火調理で美味しいキャンプ飯を作るにはコレだ!

投稿日:2021年5月9日 | 最終更新日:2021年8月18日

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キャンプの醍醐味の1つとして、「キャンプ飯」を挙げる方は多いですよね。
そんなキャンプ飯だからこそ、「もっとレパートリーを増やしたい」と思ったことはありませんか?
今回は、そんな方にオススメの鉄フライパンをご紹介します。
炒めるのはもちろん、煮たり焼いたり温めたり様々な調理が可能で、直火使いや普段の家庭でも使用可能な鉄フライパン。
使えば使うほど味が出てくるその魅力!キャンプの必需品になること間違いなしです!

鉄フライパンの特徴

出典:photoAC

鉄フライパンはとにかく丈夫で耐久性が高く、焦げにくいことが特徴です。
ステンレスなどと違い熱伝導率が高く、強い火力にも耐えられるため、短い時間で手早く調理することが可能です。
炒め物からステーキなどのグリル料理、煮込み料理など様々な調理方法に適しています。

また、初めは焦げやすく慣れるまで大変な面もありますが、使えば使うほど油が馴染み、調理しやすくなるという特徴があります。
生き物のように育てていく感覚なので、長く愛用したい方にはおススメです!

ただ、鉄フライパンは他のアルミやチタンなどの素材のフライパンに比べると、どうしても「重い」というデメリットがあり、力に自信のない方や、たくさんの料理を作りたい方には不向きです。

☆こんな方にオススメ☆
・素早く調理をしたい方
・本格的なチャーハンや野菜炒めなどを作りたい方
・一生使えるフライパンをお探しの方
・自分だけの味が出るギアがお好きな方

キャンプ用鉄フライパンの選び方のコツ《5つのステップ》

現在、フライパンにも様々な特徴のあるものが出ており、素材からサイズや重さなど、どれを選べばいいか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで、鉄フライパンの選び方のコツを5つのステップに分けて説明したいと思います!
このステップを踏めばあなたにピッタリの鉄フライパンが見つかるはずです!

《ステップ1》素材で選ぶ

キャンプシーンで使用されるフライパンには、鉄フライパン以外にもアルミ・チタン・ステンレスなど様々な素材のものがあります。
それぞれの素材の特徴を下の表にまとめました。
そもそも自分にはどの素材のフライパンが合っているのか、鉄以外の素材でできたフライパンそれぞれの特徴も見ていきましょう。

アルミ

アルミ製はこの4種類の素材の中だと最も軽量で熱伝導率も高いという特徴があります。
軽量のため、たくさんの具材を入れても取り回しやすく、パスタなど水分量の多い料理が作りやすいです。
また、熱伝導が良い分、弱い火力でもすぐ温まるため、エネルギーの節約にもなります!
ただ、焦げ付きやすく具材が引っ付きやすいという点もあるので、使用前に多めの油で油ならしをするなどの工夫も必要です!

☆こんな方にオススメ☆
・軽いので女性や年配の方
・料理初心者の方でとりあえず最初のフライパンが一枚欲しいという方
・本格的なパスタを作りたい方
・できるだけ安価な価格でお探しの方

ステンレス

ステンレスのフライパンは、高温の熱にも耐えることができる頑丈さが特徴です。
ステーキなどの肉料理をカリっと香ばしく焼き上げてくれます!
アルミと比べて表面にフッ素樹脂加工をしていないので、空焚きもできます。
また、保温性も高く錆びにくいという特徴もあり、使い方次第では一生使える素材ですね。
ソースの色なども確認しやすいので、アルミと鉄の良いとこどりをしたような万能な素材です。
ただ、熱伝導が低い分、予熱が不十分だと焼きムラになることがあるので注意してください。

☆こんな方にオススメ☆
・炒め物、ステーキ、オムライスなど幅広い料理をしたい方
・耐久性を重視し、長くフライパンを使いたい方

チタン

鉄やステンレスと比べて半分ほどの重さで、耐久性も兼ね備えた実用的な素材がチタンです。
熱伝導率が低いため、熱が逃げにくく火を止めてからもしばらくは料理の温かさを維持できます。
様々な料理を全部完成させてテーブルに並べ、映える写真を撮ってから食べたいという方にありがちな「食べるときには料理が冷え切ってる問題」も、チタンの保温力なら解決できそうですね!

ただ、熱伝導率が低い分、温まりにくいというデメリットもあります。
火が当たる部分が局所的に高温になることもあるので扱いに少し慣れが必要です。

☆こんな方にオススメ☆
・煮込みハンバーグやシチューなどじっくり火を通す料理を作りたい方
・サビにも強いので、一本を長く愛用したい方
・軽さを重視したい登山やソロキャンプをされる方

いかがでしょうか?
フライパンもそれぞれの素材ごとに特徴が異なりますが、その中でも鉄製のフライパンでお探しの方は次のステップにお進みください!

《ステップ2》収納性・運びやすさ

料理の方に目が行きがちでついつい忘れがちな収納性。
実際に持ち運ぶ時のバッグやボックスなどのサイズを考慮して、フライパンのサイズを選びましょう!
かさばりがちな取っ手を外せたり、スタッキングしてコンパクトに収納できるものもあります。
また、鉄フライパンは重いので登山や徒歩キャンパーには不向きです。
運びやすさを考えると、車を使用される方におススメですね。

《ステップ3》蓋の有無

出典:手紙社

蓋があることで料理の幅や効率が大きく変わってきます。
フライパンのサイズに合った蓋があると、焼いたり炒めたりだけでなく、蒸したり煮込んだりも手軽にできます。

蓋を選ぶ際は、フライパンのサイズにきっちり合ったものを選びましょう。
フライパンと同じメーカーのものがあれば安心ですが、ない場合はフライパンの底の直径ではなく、フチの内側の直径とサイズが合うものを選びましょう。

蓋を選ぶ際のポイントは、中が見えるガラス窓がついているもので、蓋を立てて置けるものがおススメです。
これで調理の進行具合を蓋を開けずに確認できます!

