投稿日:2020年6月23日 | 最終更新日:2024年1月31日
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初心者がキャンプを始める際に、まず揃えたいと思うものはテントでしょう。
ひとくちに「テント」といっても形状・設営法など種類は多岐にわたり、どれをどう選べばいいのか戸惑う方が多いようです。
そこで今回は、初心者がテントを選ぶ際に理解しておきたい種類や特徴を解説します。
また、ぴったりのテントを選ぶためには目指すキャンプスタイルを知っておくことも大切。
好みのキャンプスタイルとテント選びの関係性もお伝えしますので、テントの購入にお役立てください。
キャンプ初心者がまず知っておきたいテントの種類や特徴
自分に合ったテント選びのために、まずテントの種類を理解しておきましょう。
形状で見るテントの種類
最初に、形状からテントの種類を説明します。
ドーム型テント
「ドーム型テント」は、ポールを交差させてアーチ状にして空間を作る構造になっており、初心者や体力に自信のない方でも比較的簡単に組み立てられます。
建てやすさはもちろん、居住空間の広さや風に強いなど、全体的なバランスの良さが特徴です。
軽量でコンパクトに収納できるのも魅力。一人用から大人数用まで幅広いラインナップで、初心者からベテランまで多くのファンを獲得しています。
高さに限界があり、寝室しかないのがデメリットです。
ツールーム型(ロッジドーム型)テント
近年人気急上昇中なのが、ツールーム型(ロッジドーム型テント)です。
テント内がリビングと寝室に分かれているのが特徴で、タープなしでもリビングで食事が可能。
急に雨が降ってきたときも慌てずにすむので助かります。
フルメッシュやフルクローズタイプも多く、快適性も人気の理由です。
ドーム型テントより設営・撤収にコツが必要で時間がかかります。夏場などは熱気がこもりやすいので注意が必要です。
ワンポール型(モノポール型・ティピー型)テント
トンガリ屋根の「ワンポール型テント」はドーム型・ツールーム型より高さがあり、キュートなデザインが多いのも魅力です。
ただし構造上、内部の隅は低くなります。
生地+ポール1本というシンプルな構造ですが、設営にはややコツが必要です。
前室などのスペースがないので、タープと併用するのがおすすめ。キャノピー(ひさし部分)があるタイプを選ぶのもよいでしょう。
設営方法で見るテントの種類
次に、設営方法別に説明していきます。
キャンプ初心者はどうしても設営・撤収に時間がかかってしまい、焚き火や料理などを楽しむ時間が少なくなってしまいがち。
設営・撤収はどの程度手間がかかるのか、しっかりチェックしましょう。
ワンタッチ式テント
傘のような構造で、ワンタッチで広げればOKのテントです。設営に自信がない方や、設営に時間をかけたくない方におすすめ。
通常のテントと比較すると重めで、故障するとセルフでは直しにくいので注意してください。
ポップアップ式テント
形状記憶のテントで、収納袋から出すと数秒で設営完了。
遮光機能や前室つきモデルもあります。収納は丸い円盤のような形でかなりかさ張り、撤収の際にもコツが必要です。
エアフレーム式テント
フレームに金属を使わず、フレーム部分に空気を注入してテントを形成します。設営する際に経験やスキルは必要ありません。撤収時に空気を抜ききるのに多少のコツが必要です。
テント選びに失敗しないために…自分のキャンプスタイルを知ろう!
テント選びで大切なのは「キャンプで何をしたいのか」「どんなシーンでテントを使うのか」を見極めることです。
キャンプに何を求めるかは人それぞれなので、当然合うテントも違ってきます。
自分自身が「どのようなキャンプをしたいか」をきちんとイメージしてからテントを選びましょう。
求めることに応じて適したテントがあり、そのタイプは以下の通りです。
設営も撤去も楽ちん希望!とにかく手軽さを重視!
テントの設営や撤去に体力や時間を使いたくない方は、とにかく「手軽さ」を重視して選びましょう。
ドーム型やワンタッチ式・ポップアップ式テントがおすすめです。
安さ重視!テント以外にお金をかけたい!
何かを始めるときは、そろえるアイテムが多くて出費がかさみがちです。
どこにお金をかけるかしっかり優先順位を決めておきましょう。
テント以外にお金をかけたいアイテムがあれば、テントは価格重視で選ぶのがおすすめです。
初心者に人気定番ブランドの低価格帯から選べば間違いないでしょう。
値段も機能性もそれなりに!バランス重視で楽しみたい!
買いそろえる必要のあるものをリスト化し、ゆずれない価格の上限や絶対に欲しい機能などを記入して全体のバランスをしっかりチェックしましょう。
ハイスペックなテントを扱うメーカーの初心者向けテントなら安心です。
高くてもいいから良いテントを!強度・長持ち重視!
初心者とはいえ「ハマりそう」な予感がする方や、「長く続けたい」予定なら、テントに関してはスペック重視で、強度や耐久性を重視して選びましょう。
大勢でゆったり過ごしたい!組み立てもじっくり楽しみたい!
