【キャンプ初心者向け】タープの選び方や正しい設営方法を解説!

投稿日:2020年4月19日 | 最終更新日:2021年8月18日

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「キャンプを始めるからタープを購入したい。だけど、どれが良いか分からない…」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
タープには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
そこで本記事では、キャンプ初心者の方向けへタープについてご紹介します。
テントとの違いや種類、タープを選ぶ際のポイントやおすすめの商品、正しい設営方法や保管方法など、詳しくご紹介します。
タープ選びに悩んでいるキャンプ初心者の方は、是非参考にしてみてください。

そもそもタープとは?テントとの違いも紹介

そもそも、タープとはどんなものかご存知でしょうか?
よくテントと混同している方が多くいらっしゃるので、ここではタープの役割や仕組み、テントとの違いをご説明します。

タープの役割や仕組み

タープとは、1枚の布を複数のポールで張った仕組みのものになります。主に以下の4つの役割を持っており、キャンプやピクニックなどで使用されることが多いです。

  • 日差しを防ぐ
  • 雨除け
  • 虫除け
  • プライバシー確保

タープとテントの違い

上記に挙げたタープの役割4つを見て、テントと変わらないのでは?と思われた方もいるでしょう。
しかし、テントが限られたスペースを居住空間にするのに対し、タープは屋外に屋根を設置するだけなので、開放感、さらには自然との一体感を味わえるのが魅力です。

テントでキッチンをカバーする場合、大きめの2ルームテントや3ルームテントが必要ですが、タープを広げておけば雨が降ってもキッチンが濡れる心配はありません。

ただしタープには床がないので、床でくつろぐスタイルではありませんが、イスやテーブルをつかってリビングを作るイメージになります。
テントとタープを上手く組み合わせて使用すれば、より快適にキャンプを楽しめるでしょう。

タープの種類や特徴について

タープには様々な種類があり、構造と形状で種類が分類されています。
それぞれの特徴を知って、キャンプのスタイルに合ったタープを選ぶようにしましょう。

構造で分類した場合

タープの構造は、自立型と非自立型の2種類になります。
その名の通りポールだけで自立するかどうかの違いがあり、非自立性はポールをロープで支える必要があります。

非自立型はポールの数や立てる方向によってタープを自由にアレンジできますが、組み立てるのが上手くいかないという人もいます。
自立型は設営の手順が多かったり、人数が必要な場合がありますが、設営のコツをつかめば初心者でも簡単に設営できるでしょう。

形状で分類した場合

タープの形状は、いくつかの種類があります。

ヘキサタープ

6角形の生地を2本のメインポールで立てる仕組みで、非自立型のタープながら設営は比較的簡単。初心者でも扱いやすいと人気です。

ウィングタープ

ひし形の生地で形が美しいと人気の非自立型タープ。日陰になる部分が少ないデメリットもありますが、風に強いのが特徴です。

レクタタープ

長方形のタープ。ポールを増やして様々な設営ができ、長方形なので、撤収の際にも折り畳みやすく扱いやすい。

ワンタッチタープ

自立型のタープで、ワンタッチで組立が完了する手軽さが人気。大人数で使用する際におすすめです。

シェードタープ

日よけを目的としたタープ。自立式で利便性はありますが、耐水性があまりないのが弱点です。

初心者でも扱いやすいタープとは?

