投稿日:2021年2月19日 | 最終更新日:2021年8月18日
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荷物積載問題はキャンパーの永遠の命題と言っても過言ではありません。
特にファミリーキャンプは着替えや食料、シュラフ、そしてテントの大きさまで倍増します。
毎回車に荷物を積み込むだけでかなりの時間が掛かる、というお父さんお母さんも多いのではないでしょうか?
荷物が増えれば、その分設営や撤収にも時間がかかりますし、後片付けの負担もふえてしまいますから、ここは何とか改善したいですよね。
こちらの記事では荷物を少なくするポイントと、具体的なコツ、コンパクトなキャンプ道具などをご紹介いたします。
ファミリーキャンプで荷物は少なくできるのか?
コンパクトなキャンプ道具に変更する、他のものと兼用する、不要なものを持っていかない等、荷物を減らすことは可能です。
しかしながら、やみくもに荷物を減らしてしまえば、キャンプの楽しみが半減しますし、防寒具やテント、チェア、テーブルなど優先順位の高いキャンプ道具を減らせば、快適さや安全性が失われることもありますから注意が必要です。
注意点:優先順位の高い装備や防寒具などは減らさない
これは私自身の経験談なのですが、春先のキャンプの際、荷物になるからと、インナーテントを置いていったことがありました。
幸い、寒さはそこまでなかったのですが、風が強く、テントの下の隙間から風が入ってきて、シュラフと寝ている人間ごと砂まみれになってしまったのです。
娘の頭に付いた落ち葉をみて、なんだか申し訳なく感じました。
この出来事は命の危険、というほどではありませんでしたが、自然の中では天候や気候が変わりやすいものだと実感しました。
装備を減らすことで、危険にさらされる場合もあります。荷物を減らす際は、安全への配慮を十分行いましょう。
ファミリーキャンプで最低限必要な荷物は?
荷物を減らすとは言っても、ファミリーキャンプをする上で必ず持って行った方が良いギアはあります。
基本的に、寝床を確保する上で必要なギアは必ず持って行くものだと思ってください。
・テント ・スリーピングマットもしくはコット(人数分) ・シュラフ(人数分) ・ライト
【調理関連】
・テーブル ・チェア(人数分) ・焚き火台・バーナー ・クッカー
・食器類(皿、コップ、カトラリーなど) ・ガストーチ・着火剤(焚き付け用)
【その他】
・衛生用品、救急用品 ・着替え
こうして書き出してみると、かなりの量がありますよね。
また、このリストに加えて、冬場はストーブやホットカーペットなどの防寒用品が入ってきますし、夏場はクーラーボックスや熱中症対策のためにポータブル扇風機なども必要になります。
「なんだか減らせそうにない気がしてきた」と、ここで弱気になってしまう人もいるのではないでしょうか?
しかし、これらの装備などについては、兼用や工夫によって荷物を減らすことができます。
こちらのコツは、下の章にて詳しく解説していきましょう。
ファミリーキャンプの荷物を少なくするコツ
ファミリーキャンプの荷物を少なくするコツは、主に3つあります。
それは…
1.目的
2.道具選び
3.検証
です。
目的を明確にする
ファミリーキャンプにおいて、最も重要なことは目的です。
目的を言い換えれば「このキャンプで何を楽しみたいのか」とも言えます。
この目的は、できるだけ具体的な方がいいのです。
思い浮かばなければ、キャンプの夜ご飯を楽しみたい!でも構いません。
目的はいくつもあると、荷物は増えるばかりですから、1つ〜3つほどに絞るといいでしょう。
目的に優先順位をつけ、大まかな計画を立てます。
例えば、「川遊びをメインにしたいから、夜ご飯は簡単に作れるものにする」や「子供と一緒にサイトでカレーを作る」などです。
子供と野外調理を楽しみたいのであれば、調理道具は欠かせないですし、「子供とキャンプサイト周辺で遊びたい!」のであれば、「食事は簡単に作れるものにしよう」となるはずです。
料理ひとつとっても、BBQをしたいのか鍋を食べたいか?によって、持っていく食材や調理方法、調理道具、お皿の形、後片付けの方法まで変わってきますよね。
荷物を減らして、キャンプの楽しい思い出まで減らしてしまったら元も子もありません。
キャンプ前に、夫婦や家族でワクワク話し合いながら決めるのもいいですよね。
ちなみに、最近行った私たち家族の2泊3日のキャンプは、「2泊目の朝ごはんに、のんびり炭をおこし、魚を焼いて食べる」を目的にしていました。
これを基準に荷物は増えてしまいますが、折り畳み式のコンパクトな焚き火台を、夜用の焚き火台とは別に持っていく事にしました。
荷物は増えてしまいましたが、その分思い出は増え、楽しいキャンプとなりました。
道具選び
先程挙げた最低限必要なものは、キャンプを安全に楽しむうえで欠かせません。
でも、その他にも持っていきたい荷物があるし、どうしたらいいのか。
まず、道具をコンパクトなものにできないか、見直してみましょう。
折り畳み型を組み立て式にする
手軽に設営できる折り畳み椅子ですが、収納時に隙間ができてしまい、デッドスペースが生まれます。実はこれが嵩張る原因だったりします。
組み立て式のローチェアであれば嵩張らず、パーツをババラすことで小さくまとめることができるため、荷物を減らしたい際にはお勧めです。
キッチン用品をキャンプ用にしよう!
