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キャンプの楽しみの1つにはBBQが挙げられます。BBQをより楽しみたい時におすすめなのが、スモークチップを使って食材を燻製することです。しかし、スモークチップには様々な種類があり、どれを選べばいいのか、またどうやって使えば良いのか迷ってしまう方も多いです。
そこで今回は、キャンプで燻製を楽しみたい方向けに、スモークチップの使い方やおすすめ商品をご紹介します。どのアイテムを選べばいいのか困っている方や燻製に挑戦してみたい方はぜひ参考にしてみてください。
キャンプに持っていきたい!燻製に使うスモークチップとは?
スモークチップとは、食材を燻製させる際に使用する燻製材です。細かくチップされており、食材を燻すと香りや色付けが行えます。
スモークチップは特に熱燻(80℃以上の高温な煙で約1時間燻す方法)に適していて、量を調節しやすく、他のチップとブレンドすることもできます。キャンプでBBQをする時にスモークチップを持っていけば、様々な食材の燻製も楽しめるのでおすすめです。
スモークチップの主な種類と特徴
スモークチップは使用する種類によって特徴が大きく異なります。種類によってどのような特徴があるのか、主な種類と特徴をご紹介しましょう。
ヒッコリー
クルミの仲間として知られるヒッコリーは、アメリカでも人気のスモークチップです。香りは若干強めですが、クセのない味わいになるため様々な食材との相性も良いです。適度な渋みと酸味が加わることから、特に肉やチーズを燻製する際に適しています。
ブレンドにも利用しやすく、失敗もしにくいです。日本だとヒッコリーとオニグルミを同じ素材と捉え商品化されている場合もあります。しかし、ヒッコリーは厳密には同じクルミ科であっても別の種類に該当するため、香りなどにこだわりたい方は注意してください。
サクラ
日本国内で定番となっているスモークチップはサクラです。サクラはヤニが少なく、器具をベタつかせたくない方に向いています。
香りは強いため淡白な食材よりも少しクセのある食材と組み合わせてみましょう。例えば、肉なら鶏肉よりも豚肉や羊肉との相性が良いです。
また、燻製料理の定番とも言えるチーズに使うのもおすすめです。ただし、チップで燻す際にチーズは熱で溶けてしまう恐れがあります。プロセスチーズを使った方が溶けにくいですし、心配な方は最初からアルミホイルを敷いてから燻すようにしましょう。
クルミ
クルミはヒッコリーよりもマイルドな香りが特徴のチップです。癖がないため単体はもちろんブレンドにも使用でき、食材も選びません。肉や魚、チーズなど様々な食材を燻製して楽しめるため、初心者からも人気の高いチップとなっています。
幅広い食材と相性が良いクルミですが、特におすすめなのがチーズです。ナッツ系特有の香りとチーズの相性は抜群です。
ウィスキーオーク
ウィスキーオークはウィスキーを熟成する際に使用した樽材をチップ状にしたものです。ウィスキーが入っていた樽材を使っているため、深い甘みや渋さを感じられる香りを堪能できます。白身魚や鶏肉など比較的淡白な食材との相性が良いです。
また、安いお酒をウィスキーオークで燻製することで、味や香りに深みをプラスすることもできます。
リンゴ
リンゴは、柔らかな香りとフルーティーな甘さが特徴的です。淡白な白身魚や鶏肉をリンゴで燻製すれば、上品な味に仕上がります。甘い香りがするため、他のチップとブレンドせずに単体で使用するのがおすすめです。
ブナ
ブナは燻製すると色付きも良い素材で、魚介類や肉類の燻製に適しています。日本では魚介類を燻製する際にブナを使用する方が多いですが、ヨーロッパでは肉類の燻製に欠かせない素材となっています。香りは比較的スッキリとしていて、マイルドな風味も特徴的です。
メイプル
メイプルは、メープルシロップの原料であるサトウカエデを素材にしたものです。ほのかに香る独特の甘さや色付きの良さが特徴となっています。
様々な食材と相性は良いですが、中でも鶏肉や魚介類を燻製する際におすすめです。強い香りを好まない方や燻製初心者にもおすすめのスモークチップになります。
スモークチップとスモークウッドの違い・使い分け
スモークチップは、粒上のチップを燻製皿に乗せて燻製させます。一方、スモークウッドは棒状の木片に直接火をつけて燻製させます。
スモークチップは一気に温度が上がり、チップの量で燻製を調整していくため少ない食材を燻す際におすすめです。スモークウッドの場合は温度が上がりにくいものの、2~4時間程度燃え続けるため、長時間の燻製したい場合に向いています。食材の量や調理時間によってチップとウッドを使い分けてみてください。
キャンプで作ろう!スモークチップを使った燻製作りの基本
続いて、スモークチップを使った燻製作りの基本をご紹介します。まずは、燻製器の底にチップを敷いて網を置きます。煙が出るまで中火で熱し、煙が出たら弱火にして食材を燻しましょう。
基本的にはこの3ステップで燻製作りをしますが、燻製器がない場合には深めのフライパンでも代用できます。くしゃくしゃにしたアルミホイルを広げてフライパンに敷いたら、チップをひと掴み分アルミの上に置きます。火をつけて煙が出たら網の上に食材を置き、蓋をして燻製させましょう。
スモークチップの使用・保管時の注意点
スモークチップは使用する際や保管する際に気を付けたいことがあります。美味しく安全に燻製を楽しむためにも、以下の2点は特に注意しておきましょう。
スモークチップの引火に注意
使用時の注意点として、引火には十分に注意してください。チップはウッドに比べて燃えやすく、火が上がると食材に煤がついたり、直火で炙る形になったりします。その場合にはすぐに取り出して消火しましょう。
もし、引火してしまったとしても水をかけることは避けてください。熱源を切って、鍋の蓋などを被せて鎮火させ、炎が消えたらチップを取り除きます。引火を防ぐ際にはチップをアルミホイルで包む方法がおすすめです。
湿気対策をして保管する
スモークチップは木材なので湿気を吸ってしまいます。そのため、保管する際には湿気対策を行いましょう。湿気対策をせずに保管してしまうと、次回使用する際に火がつきにくく燻製できない可能性もあります。
保管する時は、密閉容器に乾燥剤を入れて保管しておくのがおすすめです。現在はチャック付きのスモークチップも多く販売されているので、そちらを購入すると便利です。ただし、チャック付きでもなるべく使用期限内までに使い終わるようにしてください。
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