投稿日:2020年3月8日 | 最終更新日:2021年8月18日
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3月に入り、少しずつ暖かい日が増えてきました。アウトドアを楽しんだり、キャンプをする機会も増えてきますね。
これからの季節キャンプを楽しもうという方や今年からキャンプを始めようという方もいらっしゃると思います。
自然のもとで、家族や気の合う仲間たちとBBQや焚き火などをすると素晴らしい思い出になりますね。
ところが、キャンプは楽しい反面自然を相手にするので気をつけないといけないこともあります。
例えば雨、雪、風などの悪天候や、自然環境で生息する虫や動物にも気をつける必要があります。
今回は、キャンプで、もし遭遇したら・・・「熊・イノシシなどの害獣対策」のタイトルで、キャンプ場にも出没する可能性のある動物についてお伝えをしたいと思います。
日本に生息する動物たち
クマ
出典:PhotoAC
世界には8種類のクマがおり、日本には北海道に生息するヒグマと本州以南に生息するツキノワグマの2種類のクマがいます。
北海道の約55%の地域にヒグマ、本州の約45%の地域にツキノワグマが生息しています。
本州に生息するツキノワグマは、雑食でドングリなどの食物が不足すると食べ物を求めて行動範囲を広げます。
山中の食物が不足する夏などには、人里に出没し作物を荒らすなどの被害が発生しています。
イノシシ
出典:PhotoAC
日本にいるニホンイノシシは本州、四国、九州、淡路島、リュウキュウイノシシは奄美大島、徳之島、沖縄島、石垣島、西表島に生息しています。
生息している場所は、広葉樹林、低山帯と隣接する水田、農耕地、平野部に広く分布しています。
雑食性で地表から地中の各種の植物と動物を掘り返して食べます。農作物のほか、ごみ捨て場などを荒らしたりします。
猿
出典:PhotoAC
日本に生息するニホンザルは、北海道と沖縄におらず、国内の分布の南限は鹿児島県屋久島、北限は青森県下北半島です。
ニホンザルの食べ物は果実、種子、花、葉、卵、樹皮といった植物性食物が中心ですが、キノコや昆虫、小型の脊椎動物(カエルやトカゲなど)も食べます。
ニホンザルの活動はおもに日中で、その活動の多くは食べることに費やされ、夜は眠ります。
被害は活動する日中に起こり、食物を求めての農作物被害、食物目当ての人への咬みつきなどがあります。
鹿
出典:PhotoAC
鹿は人間にも馴染みのある動物で、森林地帯に多く生息していますが生息域が広がっており、国内では最も被害の大きい動物です。
鹿は樹皮を剥ぎ取って食べるため、立ち木はそのまま枯れてしまいます。
鹿の被害が増えているのは、野生の鹿の捕獲量が減ったことが原因だそうですが、樹皮や農作物の被害も増えてきています。
タヌキ
出典:PhotoAC
日本には、北海道のエゾタヌキ、本州・四国・九州に生息するホンドタヌキの2種類が生息しており、都市郊外から里山・低山にかけて人の手の加わった地域に生息します。
餌はおもに果実や昆虫などを食べる雑食性ですが、都市部などでは残飯や生ゴミも食べます。
イタチ
出典:PhotoAC
日本に生息するイタチ属の動物は5種8亜種がいますが、被害をもたらすのは主に在来種の「ニホンイタチ」と外来種の「チョウセンイタチ」になります。
在来種であるニホンイタチは、本州、四国、九州、チョウセンイタチは九州、四国、本州中部地方以南に分布しています。
そもそもイタチはネズミなどの害獣駆除のために放たれた為、イタチ被害の拡大は結局のところ人間の都合によって持ち込まれたのが要因のひとつとなっています。
ハクビシン
出典:PhotoAC
ハクビシンは外来種説や在来種説など諸説ありますが、祖先がどこから来たのか未だ判明していない動物です。
食事は雑食で日本全土で農作物の被害が増加しています。
ハクビシンは森林や山間部で生活し樹木の上を住まいとしていますが、住宅地では屋根裏や天井裏などの本来の隠れ場所によく似た環境にいます。
またハクビシンは、雑食性で小動物や農作物に被害を与えるほか、生ゴミ等をあさることもあります。
キツネ
出典:PhotoAC
日本のほぼ全土に生息するキツネは、都市近郊から山岳地までさまざまな環境に生息しています。
食性は、動物食を中心とした雑食性で主に小型動物を捕食しているが、畑のトウモ口コシや人家のゴミを採食することもあります。
野犬、野良猫
出典:PhotoAC
もともとペットとして飼われている犬や猫ですが、飼い主の都合で捨てられたり自然で繁殖した野犬、野良猫も人に影響を与えます。
食物を求めて、ごみをあさったり人に咬みつくなどの被害が発生する場合があります。
カラス
出典:PhotoAC
私たちもよく目にするカラスは種子や果実、魚,死肉,肉を全部食物とすることができ、たいへん食性の幅が広く環境への適応力が高い鳥です。
都会においてカラスによる3大被害はごみ散乱、攻撃、騒音です。
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