投稿日:2021年4月22日 | 最終更新日:2021年8月18日
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こんにちは。TAKIBIライターのみうです。
暖かくなってきてキャンプ日和の日が増えてきました。
キャンプの醍醐味といえば自然の中で食べるキャンプ料理ですね。
今回はキャンプを始める方や、新しいキャンプ料理に挑戦したい方必見、ガスコンロの選び方やおすすめアイテム、使うときの注意点について紹介します。
キャンプ料理に便利なガスコンロ
キャンプといえば豪快な焚き火料理…なんですが、火熾しに時間がかかったり鍋に煤がついたり、炭や灰の処理をして焚き火台を冷まして収納していると撤収に時間がかかってしまうことも。
火加減が難しく料理を焦がしてしまうこともあるので、キャンプでは程よくガスコンロでの料理を取り入れ、自分なりに快適で楽しく料理をするのがオススメです。
私は基本焚き火で料理をしますが、ぱぱっと調理したい時やコーヒーを飲みたくなった時などは、場合に応じてガスコンロを使って調理をしています。
ガスコンロの魅力
ガスコンロには焚き火とは違った魅力があります。
①燃料の持ち運びがしやすい、手に入れやすい
ガスコンロの燃料は主にOD缶やCB缶と呼ばれるガス缶で、薪や炭に比べて軽量でコンパクト。
持ち運びがしやすい利点があります。
また、ガス缶の種類にもよりますが、スーパーやコンビニでも売られており、手に入れやすいのも魅力のひとつです。
②たこ焼きや鍋など、みんなで楽しめる料理も作れる
焚き火ならではのキャンプ料理があるように、ガスコンロの方が作りやすいキャンプ料理もあり、それぞれの楽しさを味わえるのがキャンプの楽しいところ。
火加減の調整が必要な鍋料理やたこ焼きなどは、焚き火よりもガスコンロでの調理が向いており、お手軽に作れちゃいます。
焚き火台に乗せにくい形状の鍋などはガスコンロの方が使いやすく、また火力調整も簡単なので、作る料理に合わせて熱源を選びましょう。
③家でも大活躍
キャンプだけでなく、家でも使えるのがガスコンロの便利なポイント。
家でも鍋パーティやたこ焼きパーティなどにも使えます。
私は休日の昼ごはんで、たまにガスコンロでホットサンドを作っています。
焼いて食べるまでに冷めないので、なかなかにオススメです。
【タイプ別】ガスコンロのメリット・デメリット
ガスコンロにもいくつか種類があります。
タイプ別にメリット・デメリットを見ていきましょう。
シングルバーナー
★メリット
ガスコンロの中で最も軽量コンパクトで、テーブルの上に置いて調理できるワンバーナー。
主に分離式と直立式に分かれており、クッカーの中に五徳やガス缶を収納できる作りになっているものが多いです。
持ち運びが容易なため、徒歩キャンパーや自転車、バイクキャンパーにピッタリ。
キャンプ道具は嵩張るものが多いので、車キャンパーにも人気があります。
★デメリット
軽量コンパクトなので五徳も他のガスコンロに比べて小さく、重量のあるダッチオーブンなどの鍋には向きません。
また、直立式でガス缶の上に鍋を置くOD缶タイプのシングルバーナーは、風除けを使うと輻射熱によりガス缶が加熱されて爆発の危険性があるので要注意。
風除けを使う場合は分離式、もしくは直立式でCB缶タイプのガス缶の真上に鍋を置かないタイプのシングルバーナーを選びましょう。
ツーバーナー
★メリット
家庭で調理するのと変わらないスタイルでキャンプ料理を作れるツーバーナー。
作りがしっかりしており、風除けもついているため、フライパンやスキレット、また重量のあるダッチオーブンなど色んな鍋を使うことができ、様々な料理を安定した高火力調理ができます。
★デメリット
作りがしっかりしている反面、サイズが大きく嵩張るために持ち運びが大変で、設置する場所を選びテーブルの上での調理はできません。
また、組み立てやガス缶のセッティングに慣れが必要。
ガス缶をうまく取り付けられないとガス漏れする危険性があるので要注意です。