キッチン回りの道具は、キャンプ用のアイテムで揃えるのをおすすめします。
キャンプ用のクッカーは持ち運びしやすいように、重さも軽く、入れ子式になっているので一つにまとめられてコンパクトです。
【trangia(トランギア) ストームクッカー ウルトラライト】
【trangia(トランギア) ビリーコッヘル 4.5L ノンスティック TR502254】
【スノーピーク(snow peak) フィールドクッカーPro】
【スノーピーク(snow peak) マナイタセット】
シュラフはダウンの方がコンパクト
車に積んだときにもわかるのですが、家族分となるとかなりの存在感ですよね。
ダウンと化繊のシュラフでは、ダウンの方が軽いですし、小さくまとめた時にも差が出ます。
今現在持っているのが化繊シュラフであれば、シュラフをコンパクトに収納することができる「コンプレッションバック」を使うと良いでしょう。
兼用できるギアを選ぶ
形状や使い方によっては、ギア1つで2つの機能を担うものもあります。
例えば、バーベキューコンロは焚き火台として代用可能なものがあります。
焚き火台の大きさにもよりますが、多くの焚き火台はバーベキューをすることも想定されて作られています。
また、荷物コンテナをそのまま棚として使用する、板を載せて簡易のテーブルとして代用することも可能です。
上げ下ろしも一度にすみますし、車に積んだ際に荷崩れもしにくいですよ。
燃料を統一する
燃料にもたくさんの種類がありますね。
炭や薪、ガス、灯油、ホワイトガソリン、燃料用アルコール、電池…。
例えばランタンひとつとっても、ガソリン、灯油、ガス、電池など、さまざまな種類があります。
ファミリーキャンプの際は、燃料もコンパクトなLEDランタンなどがおススメかもしれませんね。
着替えをコンパクトに!
冬場は着替えも厚着になりますし、夏場は夏場で汗もかきますから、ファミリーキャンプとなれば、人数分の着替えが必要になります。
キャンプ日数にもよりますが、着替えのボリュームは割と大きいのではないでしょうか?
旅行用衣類圧縮ケースなどを使うと、かなりコンパクトに持ち運ぶこともできますから、活用してみましょう。
検証と記録
少し面倒ですが、キャンプの持ち物について何を持っていったのか?等、その記録を残しておきましょう。
後片付けの際に、使わなかったものをチェックしておくと、次回キャンプの荷物を減らす際にも参考になります。
ちょっと地味で地道な作業ですが、トライアンドエラーの記録を残すことは後のキャンプに大いに役立ちますよ。
キャンプの持ち物の管理には、スマホのメモ帳などでもいいですが、CAMPNOTEというアプリもあります。
自分の持っている道具を登録もできますし、キャンプの持ち物の管理や、キャンプの予定の作成もできるので便利です。
【CAMPNOTE】
https://apps.apple.com/jp/app/camp-note/id1393873303
ファミリーキャンプの荷物を少なくするメリット
キャンプの荷物を減らすことで、様々なメリットがあります。
時間を有効に使える
荷物が減ると、それだけ準備や設営にかける時間を減らすことができます。
キャンプ中の貴重な時間ですから、1分でも1秒でも有意義に使いたいですよね。
荷物の管理が簡単に!
「あれどこだっけ?」この言葉をきっかけに夫婦げんかが起こるのは、きっとうちだけではないはずです。
荷物の量が減ることで、「何がどこにあるのか」把握しやすくなります。
それによって、探し物や忘れ物、紛失のリスクも減りますから、楽しいファミリーキャンプにも大いに貢献できるはずです。
荷物が減ると、負担が減る!
荷物が減ることで積み下ろしの手間が減るのは、かなりのメリットですよね。
キャンプでは、この荷物の積み下ろしが結構大変な作業でもあります。
荷物を減らし、それにかかる負担も減らしましょう!
まとめ
キャンプで何を楽しみたいのかを軸に、持ち物を厳選し、コンパクトにしましょう!
キャンプの荷物を減らすことは、設営や撤収の時間を減らし、準備や後片付けの労力、または紛失のリスクをも軽減できます。
またキャンプ後に、使ったもの、使わなかったものを確認することによって、次回キャンプの際の荷物削減にもつながります。
キャンプの荷物を少なくするコツは、キャンプをより楽しむコツとも言えます。
無駄な荷物は極力減らし、ファミリーキャンプの思い出を増やしたいですね。