市販されているタープには様々な種類があり、なかには初心者では扱いづらい上級者向けの商品もあります。
ここでは、初心者でも扱いやすいタープについて解説致します。

タープを選ぶ際に心がけるべき3つのポイントや、おすすめのタープをご紹介するのでタープ初心者の方はチェックしてみましょう。

初心者がタープ選びで心がける3つのポイント

初心者がタープ選びで押さえておきたいポイントは、以下の3つです。
特に下の2つは、使用するシーンによって最適なものが大きく異なります。過剰な機能は快適なキャンプの妨げになってしまう可能性があるので、使用する人数やシーンに応じて最適なものを選びましょう。

  • 設営が簡単にできるか
  • タープの大きさ
  • 耐水圧はどのくらいか

初心者でも扱いやすいタープ3選

選ぶポイントを知っていても、選択肢が多すぎて選びきれない、という方も多いでしょう。そこでここでは、初心者でも扱いやすいタープを3つご紹介致します。迷って決められない方は、以下から決めると失敗しないでしょう。

コールマン(Coleman) タープ XPヘキサタープMDX

1つ目にご紹介するのは、タープの定番であるコールマンのヘキサタープ。メインポールが2本のクロスポール構造になっているので初心者でも設営がしやすく、高さ調節も簡単なのが特徴です。

一般的に販売されているタープはペグなどを別途購入する必要がありますが、この商品はペグやロープ、ハンマーなど設営に必要な器具も全て揃っているので、新たに購入する必要がありません。
収納もコンパクトなサイズなので、持ち運びや保管にも便利です。

サイズ:使用時/約420cm×420cm×高さ230cm、収納時/約直径17cm×74cm、ポール/約直径19mm×長さ260mm
重量:約5.9kg
材質:タープ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO PU防水、シームシール)、ポール/スチール
耐水圧:約1,500mm
付属品:ペグ、ロープ、ハンマー、キャリーバック

 

フィールドア(FIELDOOR) ワンタッチタープ G03 スチールフレーム3.0m/2.5m/2.0m

2つ目は、大人数で使用する際におすすめなFIELDOORのタープ。
ワンタッチで組み立てが完了するという設営のしやすさは抜群です。具体的には、左右に引っ張って傘のように押し上げながらロックし、あとは足を伸ばしていくだけです。
組み立てに2人以上必要ではありますが、力は必要ないため女性でも簡単に設営できます。

テントの高さは足の伸ばし具合によって3段階に調節可能で、使用するシーンによって使い分けできるのがポイントです。
別売りでサイドシートやバグシートなども販売しているので、使い心地良くカスタムしていくのも良いでしょう。

サイズ:組立時/(約)2.0m×2.0m×1.57m or 2.29m or 2.37m、収納時/(約)22cm×22cm×114cm
重量:(約)11kg
材質:フレーム/スチール、生地/ポリエステル
耐水圧:2,000mm以上
付属品:ロープ、ペグ、専用収納ケース、取扱説明書(日本語・英語)

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) テント タープ サンシェルター オルディナ ヘキサ タープ セットM-3167

最後におすすめするのは、シンプルな形状が美しいキャプテンスタッグのヘキサタープ。
シームレス加工が施してあるので雨の侵入を防ぎ、ループベルトと三角巾で強度も抜群です。
比較的軽量でリーズナブルなので、気軽に購入できるのもポイントです。タープがどのようなものか試す意味合いで購入するのも良いでしょう。

ウィング部のグロメットとループを使用することで、多彩なセッティングが可能なのが最大の特徴で、別売りのポールを使用すればさらに多くの種類のタープの張り方が可能になります。広いスペースの確保や日よけ・風よけなど、目的に合わせて張り方を変えて使用してみましょう。

サイズ:組立時/(約)400×420cm、収納時/(約)70×14×14cm
重量:(約)3kg
材質:タープ/ポリエステル70D(PU1.000mm)、ポール/スチールφ22mm×220cm
原産国:中国

タープの正しい設営方法を解説

それでは、実際にタープを設営する方法を確認しておきましょう。
タープを設営する際、把握しておきたいのは以下の3つの手順です。それぞれしっかりとチェックしておきましょう。

