投稿日:2020年11月14日 | 最終更新日:2021年8月18日
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2020年も残り2カ月となりましたが、これから冬場を迎えるにあたり、キャンプはオフシーズンという方もいらっしゃると思います。
しかし、冬場のキャンプは比較的混雑を避けられ、ゆったりとキャンプを楽しむには、最適な季節なのをご存じですか?
とはいえ、キャンプ場によっては氷点下になるも所もあるので、「寒さ対策」をしっかりしなければ、楽しむどころか、辛いキャンプとなってしまいます。
そこで今回は、このような冬場のキャンプに最適な暖房器具「薪ストーブ」を取り上げ、おすすめの薪ストーブを8つ紹介していきたいと思います!
薪ストーブとは?
キャンプブーム真っ只中である現在、家庭で薪ストーブを楽しまれる方もいらっしゃると思います。
薪ストーブの構造は、鋳鉄または鋼板製の密閉された箱型の本体の中で燃焼させ、煙突を通じて燃焼後のCOやCO2を外に排出します。
一般的に煖房器具といえば、部屋などの空気を暖める器具です。
しかし、薪ストーブはそれに加えて、赤外線による輻射熱の効果があり、私たちの肌を直接暖めてくれるため、ほかの煖房器具と比較すると、たいへん能力の高い煖房器具なのです。
薪ストーブって難しそう
薪ストーブは、炎を眺めながら暖まることができ、性能面だけでなくその雰囲気も楽しめることができる煖房器具です。
しかし薪ストーブとなると「何となくハードルが高い」「自分には難しそう」と諦めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
キャンプ歴が長くなってきた私自身も他のストーブを使い、薪ストーブを使いませんでした。
何となく「玄人」「プロっぽい」と勝手に難しく考えていましたが、準備と設営のポイントを押さえておくと、非常に使いやすい煖房器具であることが分かりました。
このことにより、冬場のキャンプをより一層楽しめるようになりました。
薪ストーブの使い方
1.薪ストーブをセット
薪ストーブ本体は煙突が風に煽られたりしても、倒れたりしないように平らな場所に設置するようにしましょう。
また、煙突を固定するために、張り綱でペグダウンするなどの設営をしましょう。
2.熾火をつくる
薪ストーブで、一番大切なのは着火です。
着火の際、太い薪を使用するのではなく、細くした薪や樹皮などを使い着火するようにしましょう。
燃えやすい杉や松などの針葉樹を焚きつけに使用し、薪ストーブの空気孔を全開にして、しっかりと燃焼させて熾火を作ります。
3.薪をくべる
炎が安定して熾火ができれば、太い薪をくべながら火を絶やさないようにします。
太い薪は、燃えにくく燃焼に時間のかかるナラ材などの広葉樹を使用すると、薪の補充も楽になり、薪の量も少なくてすみます。
メリット
煖房器具としての暖かさ
薪ストーブは薪を燃やすことで発生した熱を炉内と煙突部分に蓄熱し、その熱によってテント内などの空間を暖かくします。
この構造により生まれる熱は非常に熱効率がよく、アウトドアで使用する煖房器具としては一番暖かい煖房器具です。
炎を眺める癒し効果
薪が燃える炎を眺めていると、なぜかリラックスするという方も多いと思います。
川のせせらぎや海のさざ波と同様に自然の中にある現象「1/f ゆらぎ」が炎にあるといわれており、リラックスできる甲賀あると言われています。
薪ストーブの炎を眺めながら、家族や仲間との会話が盛り上がるのも、その効果ですね。
料理ができる
薪ストーブといえば煖房器具として使える他、その熱を利用して料理を作ったり、お湯を沸かしたりすることもできます。
ダッチオーブンを使ってシチューなど長時間の煮込み料理をしたり、スキレットで炒め物ができるなどの活用ができます。
デメリット
1.設営・撤収に時間がかかる
薪ストーブは石油ストーブなど他の煖房器具と比較して、設営・撤収に時間がかかります。
薪ストーブを組み立てる際には本体と煙突の設置・固定などが必要で、他の煖房器具より少し時間がかかります。
また、撤収の際は高温になった炉の温度が下がったあとに、炉内に残った灰の処理、薪ストーブの掃除など…時間のかかる作業が多々あるので、チェックアウトの時間に間に合うように、火の調節や薪をコントロールするようにしましょう。
2.夜中に薪が鎮火して寒くなる
薪をくべ続けて暖かさを維持できる薪ストーブですが、持ちの良い広葉樹の薪を使用したり、容量の大きい薪ストーブであっても、2時間程度で鎮火していきます。
その為、夜中になるとテント内が寒くなって目覚めてしまう…なんてこともあるでしょう。
対策としては夜中に薪を追加するか、石油ストーブなどの煖房器具の併用、冬シュラフ、湯たんぽなどを使用するなど防寒しましょう。
3.運搬時にかさばる
最近の薪ストーブは煙突を本体に収納できるなど、コンパクトになっています。とはいえ、車載時に場所をとってしまいます。
用意する薪の量は私の場合、1泊で20kg(オリコン1箱分)を使用するので、薪も併せて運搬するとなると、さらにかさばってしまいます。
4.薪代がかかる
薪ストーブは燃料となる薪がどうしても必要です。
一般的にキャンプ場などで売っている薪は1束で500円程度はします。1泊で4束程度の薪を使用すると想定すると、2,000円程度の薪代がかかることになります。私の場合、火持ちの良い広葉樹(20kg)を安く購入できる薪販売店で事前に購入していますが、それでも相応なコストがかかります。
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