投稿日:2020年8月10日 | 最終更新日:2021年8月18日
本記事は一部にプロモーションを含みます
キャンプで薪割りやブッシュクラフトなどをする際、欠かせないアイテムとなっている手斧。
中でもハスクバーナの手斧は、エントリーモデルとしては定番となっています。今回はそんなハスクバーナの特徴や「どの程度の薪まで割ることができるのか?」使ってみた感想やパラコードを使ったカスタム例などなど、まとめましたのでご紹介します。
基本情報
ハスクバーナは長さや用途の違う様々な斧を販売していますが、今回は手斧38cmをご紹介します。
サイズ:38cm
重量:0.6kg
素材:刃/スウェーデン鋼、持ち手部分/ヒッコリー
※専用皮ケース付き
ハスクバーナとは?
ハスクバーナはスウェーデンに拠点をおく、チェーンソーや芝刈り機をメイン商品としたブランドです。
切れ味の鋭さと耐久性を兼ね備えたスウェーデン鋼で作られており、刃物に最適な材料と言われています。
また柄の部分は美しくスムースに仕上げられたヒッコリー製となっています。
斧頭にはハスクバーナのロゴと一緒に「HAND FORGED」と刻印されており、斧頭が手作業で鍛造されているのも大変魅力的です。
手軽に購入できる手斧として人気が高く、キャンパーのエントリーモデルとして認知されています。
特徴
ハスクバーナの手斧がなぜこれほどに人気なのか、その特徴をご紹介します。
しっかりフィットする柄のカーブ
ハスクバーナの大きな特徴として、柄の部分の独特なカーブがあります。
これにより、柄がまっすぐになっている斧に比べて持ちやすく、薪を割る際に力が入りやすいです。
また、両手持ちも可能なので、より安全かつ正確に薪を割ることができます。
両手で持つことを想定した柄のカーブは、握った時のフィット感がしっかりしているので力を入れやすい作りになっています。
強靭なヒッコリー材の柄
柄にはヒッコリー材を使用しています。
ヒッコリーというのはクルミ科で、非常に硬質で強靭な材料として知られており、スキー板などにも使われます。
ねばり強く衝撃に強いという特徴をもち、衝撃耐性を必要とするものに最適な材料だといえます。
レザーカバーがかっこいい!
ハスクバーナには付属で刃のカバーがつきますが、これがまたレザー仕様になっていてかっこいいんです。
刃先をすっぽりと包み込むようなカバーで、留め具のボタン含めてアンティーク感たっぷり。
コスパがいい
これだけハイスペックなハスクバーナですが、コスパも良いのでエントリ-モデルとして最適なのも頷けます。
ハスクバーナで割れる薪・割れない薪を検証
ではハスクバーナの使用方法とともに、割れる薪・割れない薪を検証してみたいと思います。
今回は写真のような3つの木を用意しました。
左から、角材(針葉樹)、薪(広葉樹)、丸太(広葉樹)になります。
針葉樹と広葉樹では針葉樹の方が柔らかく割りやすいです。
一般的にキャンプ場の薪は針葉樹が多いですが、今回どこまで割れるのか検証するため丸太も用意しました。
まずは角材から割っていきます。
私の場合、基本的に薪が自立する場合は、薪を立てて両手でハスクバーナを持ち垂直に降り下ろして割っています。
薪が自立しない場合などは、ハスクバーナの刃先を薪に当てて上から他の薪で叩いて割っています。
バトニングのようなイメージです。
そのまま薪で叩いて割れそうだったら割りますし、ある程度斧が薪に刺さったらその状態で薪ごと降り下ろして割ったりしています。
角材は普通に振り下ろすとこのように真っ二つに割ることができました。
成人男性ですと、7割程度の力で振り下ろすと割れると思います。
角材やキャンプ場で一般的に販売されている針葉樹の薪などは問題なく割れそうですね。
次に少し固い広葉樹の薪を割ってみます。
先ほどと同じくらいの力で振り下ろしてみましたが、刃先しか入らず割れませんでした。
なので9割ぐらいの力で次は振り下ろしてみます。
少し端の方を狙うと割ることができました。
ただあまり力みすぎると、変な当たり方をしたり勢い余って自分の足まで割りそうになったりと危ないので、その辺は注意してください。
ちなみにこういった節の部分は基本的に割れないので、もしここに当たってしまった場合は潔く抜くのが一番だと思います。
強引に割ろうとすると刃こぼれ、柄が折れてしまう原因になるので注意してください。
では、最後に丸太に挑戦してみたいと思います。
丸太はハスクバーナの刃先より太いです。
割れたらかなり優秀ですが、検証です。
うーん…割れませんでした。
本気で振り下ろしても刃先が少し入る程度ですね。
刃先を当てて、他の薪で叩いてみましたが、それでも難しそうでした。
もしこういったものを割るとすれば、ハスクバーナで切り込みだけ入れてあとは楔を打って割るという方法ぐらいでしょうか。
というわけで結果としては、ハスクバーナでは角材やキャンプ場で売られているようなカットされている薪は割ることができますが、刃先よりも太い丸太などは割れませんでした。
- 1
- 2