設営場所選び

タープを快適に使用したいのであれば、設営場所選びは慎重に行う必要があります。以下の3つのポイントを押さえて、快適にタープ設営ができるようにしましょう。

風向き

一般的に、タープは強風に弱い傾向にあります。風の抵抗をもろに受ける向きで設営するとすぐに崩れてしまうので、風を上手く受け流す向きで設営するようにしましょう。

日差しの向き

タープには日よけの役割があります。
そのため、日差しが入るような場所や向きで設営しては、タープの意味がありません。時間が経つにつれて太陽は西に動くことを考慮して、設営するようにしましょう。

平坦さ

地面がでこぼこしていたり、石が多くある場所だと、上手にタープを張ることができないだけでなく、タープが破損してしまう可能性があります。また、地面がぬかるんでいる場合も要注意です。ペグが固定されず、崩れる要因となります。ペグがしっかりと打ち込める、平坦な場所を選びましょう。

また絶対に設営してはいけない場所として、以下の3つのポイントも押さえておきましょう。

川の近く

川辺や中州などは急な増水があるため危険です。設営した場所が良い天気だったとしても、上流で大雨が降った場合、河川の水位は上昇します。水位の上昇スピードはとても速いので「上昇してから撤収すれば良い」と考えずに、最初から危険性のある場所には設営しないようにするのが重要です。

崖の近く

崖の上はもちろんですが、崖の下も注意が必要です。タープは上からの衝撃に弱いため、崖上からの落石などがあると簡単に崩れてしまいます。崖からは十分に離れた場所に設営しましょう。

一本木の近く

落雷があった場合、一本木に落ちる可能性が高いため危険です。特に山は天気が急に変わるので、良い天気であっても安心はできません。万が一のことを考えて、一本木の近くに設営するのは避けるようにしましょう。

タープの正しい設営方法

タープを実際に使用している人で多いのが、「上手にタープが張れない」という悩みです。ここでは、タープの正しい設営方法をご紹介します。ただし、タープによって具体的な設営方法は異なります。詳しい手順は商品の説明書に従ってください。

1.設営したい場所に広げる

まずは設営予定の場所にタープを広げましょう。ここで周りのスペースに余裕があるかなどを確認しておきます。

2.道具や部品は全てセットしておく

道具や部品は、使用する場所にセットしておきましょう。そうすることでいちいち取りに行く手間を省けますし、途中で部品の不足に困ることもありません。

3.1本だけペグ打ちする

風で飛ばされないように、1本だけペグ打ちしておきましょう。ただし、このペグは仮打ちです。後でしっかり打ち直しましょう。

4.ペグはタープの角の直線上に打つ

タープの角の直線上に打つことで、安定性が増します。その際、地面に対して45度の角度で打ち込むようにしましょう。

5.ポールは少しだけ傾ける

立ち上げたポールは、真っ直ぐに立てないことがポイントです。少し外側に傾けることで安定しやすくなります。

6.タープのシワは中央から伸ばす

タープにシワがあると水が溜まったりしてしまうので、できる限りシワを伸ばしましょう。全方向から均等に引っ張ってから、仕上げで中央から伸ばしていくと綺麗に仕上がります。

タープの保管方法

タープを使用した後、そのまま収納袋に入れて保管してしまうと劣化を早めてしまいます。以下の手順を守ってタープを長持ちさせましょう。

  1. 固く絞った雑巾で汚れを拭き取る
  2. 乾いた雑巾で水分を拭き取る
  3. 風にあてて乾かす
  4. 収納袋に入れる
  5. 風通しの良い冷暗所にて保管

まとめ

テントと混同されがちなタープは、日帰りのピクニックやキャンプにぴったりのアイテムです。
日よけや風よけなど、様々な役割を果たしてくれます。しかし、設営する場所やタープの選び方によっては効果を十分に発揮できないこともあります。記事内でご紹介した設営場所やタープの選び方を参考にして、使用するシーンに合ったタープを選びましょう。
シーンに適したタープを選べば、よりキャンプでの快適さは増すことでしょう。正しい設営方法で安全に、快適さを体感してください。

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この記事を書いた人 TAKIBI編集部

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