投稿日:2020年7月8日 | 最終更新日:2021年8月18日
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早く梅雨が明けてくれないかな?と願う私ですが、これから夏本番を迎え、夏といえば、ビール…と思うのは、私だけではないと思います。
ビールのおつまみとして、キャンプや家庭でも楽しめることに燻製が挙げれらます。
そこで今回は「家でも、キャンプでも!燻製を楽しもう」のタイトルで燻製についてお伝えしたいと思います。
そもそも燻製って何?
最近では、燻製をするチップや家庭でも使用できるスモーカーなどが販売されて、身近になってきましたが、そもそも燻製とは何なんでしょう?
燻製は最近、始まったものではなく、昔から行われていた製法です。
今では食品の保存は冷蔵庫など、便利な電化製品がありますが、それすら無かった時代にはさまざまな工夫をして食品の保存がされてきました。
燻製もその一つで、肉や魚を塩漬けにし、木材などを燃やした煙にかけることで保存性が高まります。
日本では、燻製の代表的なものに、かつお節や秋田のいぶりがっこがあります。
燻製すると、なぜ保存性が高まるの?
燻製は昔から行われてきた手法ですが、なぜ、保存食となるのか?について、少し触れさせていただきます。
燻煙(くんえん)による殺菌・防腐効果
燻煙をすると、チップから発生する煙の成分が、肉や魚を腐敗させる菌を減らしたり、殺したりすることで、殺菌・防腐効果を発揮します。
食塩による脱水効果と燻製づくりの際の脱水効果
燻製を作る際、素材を塩漬けにし、過度な水分を取り除きます。
その後、風によって乾かすことで、水分を飛ばし、殺菌・防腐効果を高めます。
燻製方法の種類
燻製の作り方と方法には、かける時間や、スモーカー内の温度によって3つに分類されます。
冷燻
15~20℃にスモーカー内の温度を保ち、長時間燻す燻製
例:生ハム、スモークサーモン
本来の作り方は長期間かけて燻すことで、素材の水分を取り除き、1か月以上の保存を可能にしますが、生の状態で食べたい場合は、香りづけ程度に30分~2時間程度燻煙します。
温燻
30~80℃程の温度で2~5時間燻す燻製
例:ロースハム、ベーコン
温燻は一般的によく行われる方法で、市販の燻製キットなどで作ることができます。
50%以上水分が残るため、やわらかく、風味豊かな燻製ができあがります。真空パックなどにすることで長期保存が可能です。
熱燻
90~140℃で、10~30分ほどで燻煙処理をする一番手軽な燻製
例:たまご(くんたま)
加工時間が短いので、自宅やアウトドアでも気軽に行える方法です。
ソフトな食感と煙の香りを十分楽しめるのが魅力的ですが、保存性は高くないの
で、調理したら食べるようにしたほうがよいです。
燻製に適した季節
燻製を屋外で行う際、気をつけたいことは「天候」や「気温」、そして「湿度」があります。
湿度が高い
湿度が高く食材の表面が濡れていると燻煙は水分に溶けやすいため、酸っぱく感じて美味しく出来上がりません。
気温が高い
気温が高すぎると燻製器の中の温度が上がり、チーズなどの食材が溶けやすくなります。
以上のことから、屋外で燻製をするには、気温がそれほど高くなく、湿度の低い秋から冬が適した季節となります。
でも、やはりこれからの季節でも、燻製を楽しみたいですよね?
そんな方に、手軽に燻製ができる製品、燻製にしやすい食材をご紹介したいと思います。
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