投稿日:2018年12月16日 | 最終更新日:2021年8月17日
サイズ感
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さて気になるサイズなんですが、写真をご覧ください。
身長154cmの大人の女性が座るとこんな感じ。背もたれ(バック)は肩甲骨の少し下。座り心地を優先するとハイバックが当然いいわけですが、そこは収納性もあるので可もなく不可もないいい塩梅といったところ。
小学校3年生、身長130cmの子供が座るとこんな感じ。バック上端が首の位置に来て事実上のハイバックチェアになります。
また、ヘリノックスのタクティカルチェアと比べるとこんな感じです。ヒップポイントはほぼ同じと見ていいでしょう。
座り心地分析
カーミットって小さい御イス様のくせに妙に座り心地がいいんです。素人なりにその訳を分析をしてみました。
女性には座ってくれとだけお願いをしていますが、自然と足を延ばしていますね。カーミットチェアはコンパクトチェアなのでヒップポイント(HP:お尻の中心点)が低いんです。
このヒップポイントと地上との高さのことをヒール段差といいますがこのヒール段差が短い場合、普通に座ろうとすると体育座りのような足をたたんだ座り方になってしまうんですね。体育座りの場合はお尻に体重が集中してしまうため居心地が悪いんです。
カーミットの座る部分をよく見ると地面に対して角度が付いていることがわかります。これはクッションアングルといってヒール段差が短い場合にお尻の面圧を下げる手法で、実際お尻から腿裏までの面で支えられており、これがカーミットチェアのあの絶妙な座り心地を実現している味噌なんだと勝手に思っています。
抜群の安定感
ヘリノックスなどの軽いコンパクトチェアはとにかく軽さが売り。コンパクトなフレームの構成上、レッグピッチ(前足と後ろ足の距離)が極端に短いんです。これが小さいと安定感がなくなってしまいます。
我が家の子供たちにとってはまだ少し椅子が大きいため前に屈むと椅子の後ろの足を浮かせて物を取ったりします。これがきっかけでこけたりもします。火のそばだと危険なんです。
カーミットはレッグピッチを可能な限り取るような構造となっており、前に体重をかけても後ろ足は浮きません。これで安心して子供を遊ばせることができるわけです。また最初に書いた重さについてもこの程よい重さのおかげで風が吹いても椅子が飛ばされることはありません。
結果的にすべての性能を満たす最強の椅子だということが分かった訳です。