カセットコンロ
★メリット
家で鍋料理などに使うカセットコンロ。
キャンプでも家でも使える優れもので、持ち運びも比較的しやすい熱源です。
テーブルの上で調理できるため、シングルバーナーでは難しいたこ焼きプレートや焼肉プレートなどが使用可能。
手軽に作れるキャンプ料理の幅が広がります。
「ちょっとコーヒーを飲もうかな」と言うときも手軽にお湯を沸かせる優れモノ。
★デメリット
家で使うことを想定している商品が多く、風除けがないタイプが多いために天候によってはすぐに火が消えてしまうことも。
風除けを別途使うことで解決できますが、輻射熱によりガス缶が加熱されないように設置しないと爆発の危険があるので要注意です。
ガスコンロを選ぶポイント
ガスコンロにも様々あることが分かりました。
続いては、どのように選べばいいかを説明します。
ガス缶の種類(OD缶・CB缶)
ガスコンロはガス缶内の気化した燃料で火力を得るため、冬など気温が低い環境下では燃料が気化せずに点火しにくいことがあります。
ガス缶はOD缶とCB缶の2種類があるのでそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
・CB缶
ガス缶と言われて思い描くのが、家でも使うカセットコンロ向けのCB缶ではないでしょうか。
そのままCassette Gas Bombe(カセットボンベ)の略でCB缶と呼ばれ、100円ショップやスーパー、コンビニなどで手軽に、かつ安価に購入できるとメリットがあります。
デメリットとしては、基本的に屋内で使うことを想定されているので、OD缶に比べて火力が弱くかつ耐寒性も低いこと。
アウトドアユース向けに耐寒性・出力ともに優れたハイパワーCB缶を使えば冬キャンプで熱々の鍋料理を満喫できます。
しかし、ハイパワーCB缶はスーパーやコンビニではなくアウトドアショップで購入する必要があり、少し高価になるので「安価で手軽に購入ができる」といったメリットが霞んでしまいます。
・OD缶
アウトドア(OutDoor)向けに開発されたガス缶で、屋外仕様でも火力が安定しやすいのが特徴。
サイズ展開が豊富で大容量のIP-500のものや、CB缶に比べて軽量コンパクトなIP-250、クッカーの中にも収納できるIP-110があります。
アウトドアユースを想定しているので、火力が安定していて耐寒性があるというメリットがあります。
ただ、アウトドアショップやホームセンターに行かないと購入できず、CB缶に比べると高価な点がデメリットとして挙げられます。
ガスコンロ・バーナーはキャンプに行く人数で選ぶ
ソロならシングルバーナー、家族やグループで行くキャンプが多いのならツーバーナーがおすすめ。
ソログルキャンの場合は人数が多くてもシングルバーナーで対応可能です。
2〜4人で鍋料理やたこ焼きを作るのであれば、カセットコンロでも問題ありません。
キャンプする人数やスタイル、作る料理の種類でガスコンロ・バーナーを選定しましょう。
ガスコンロ・バーナーは最大火力で選ぶ
シングルバーナーの平均火力は2,300〜2,500kcalで、簡単なスープやラーメン、炊飯などであればシングルバーナーで充分です。
煮込みやチャーハン、鍋料理など火力が必要とされる料理を作るのであれば、家庭のキッチンにあるガスコンロの火力と同等くらいである3,600~4,000kcalほどのパワーがあるものを選ぶのがおすすめです。
作る料理によってガスコンロ・バーナーを選定するのもいいですし、荷物の問題でシングルバーナーしか持って行けない場合は、シングルバーナーでも対応可能なキャンプ料理を作りましょう。
風除け機能があるか?
屋外でガスコンロを使用するなら風除けがあると火が消えず安心。
前述の通り直立式でガス缶の上に鍋を置くタイプのシングルバーナーは、風除けを使うと輻射熱によりガス缶が加熱されて爆発の危険があるので要注意。
メーカーによっては風に強い構造のものや風除けがついているものもあるので、しっかりとチェックしてキャンプに備えましょう。