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投稿日:2019年7月16日 | 最終更新日:2021年8月17日
上級者向けの火おこしの方法
ここまでは、初心者でも簡単にできる火おこしの方法を説明してきましたが、上級者の方はガスバーナーなどの文明の力を使用しないで火をつけるのもカッコよくキャンプの楽しみの一つになります。ここでは、上級者向けの火おこしの方法について紹介していきます。
フェザースティックでの火のつけ方のコツ
文明の力を使わないで、木とナイフとだけで作るフェザースティックと呼ばれる天然の着火剤があります。フェザースティックとは、薪などの木材の表面をナイフ一本で薄く削っていき、簡単に着火できように加工されたものです。うまく出来上がったフェザースティックは、フェザーの名前の通り羽毛のように見えます。木材を毛羽立たせることで、松ぼっくりや杉の葉みたいにとても簡単に着火させることができます。フェザースティックナイフ一本で作っていくものですが、薪をナイフで割っていくのはとても難しいことなので最初は斧やナタなどで薪を手ごろな大きさに割ってから作っていくと良いでしょう。そして、薄く木を削っていくと、最後はまるで曼珠沙華のようになっていきます。完成したフェザースティックに火をつけて木炭や薪に火を移せば終了です。基本的には、1回に5本程度使用します。フェザースティックは、いきなりその場で作れるようなものではありません。そのため、キャンプに行く前に割り箸などで練習すると良いでしょう。
消火方法
バーベキューでの火をつける方法を説明してきましたが、バーベキューを楽しんだ後の木炭を消化するのも意外と大変です。きちんと正しい方法で消火や木炭の後始末をしなければ、キャンプでのマナーやルール違反だけでなく最悪火事やトラブルの原因になる可能性もあります。木炭の消火は、意外と時間がかかってしまうものです。バーベキュー場に炭捨て場があったとしても、木炭の火をきちんと消さないで捨てることはマナー違反です。バーベキューを行う時には、火のつけ方だけでなく消火の仕方まできちんと考えてから行くようにしましょう。
金属性のバケツに水を張る
金属性のバケツに水を張りバケツの中に火のついた木炭を入れて消火する方法は、一度ついたらなかなか消えない木炭の火を消すのには一番早い方法です。この方法で木炭の火を消せば、時間の短縮にもなりますのであまり消火に時間をかけていられないグループには最適な方法かもしれません。しかし、バケツの中にいっぺんに火のついた木炭を入れることは、熱くなった水蒸気が大量に発生することにつながり火傷する恐れもありますので絶対に止めましょう。また、灰などのゴミなどが大量に舞い上がってしまうと、周りの人達に多大な迷惑がかかってしまいます。火のついた木炭は、一つ一つ静かにバケツの中に入れて消火していくのがおすすめです。木炭を水の中に入れて消火する方法は、時間の短縮にはつながりますが木炭の再利用はできなくなります。一度水の中に入れて消火した木炭は湿ってしまうので使えませんので、注意が必要です。
火消しつぼを使った消火
出典:Amazon
一度火のついた木炭は、火が消えたように見えても実は中で火が燻ってたりしますのでとても危険です。この状態の木炭を、火が消えているように見えていたためうっかり触ってしまうと火傷の原因になります。また、他のゴミといっしょに捨てたりすると、火事になる可能性も高いです。一度火のついた木炭の火を消す道具として、火消しつぼというものがあります。火消しつぼは、ホームセンターやアウトドアショップに行けば購入することができます。火を消す方法は、火消しつぼに火のついた木炭を入れて蓋をするだけです。多少時間はかかりますが、自然消火してくれますので便利に火を消すことができます。火消しつぼで消火した木炭は、再利用もできますので便利です。
まとめ
キャンプに行ったり、バーベキューを楽しんだりするためには、スムーズに火をつけることはとても大切なことです。そのための方法もいろいろありますので、コツをつかめば簡単に火をつけることができます。ただし、バーベキューなどを楽しむために一番大切なことは火をつけることも消火することも含めてマナーを守ることなので、必ずマナーを守って楽しい思い出にしましょう。
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