初心者でも設営から楽しみたい方もいらっしゃるでしょう。
また、家族やグループなど大人数でキャンプを楽しみたい場合は、ある程度の空間も必要で、当然設営にも相応の時間がかかります。
設営に時間の余裕を持たせてスケジュールを組みましょう。
ツールーム型テントは快適かつ広々とした居住空間が魅力。テントを組み立てる作業も楽しみたい方にはぴったりです。
キャンプ初心者がおさえておきたいテント選びの5つのポイント
自分が求めるキャンプスタイル、見えてきましたか?
以下5つの項目が、自分が理想とするキャンプスタイルにどの程度近いか確認していけば、失敗しないテント選びができるはずです。
価格
単純に価格だけを比較せず、形状・設営方法・機能性・利便性・居住性をしっかりチェックする必要があります。
人数・場所・シーンなども判断材料にするとよいでしょう。
また、使用頻度や使用期間なども考えた長期的視野も大切。
安さだけで選ぶと買い換えが必要になってしまい、かえって高くつきますので、注意してください。
3シーズン対応で2〜3万円程度を目安に考えましょう。
設営・撤去の簡単さ
仲間とわいわいと楽しみながらテントを組み立てるのも、キャンプの醍醐味の一つです。
ただし、初心者ばかりだと予想以上に時間がかかってしまい、設営だけで疲れてしまう可能性も大。
焚き火や食事を楽しむ時間を大切にするなら、設営・撤去が簡単なテントにしておいたほうが安心です。
機能性
設営・撤去だけでなく、収納が簡単、軽量で持ち運びやすい、メンテナンスが面倒でないなど、全体の機能性も確認します。
雨がふってきた時に慌てないためにも、耐水圧で雨がテント内にどの程度染み込まないかチェックしましょう。
初心者なら1,500mmほどあれば安心です。
テント内の居住性
広すぎても快適とは限らないので、最大使用人数+1名程度の広さがおすすめです。
同じ広さでも天井の高さ次第でテントの印象・使用感は変わります。どのくらいの空間が欲しいかじっくり考えてみてください。
テントの広さに比例して、設営・撤収の時間・手間と重量は基本的に増加しますので、その点も考えましょう。
デザイン性も大切
モチベーションが上がるという点で、テントの「デザイン性」も大切です。
デザインが気にいると愛着もわきます。お気に入りのデザインのテントを見つけてください。
キャンプ初心者が使いたいおすすめテント4選
キャンプ初心者におすすめのテントを4つ紹介します。
PAAGO WORKS(パーゴワークス)NINJA TENT
収容人数:2人
サイズ:W220×D120×H105cm
重量:1.16kg(フライシート、インナーテント、ポール2本)
ソロキャンプに最適な広さのテントです。広めの前室を確保できるので、雨の日も安心。
ポールには軽量・強靭なDACフェザーライトを採用。最小1.16kgと軽量なのも、初心者ソロキャンパーには魅力です。
Quechua(ケシュア) 2 SECONDS EASY 3 FRESH&BLACK ポップアップテント 3人用
収容人数:3人
サイズ:寝室210×210×H115cm
収納時サイズ:キャリングカバー/直径85×9cm
重量:5.3kg
フランスのアウトドアブランド「QUECHUA(ケシュア)」の前室つきポップアップ式テントは、カップルにぴったりのサイズ。
広げれば設営終了なので、設営後の時間をたっぷり確保できます。
遮光・遮熱・UVカット素材使用で夏も涼しく、暗い空間でぐっすり眠れるでしょう。両サイドにベンチレーションがあり換気性も十分。お手頃価格でコンパクトに収納できるのも魅力です。
Snow Peak(スノーピーク) アメニティドームM
収容人数:5人
サイズ:W505×D280×H150cm
収納時サイズ:W74×D22×H25cm
重量:8kg
「スノーピーク」のベストセラーであるドーム型テントです。
高スペックながら、高いコストパフォーマンスを誇ります。
快適性・耐久性が高く、初心者のファミリーキャンプ入門用にぴったりです。
更に詳しい記事はこちら↓↓↓
【Snow Peak】憧れのアメニティドームを手に入れる
Coleman(コールマン)タフワイドドーム Ⅳ/300
収容人数:4~6人
サイズ:約300×300×H185cm
収納時サイズ:直径約25×W75cm
重量:10.6kg
6人まで就寝可能なcoleman(コールマン)のロングセラーテントです。
設営をアシストしてくれる機能がついているので、一人でも設営することができ、天井高最大185cmと居住空間が広いので初心者のファミリーキャンプにおすすめ。
暑さがこもりにくく耐水圧は2,000mmと、ハイスペックも魅力です。
まとめ
初心者がテント選びに失敗しないためには、自分の目指すキャンプスタイルを把握してそのスタイルに合ったテントを選ぶことが大切です。
例えば、設営・撤去に時間・体力を使いたくないか、設営もみんなで楽しみたいかで選ぶテントは変わってきます。
また、価格はもちろん、機能性・居住性・デザインなども大切な要素です。
キャンプスタイルが決まったら、じっくり比較検討して快適に過ごせるテントを選んでくださいね。