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投稿日:2019年1月10日 | 最終更新日:2021年8月17日
最近ではキャンプなどの外遊びを楽しむ方が増えてアウトドアブームですよね。キャンプギアも簡単に使える便利なものが沢山ありますが、そんな中から、今回は私のお気に入りである小型ストーブの『オプティマススベア』を紹介します。
1. スペック
使用燃料 ホワイトガソリン
重量 550g
サイズ 100×130mm
出力 1400w
出典|OPTIMUS
スベアはキャンプや山登りに携帯する小型のガソリンストーブです。最近のストーブはガスカートリッジを使用するものが多いのですが、スベアはホワイトガソリンを使用します。コールマンのガソリンランタンと同じ燃料ですね。
その火力やスペックは現在のバーナーと比較すると数値では到底勝てません。しかも最近のギアと比べ使い方もアナログです。ただその不便さこそ、実はオススメしたいポイントなんです。
キャンプって便利な日常を離れ、自然の中で食事をしたり、テントを設営して寝泊まりをします。普段からは考えられないくらい不便ですが、キャンプではそんな不便さも楽しみのひとつ。「キャンプギアを扱っている」という満足感がまさにツボにはまりますよ。
スベアのボディはピカピカ。そのスタイルは100年以上ほとんど変わっていないとか。発売当初から既に完成されていたのですね。実際に見ると、金色のボディに機能美が溢れたスタイルは惚れ惚れしちゃいます。
2.点火前の『儀式⁇』
スベアは通常のガスカートリッジを使用するバーナーと違い、「プレヒート」という『ひと手間』が必要となります。簡単に言うと火をつけるためにスベアを暖めてあげることです。このプレヒートは、灯油(ケロシン)を燃料とするランタン等では必ずと言ってもいいほど必要な作業。
スベアの燃料はホワイトガソリンですが、熱でタンク内に圧力をかけることで燃焼させる仕組みなので、この『儀式』が必要なんです。
プレヒートの方法はとっても簡単。タンク上部にくぼみがありますので、そこに燃料を浸して火をつけるだけです。気温等によりますが時間は3分くらいで良いかと思います。
ただ、このプレヒートはとても重要な作業。適当にやると液状の燃料がそのまま噴射されてしまい大きな炎が上がります(炎上)ので、ゆっくりしっかり暖めてあげましょう。
プレヒートにはアルコール燃料を使うのですが、私は燃料(ホワイトガソリン)をタンクからスポイトで移して使用しています。
プレヒートが終わったら風防を取り付けて調整キーを反時計回りに少し回してみます。(写真は炎を見やすくするために風防は外してます)
「シュー」と音がしたら準備OK。ライター等で点火します。最初は炎が安定せずに赤い火が出たりしますがびっくりしなくて大丈夫。1分くらいで本体が温まってキレイな青い炎で安定します。
3.スベアのオススメポイント
まずは何といってもその佇まい。シンプルかつ機能美に溢れた真鍮のボディは本当にキレイで、このまま使わずに部屋のインテリアにしちゃおうかって思うほどです。
使用していくと次第に味わいのある色になってくるのでさらに愛着が湧きます。そういう変化を楽しむことが出来るところはまさに所有する喜びですね。
また、燃焼時の音もすごく個性的。燃焼が安定してくるとジェットエンジンみたいな音がします。小さいのに一生懸命頑張ってるなぁ…って感じです。全体的に音は大きめなので、ここは好みが分かれるトコですが私はこの音、とっても好きです。
あ、燃焼中はタンクや風防が熱くなるので、うっかり触らないように気をつけましょう。
4.まとめ
スベアは使うほどに愛着が湧いて、どこにでも連れ出したくなるギアです。
構造がとてもシンプルなので故障も少なく、しっかりと手入れをしてあげれば永く付き合える外遊びの相棒となってくれることでしょう。
プレヒートが必要だったり面倒に感じる方もいると思いますが、それもアウトドアで使うギアならでは。そのひと手間を楽しめる方には絶対オススメですよ。