投稿日:2020年6月19日 | 最終更新日:2021年8月23日
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今年の春は新型コロナの影響でちょっと特殊な状況にありましたが、平常時でも「仕事が忙しくて遠くへ釣りに行けない…」「休日は家族サービスのために釣りなんて行けない…」なんていう方も少なくないのではないでしょうか!?
そんななかなか釣りに行けない釣り好きさんに全力でおすすめしたい!今回は「ニゴイ」釣りをご紹介します。
実は私も釣ったことがなかったニゴイという魚。試しに釣ってみたらめちゃくちゃ楽しくて衝撃的でした。
きっと知らない人も多い「ニゴイ」の釣り方やその魅力をみっちりレポートしちゃいます。
そもそもニゴイってどんな魚?
ニゴイはコイの仲間
ニゴイって何?コイなの?という方も結構いるかもしれません。
コイ、フナ、ウグイ…このへんの類の魚って、よく知らないとどれもこれも似たように見えますよね。
ニゴイも和名で「似鯉」と書くだけあって、パッと見はまるでコイのような見た目をしています。
ニゴイの見た目
鱗(ウロコ)の感じが苦手な人や、コイ科独特のパクパクしているお口が苦手な人は、もしかしたらあまり好きになれないかもしれないですが、私はビジュアル含めとてもカッコイイ魚だと思います。
主に銀色をしたこの魚は、トラウトなどに比べたら似たり寄ったりに見えます。しかし実は生息域や季節、大きさによって色が変わったり、個体差もあったりと、とても魅力的な魚なんですよ。
雄(オス)は春~初夏の頃、産卵シーズンに入ると口の周りや顔全体にかけて「追星(おいぼし)」という白い点々が出現します。
集合体恐怖症の気がある人にとっては、ちょっと気持ち悪い見た目をしているかもしれません。
日淡大好き!というお魚フリークたちにとっては、この追星が”カッコイイ”という美学があるんですよ。
私もその一人で、この時期の婚姻色や追星ができたコイ科の魚たちはめちゃくちゃカッコ良くて大好きなんです。
ニゴイの釣り方
コイ科の魚を釣るというと、たいていの人は餌釣りを思い浮かべると思います。
公園や池でおじいちゃんたちが木の板でできた台に座って、延べ竿で糸を垂らしウキを見つめている…そんな釣り方を想像するのではないでしょうか。
実はコイ科の仲間達の中でも、ルアーで釣れる魚がいます。それがニゴイです。(ちなみにウグイもルアーで釣れます)
ニゴイ釣りのタックル
今回はルアーで狙うニゴイ釣りをご紹介するので、ルアーのタックルを解説します。
ロッドは5~7ftのL~MLクラス
正直、ニゴイを釣るにあたり、これじゃないといけない!というセッティングは無いように思います。
どんな場所で釣るか、どんなルアーで釣るかで適したロッドを選べばいいかな…という感じ。
川幅が狭いなら短いロッド、飛距離が欲しいのであれば長いロッドを使いたくなります。
流れが弱い川であれば軽いルアーを使ったりするのでライト寄り、流れが速かったり遠くへ飛ばしたい場合は少し重たいルアーを投げたいのでミディアム寄りのロッドを使いたくなります。
そんな具合でちょうど良いロッドを選べばいいと思います。バス用だとかトラウト用だとか拘る必要はありません。
ちなみに私はHuerco(フエルコ)のXT511-5Sというロッドを使っています。軽いルアーも投げられるし、それなりに大きな魚とやりとりできるパワーもあるのでニゴイ釣りに丁度良いです。
リールは2000番前後、ラインは気持ち太めに
リールに関しても、ロッドと同様あまり神経質に選ぶ必要は無いと思います。
強いて言うなら、ラインセッティングは気持ち太めにするよう意識したほうがいいかもしれません。
うまくドラグを調節してファイトすれば、わりと細いラインでもニゴイを釣る分には問題無いと思うのですが、ニゴイ釣りをしていると、コイにスレ掛かりしたり外道でバスが掛かったりする事があります。
そういう事態を考慮して、やや太めのセッティングにしておくと安心です。
私はPE0.6号、ショックリーダー10lb程度にしています。(私はPEラインが好きで常にPEラインを使っていますが、モノフィラでも全く問題無いと思いますし、むしろモノフィラのほうがこの釣りには向いていると思います。)
ルアーは1g~8gくらいまでいろいろ
■スプーン
川の流心をドリフトさせたり、ボトムノックさせたりして釣ります。川の流れや深さによって流しやすい重さのスプーンを使いたいので、いろいろな重さを持っていると便利です。
■ミノー
スプーンと同じくドリフトさせたり、ジャークやトゥイッチで誘います。高活性の魚が飛びついてきて「ゴンッ」と入る瞬間が楽しいです。
■バイブレーション
ボトムノックさせて釣ります。根がかりしやすいので場所を選びますが、ニゴイやウグイ釣りに一番有効かもしれない釣り方です。理由はよくわかりませんが釣れます。
■スピナー
反応が渋い時の最終手段!はやっぱりスピナー。巻いたりシェイクしたりボトムノックしたりいろいろできます。ウグイが大好きなイメージがあります。
その他あったらいいもの
足元が少し濡れる場合もあるので、配慮した服装で行くといいと思います。
長靴でもOKですが、ウェーダーやゲーターを履いてたら完璧です。
ニゴイは意外とパワーがあって、釣れた時の取り込みに苦労するので、ランディングネットを持参すると安心です。
頑丈な鱗をしていそうに見えますが、意外と脆いみたいなのでネットランディングしてあげたほうが魚体にも優しいです。
ニゴイが釣れる川
正直どこにでも…と言うとあれですが、いわゆる「里川」チックなところであれば、あらゆるところに生息しているニゴイ。
その身近さが、今回のテーマでもある「近場で楽しめる」を実現できるわけなので、ある意味どこでも釣れるところがニゴイの愛すべきポイントでもあります。
体長は大きいと60cmを超えるものまでいるような、わりと大型の魚なので橋の上や川沿いの道路から探してみるといいと思います。
最初はコイとニゴイを見分けるのはちょっと難しいかも…。太めでずんぐりむっくりしていて茶色っぽいのがコイ、細長くて銀色にギラっと光るのがニゴイです。
でもコイの群れにニゴイが混じっていることも多いので、わざわざ見分けなくても”コイ科の群れっぽいやつら”を見つけたらルアーを投げてみてください。
アグレッシブに反応してくる魚がいたら、それはだいたいニゴイかウグイです。
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