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投稿日:2019年9月25日 | 最終更新日:2021年8月17日
クーラーボックスの保冷力の源である材質とは
クーラーボックスの保冷力は、内部に入っている素材によってその能力に違いが生じます。クーラーボックスで使われる材質についてみていきましょう。
発泡スチロール
発泡スチロールは断熱力があるため、クーラーボックスの材質として使われることが多いです。「安くて軽い」というメリットがありますが、保冷力はそこまで高くありません。また、ホームセンターなどで販売されているものは、発泡スチロールがむき出しのものもあるので、強度に不安があります。ハードタイプやソフトタイプのクーラーボックスと併用して、保冷区画を分けるなどの使い方もあります。
発泡ウレタン
発泡ウレタンは、ハードタイプクーラーボックスの多くに採用されている材質です。発泡スチロールと比較して、「保冷力が高く、強度も高い」という特徴があります。そのうえ、価格も比較的手ごろなものが多いため、多くのメーカーで採用されているのです。ハードタイプの外壁と内壁の間に充填されているので、この幅が大きければ大きいほど、保冷力が高くなるでしょう。ただし、充てん量が多くなると、容量が小さくなってしまいます。
真空断熱パネル
真空断熱パネルは、外壁と内壁の間を真空にすることで、外と内側の温度の電動をシャットダウンすることで、保冷ができるようになっています。発泡ウレタンと比べると非常に高い保冷力を有しているので、キャンプや車中泊で連泊する際などでも役立てることができるでしょう。ただし、価格が非常に高くなることに加えて、クーラーボックスが重くなりやすいというデメリットがあります。
アルミ蒸着+ポリエチレン
アルミ蒸着+ポリエチレンは、ソフトクーラーボックスに使われる材質です。断熱効果のあるアルミを使うので、保冷力を確保できるものの、ここまでご紹介した材質に比べると保冷力はかなり低くなります。しかし、折りたたむことができ、軽くてかさばらないので短時間だけ保冷したい場合などに役立てることができるでしょう。
クーラーボックスの保冷力を維持するためのポイント
クーラーボックスは、個体ごとの保冷力の違いはあるものの、使い方次第で高い保冷力があっても十分保冷することができないケースがあります。ここでは、クーラーボックスの保冷力を維持するためのポイントをご紹介します。
十分な保冷剤を投入する
氷を使って保冷することもできますが、溶けてしまうと水になってしまうことがデメリット。そのため、保冷材を使う方が多いです。保冷材は、アウトドア用のものであれば保冷時間が長いものもあります。氷や保冷剤の量が少ないと、適切な保冷温度を保てなかったり、保冷時間が短くなったりするのが問題です。十分な保冷剤を投入するようにしましょう。
適切なサイズを用意する
大きければ大きいほどいいものだというわけではありません。大きければ、それだけ保冷に必要な保冷剤の量が変わってしまいます。また、せっかく大きなクーラーボックスを買っても、食材や飲み物をほとんど入れずに使ってしまうと、デッドスペースも多くなってしまうでしょう。キャンプ形態に合わせて、最適なサイズを選んでおくようにしましょう。不安な場合は、飲み物などを別に入れるソフトクーラーボックスを持っておくと、安心できます。
頻繁に開け閉めしない
クーラーボックスは、密閉された状態で最大の保冷力を発揮することができます。開けっ放しにしてしまったり、意味もなく何度も開け閉めしてしまったりすると、せっかくの冷気が逃げてしまうでしょう。開け閉めを最小限にして、冷えた内部の空気を外に出さないのが、保冷効果を高める最大のポイントとなります。
分けて保管するのもあり
内部の空気を外に逃がさないために、頻繁に開け閉めしないほうがよいと説明しました。しかし、夏場になると飲み物を飲むためにクーラーボックスを開けることが多くなってしまいます。そのような場合は、飲み物や体を冷やすための冷却材などをソフトクーラーボックスなどに分けて保管しておいて、頻繁に使うものと、使わない食材などとを分けるようにしましょう。そうすることで、大切な食材を適切な温度で保管することができます。