《ステップ4》取っ手の素材

鉄フライパンの種類によっては取っ手と一体型のものがあり、そういったタイプは調理で熱しているとじわじわ取っ手部分も熱くなってきます。
タオルを巻いて使用したり、ハンドルカバーなどをつけることで対策はできますが、そういったことがめんどくさいという方には持ち手が熱くならない鉄フライパンもあります。

取っ手が木になっているものや筒状になっているものは、熱が伝わりにくいので問題なく持てます。
このあたりの使い勝手も購入する際は検討しましょう。

《ステップ5》どんな料理を作りたいか

出典:Pixabay

最後のステップです。
結局、どんな料理を作りたいかというのが非常に重要ですよね。
それによってサイズ感や深さが変わってくると思います。

一番便利なサイズとしては、大体24~26cmのものでしょう。
個人個人の食べる量にもよりますが、大体2~3人分の調理には最適です。

また、フライパンの形状には底の浅い浅型と底が深い深型がありますが、料理の例を挙げてどちらが向いているか説明します。

《ステーキ、ハンバーグ、餃子などを作りたい場合》→浅型が便利!
底面積が広いので一度にたくさん作りたい時に便利。
食材が重なりにくいのでお好み焼きやホットケーキなどの液体のタネを焼くなら深型ではなく浅型がオススメです!

《天ぷら、煮物、パスタなどを作りたい場合》→深型が便利!
深さがあるので、スープや煮込み料理などに適しています。そのほか、唐揚げなどの揚げ料理、チャーハンなどの炒めものにも使えるオールマイティさが嬉しいポイント。

様々なブランドから出ている鉄フライパン

昨今のキャンプブームで有名アウトドアブランドのみならず、調理器具ブランドや鉄加工が得意なガレージブランドなどからも様々な鉄フライパンが出ています。

いくつかブランドをご紹介します!

鉄フライパンと言えば!「Turk」

出典:ザッカワークス

turkは1857年創業のドイツの老舗フライパンブランドです。
その大きな特徴として、「150年以上も変わらない伝統的な製法で職人が手作業で一本一本作っている」という点があります。
鉄の塊の状態から加熱して叩くを繰り返す「鍛造」という手法により仕上げられており、その結果溶接部分が存在しないので、接合部分が外れるなんてこともありません。とても長い間使用可能なフライパンです。

ハンドルが一体型なのでかさばりやすく、重さもあるのでキャンプには本来不向きなフライパンなのですが、この洗練されたデザインがキャンパーの心を掴み、キャンプの鉄フライパンと言えば「turk」とまで言われるほどになりましたね。

オーナーの自宅には、100年以上使い続けているクラシックフライパンがあり、なんと今でも現役で使われ続けているそうです。
まさに「100年使える」に相応しい鉄フライパンのレジェンドですよね。

家族で営む町工場から革新的なものづくり!「藤田金属」

出典:フライパン物語

大阪府八尾市で1951年に開業した藤田金属株式会社は、フライパンをはじめ、鍋やヤカン、コップなどの金属製品を数多く作り続けています。

藤田金属の鉄フライパンは柄の部分が熱くなりにくいフェノール樹脂が使われています。
ミトンなどを用意せずに調理が簡単です。
そして、焼き入れと油に浸すハードテンパー加工が本体にされているので、面倒な空焼きや油慣らしが不要です。

また、側面を薄くすることで重くなりがちな鉄製フライパンの重量を軽くしています。
藤田金属の鉄フライパン20cmの重量は驚異の650g!
これなら女性でも負担なく毎日の調理に使えますね。

ソロキャンでの焚き火料理に絶妙サイズ?「SomAbito(ソマビト)」

出典:SomAbito

SomAbito(ソマビト)は奥京都を拠点に活動するガレージブランド。
ブランド名は木こりを意味する杣(ソマ)に由来するそう。
焚き火関連から小物類までキャンプ関連のギアが人気で、日本文化と異文化とを融合させた木製品KYO-KUKSAや、主に京都産のひのきを使ったファニチャーなどを製作しています。

そんなSomAbito(ソマビト)さんからソロキャンプの焚き火料理に絶妙なサイズ感の鉄フライパンが登場!
取っ手は取り外し可能でハンギングできるフック付きという、収納にもこだわった一品ですね!

職人の街燕市から!「日本洋食器」

出典:日本洋食器

「日本洋食器」は、テーブルウェアやキッチンウェアを取り扱う新潟県燕市のメーカーです。
キャンプを親しまれる方の間では有名な、鍛冶屋の街の燕市ですね。
中でも人気鉄フライパンの「匠シリーズ」は、本体の素材にマグマプレート材という独自開発のプレートを採用しており、内側と外側の両面に細かな凹凸があります。
この凹凸により、調理する食材との接点が広くなって熱伝導率が上がり、食材に一気に火を通せるわけですね。
また、凹凸状にすることで油馴染みも良くなり、使っていくほど焦げ付きにくくもなります。

次のページ:おすすめの鉄フライパン20選をご紹介

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