投稿日:2024年5月29日 | 最終更新日:2024年8月13日
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アルミ製調理器具のメーカーとして有名なスウェーデン発のtrangia(トランギア)。ストームクッカーが代表的ですが、メスティンもキャンパーの間で人気の高いアイテムの1つです。
今回は、そんなトランギアのメスティンについて紹介していくとともに、使用前の下準備や使い方についても詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてキャンプ飯のバリエーションを増やしてくださいね!
trangia(トランギア)のメスティンの特徴とは?
取り外し可能なハンドルが付いている飯盒「メスティン」。オリジナルのメスティンの生産は、1970年代にスウェーデンで始まったのだとか。
ここでは、世界中で長く愛され続けているトランギアのメスティンの特徴について早速紹介していきます。
熱伝導率に優れたアルミ製の飯盒
熱伝導率の高いアルミでできているため、熱が内部に均一に伝わりふっくらとしたご飯を炊くことができるメスティン。本体は携行性を考慮して、薄いアルミが採用されています。(炊飯の目安は約1.8合)
飯盒として使用するのはもちろん、小物入れとして利用するのもおすすめ。トランギア純正ゴトクやアルコールバーナーなどを収納できるので、調理に必要なギアをコンパクトに持ち運ぶことができますよ。
詳細 | |
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サイズ | 17×9.5×6.2cm |
重量 | 150g |
容量 | 750ml |
素材 | アルミ製(無垢) |
商品ページ | メスティン |
ラージサイズもあり
「通常サイズのメスティンだと、サイズが足りない…」と考えている方に朗報。トランギアのメスティンにはラージサイズ(Lサイズ)も展開されています。
ラージサイズメスティンの容量は1,350ml。炊飯の目安は約3.5合なので、ファミリーやグループキャンプに最適なサイズ感となっています。
もちろん、大きめの小物入れとしてやランチボックスとして活用することも可能。シーンに合わせて、様々な使い方を楽しむことができますよ。
詳細 | |
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サイズ | 20.7×13.5×7cm |
重量 | 270g |
容量 | 1350ml |
素材 | アルミ製(無垢) |
商品ページ | ラージメスティン |
専用ケースに入れて持ち運び可能
トランギアでは、メスティン本体を収納できる高品質な専用ケースも用意。ラインナップは「EVAケース」「HDケース」「インナーケース」の3種類です。
EVAケースは、耐久性に優れたEVA樹脂を使用。小物入れやスパイスボックスとして活用することができますよ。
一方、HDケースはポリコットン製のケース、インナーケースはメスティン内にぴったり収まるポーチ型のケースとなっています。小さなギアを入れて携行性を向上させるのにうってつけです。
詳細 | |
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サイズ | EVAケース:19×11.5×8㎝ HDケース:32×16cm インナーケース:15.9×9×5cm |
重量 | EVAケース:120g |
素材 | HDケース ┗ポリコットン (65%ポリエステル/35%コットン) インナーケース ┗ポリコットン (65%ポリエステル/35%コットン) |
各商品ページ | メスティン用EVAケース メスティン用HDケース メスティン用インナーケース |
trangia(トランギア)のメスティンを使う前にやっておきたい準備
トランギアのメスティンを購入したら、必ず行ってほしい工程が2つあります。
その工程を行うことで、より快適にメスティンを使用することが可能となります。作業自体はとても簡単なので、ぜひ参考にしてくださいね!
バリ取りをする
まず1つ目に行ってほしい工程は「バリ取り」。バリ取りとは、メスティンの本体やフタの縁部分にあるギザギザをヤスリで取り除くことを言います。
金属製品を成型する際にどうしても出てしまうバリは、手を切ってしまうなどの怪我の原因となるので綺麗に取り除いておきましょう。
バリ取りの方法は、縁の内側と外側に紙やすりを当てて数回こすればOK。木片などに紙やすりを巻いて使用すると、効率的に作業を行えますよ。
シーズニングをする
2つ目に行ってほしい工程は「シーズニング」。シーズニングとは、メスティンの表面に幕をまとわせる工程のことです。
メスティンの主な素材として使用されているアルミは、熱伝導率がかなり高い材質なので火加減によっては調理の際に焦げ付いてしまうことも。それを防止するために、シーズニングをおこない表面に幕を作る必要があるのです。
まず、大きめの鍋に米の研ぎ汁とメスティンを入れて沸騰させましょう。15分ほど煮ればシーズニングは完了します。ただ、ゴム部分などは劣化してしまう恐れがあるので、あらかじめ外してからシーズニングを行うようにしましょう。
trangia(トランギア)のメスティンの使い方とは?
メスティンの活用方法は、ご飯を炊くだけと思っていませんか?実は、炊飯以外にも様々な調理法が楽しめるのです。
ここからは、メスティンを使った炊飯を含むさまざまな調理方法を早速紹介していきます。
使い方①炊飯
まずは基本の炊飯から!
①お米1合と水180ml~200mlを入れる
※軽量カップがない場合は、メスティンの内側にあるリヘッドの真ん中あたりを目安にしてください。
②水を注いだら30分~60分ほど浸す
③フタを閉めて中火で焼く15分~20分加熱
※吹きこぼれたら少し火を弱めてください。
④パチパチと音が聞こえてきたら火を消す
⑤ひっくり返してタオルに包み、20分ほど蒸らしたら完成
キャンプの際などは、事前に1合分のお米をジップロックに入れておくと、すぐに調理が開始できるのでお勧めですよ。
使い方②焼き・炒め調理
焼き・炒め料理にも最適なメスティン。本体で調理するのはもちろん、フタの部分だって活用可能です!ソロキャンプといった少量の食材を調理したい際にはピッタリですよ。
しかし、フライパンとして活用すると、焦げ付きやすくなるという欠点もあります。メスティンを汚したくないという人には、焼く・炒めるといった調理以外をチョイスしましょう。
使い方③麺を茹でる
メスティンには、ある程度の深さがあるので茹で料理も可能。特にパスタは、半分に折ればぴったり入るので調理がしやすくておすすめです。
作り方は、通常のパスタをゆでる要領でOK。半分に折ったパスタと約250mlの水を入れて、記載されている時間通りにゆでます。
この時に、適当なサイズにカットした野菜を一緒にゆでると時短になるので一石二鳥。茹で上がるころには、適度に水分が飛んでくれるので湯切りの必要もありません。お好みのソースを加えて召し上がってください!
使い方④煮物料理
「さすがに、メスティンで煮物料理は無理でしょ?」と思っているかたに朗報。実は煮物もばっちり調理できちゃいます。
熱伝導率の高いアルミ製のフタで煮込めば、柔らかく味が染み込んだ煮物に大変身。アウトドアでも”染み染み”で”熱々”の煮物料理が堪能できますよ。
使い方⑤蒸し料理
メッシュトレイを用意すれば、蒸し料理も楽しめます。トレイをメスティンの底へ敷き、水を入れれば準備完了。トレイの上にお好みの食材を乗せ、フタをして加熱すれば蒸し器に早変わりします。
白菜やキャベツなどの葉物野菜の上にキノコやお肉を乗せれば、野菜が旨味を良い感じに吸収してくれるのでおすすめ。焼売(しゅうまい)や根菜などを使用すれば、バリエーションの幅も広がりますよ。
使い方⑥燻製
難しそうな燻製料理もお任せあれ!燻製チップが無くてもメスティンを活用して、簡単に燻製料理を楽しむことができます。
メスティンにアルミホイルを敷き、お好みの茶葉やハーブを投入。香ばしい香りが特徴の”ほうじ茶”や”ローズマリー”などがおすすめです。
入れた茶葉やハーブの上に網を被せ、その上にお好みの食材を乗せれば加熱。煙が出てきたら、フタをして約10分スモークしたら完成です。
ただ、火が通っていない食材を使用する場合は、あらかじめ加熱しておきましょう。また、メスティン自体に燻製の臭いが付いてしますので、気になる方は燻製専用のメスティンを用意すると良いでしょう。
使い方⑦鍋料理
寒い季節は、メスティンで鍋料理はいかがですか?
通常サイズのメスティンなら1人鍋をするのにぴったりなサイズ感。デュオキャンプ以上なら、ラージメスティンがおすすめです。
どこにでも売っている1人用の鍋の素を使用すれば、手軽に様々な鍋料理を楽しむことができちゃいます。もちろん、定番の面袋を使って熱々のメスティンラーメンもおすすめですよ。
trangia(トランギア)のメスティンで美味しいキャンプ飯を作ろう
今回は、trangia(トランギア)のメスティンについて紹介していきました。
熱伝導率の高いアルミでできているので、ふっくらとしたご飯を炊くことができるメスティン。炊飯以外にも多種多様な調理方法を行うことができるので、1つ持っていればキャンプで重宝すること間違いなし!
次の休みは、トランギアのメスティンと一緒にキャンプ飯作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?