薪ストーブが使えるテントで冬も快適なキャンプ!選び方&おすすめ12選

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冬にキャンプを楽しむなら防寒対策は必須です。快適なキャンプにするためにも暖房器具を持参する方もいます。特に持ち運びができる「薪ストーブ」は、テント内を暖めてくれることはもちろん、炎の揺らめきを見るだけで心まで癒されるものです。

しかし、せっかくの薪ストーブも普通のテントには使えません。冬キャンプを快適かつ癒しの時間を増やしたいなら薪ストーブが使えるテントの購入を検討してみましょう。今回は、薪ストーブが使えるテントの選び方から注意点、おすすめ商品をご紹介します。本格的な冬になる前に準備を始めましょう!

薪ストーブが使えるテントを選ぶポイント

出典:PIXTA

冒頭でも説明したように、薪ストーブは普通のテントには使えません。どのようなテントなら薪ストーブが使えるのか、選ぶ時のポイントと併せて解説していきましょう。

煙突専用の穴があるものを選ぶ

薪ストーブが使えるテントを選ぶ時に「煙突専用の穴があるかどうか」は大切な要素です。薪ストーブを使う上で注意したいのが一酸化炭素中毒です。薪が不完全燃焼を起こしてしまうと一酸化炭素が発生してしまいます。

狭いテント内で一酸化炭素が充満すれば酸素不足になってしまい、めまいや吐き気、頭痛など様々な症状を引き起こします。万が一その状態のまま放置してしまえば、最悪の場合死亡してしまう可能性もあるため、非常に危険です。こうした危険を回避するためにも、煙突専用の穴があるテントを選ぶようにしましょう。

なお、出入り口から煙突を出せるテントもありますが、煙突ガードやフラッシングキットなどを使ってテントと煙突が接触しないようにする必要があります。手間や安全性を考慮するのであれば、煙突専用の穴が設けられているテントを選んだ方が安心です。

難燃性のある素材を選ぶ

煙突専用の穴があるテントは薪ストーブの使用を前提に作られているため、素材も難燃性であることがほとんどです。それでも難燃性の高い素材を使っているかどうかは念のためチェックしておきましょう。

一般的なテントで使われることの多い「ポリエステル」は燃えやすい素材として知られており、焚き火をする際も火の粉が飛ばない距離まで離す必要があります。薪ストーブに使えるテントの素材としておすすめなのは、コットン素材です。コットン素材は火の粉が飛んでも穴が開きにくく、なおかつ通気性の良さや結露に強いといった特徴もあります。

また、近年はポリコットン素材というポリエステルとコットンの混紡素材を使ったテントも増えてきています。ポリコットンはコットンの難燃性と通気性を持ちながら、ポリエステルの軽さも兼ね備えた素材です。

どちらも薪ストーブを使える素材ですが、コットン素材は雨で水分を吸収すると重くなってしまう特徴があります。コットン素材のテントを選ぶ場合はあらかじめ持ち運べる重さかどうかをチェックしておきましょう。

出典:PIXTA

スカートや通気窓があるものを選ぶ

薪ストーブを使ってもテントの裾と地面の隙間から暖かい空気が逃げたり、外の冷たい空気が入ってきたりするかもしれません。せっかく薪ストーブで暖めた空気を逃がさないためにも、スカートの有無も確認しておきましょう。

ただし、スカートがテントの保温性を高めてくれる反面、気密性も高まることでテント内の結露や一酸化炭素濃度が高くなる恐れもあります。危険を回避するには煙突専用の穴だけでなく、通気性を確保できる窓もあると安心です。

例えば目立った窓がなくても上部にベンチレーターが備わっているテントや、出入り口の開閉を調整しやすいダブルジッパー式を採用しているテントを選ぶのがおすすめです。

ゆとりのあるサイズを選ぶ

薪ストーブはいくら持ち運びができるサイズでも、テント内に置けばそれなりのスペースを取られてしまいます。安全かつ快適にテント内で過ごすためには、薪ストーブを設置してもゆとりのある大きめのサイズを選ぶことが大切です。

また、テント内は人だけでなく荷物も置くことになります。荷物と薪ストーブの距離が近すぎると危ないので、ソロキャンプだからと言って油断せず大きめのサイズを選びましょう。具体的にはテントを使う人数よりもプラス1人分の余裕はあった方が安心です。

テント内に薪ストーブを設置する際の注意点

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薪ストーブに使えるテントの選び方をご紹介してきましたが、実際に設置する際は様々なポイントに注意しなくてはなりません。薪ストーブをテント内で安全に使えるように、どんな注意点があるのかも解説していきます。

薪ストーブ周りは余裕のあるスペースを確保する

薪ストーブの周辺には荷物を置かないように注意しましょう。特にペットボトルやプラスチック系は溶けてしまう可能性があります。選び方でも解説したように大きめのサイズを選ぶことも大切ですが、実際に設置する際にも薪ストーブの周りには1人通れるほどのスペースを確保しておきましょう。

インナーシートは外しておく

冬キャンプでは底冷えしないようにインナーシートやグランドシートを使用することも多いです。インナーシートを使えば靴を脱いでくつろげますし、地面が湿っていてもマットやシュラフ(寝袋)が濡れてしまう心配もありません。しかし、薪ストーブを使う場合は高温で燃えてしまう可能性が高いため、インナーシートなどは使わないように気を付けましょう。

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薪ストーブと煙突はしっかり固定する

薪ストーブは薪を燃やしている本体はもちろん、煙突部分も高温になります。煙突専用の穴が備わったテントなら煙突周辺は特に燃えないよう作られているはずです。しかし、それでも突然強風が吹けば、高温状態のまま煙突が倒れてしまいテントや荷物などが燃える可能性も十分に考えられます。

そのため、薪ストーブを使用する際は煙突が倒れないよう、事前にガイロープで固定することが大切です。この時、ガイロープが垂れていると煙突に接触する恐れもあるため、しっかりと張るようにしましょう。また、テント用の煙突ガードを使うのもおすすめです。

こまめな換気を心がける

煙突専用の穴があるテントであっても、薪ストーブを使う以上一酸化炭素中毒のリスクはあります。リスクを少しでも低減させるためには「こまめな換気」が重要です。

薪ストーブを持参する際はCO(一酸化炭素)チェッカーも準備しておくと安心です。ただし、あくまでもCOチェッカーは目安の数値となるため、あまり過信し過ぎずこまめに換気を心がけましょう。

薪ストーブが使えるおすすめテント12選

出典:PIXTA

現在、各種アウトドアメーカーから薪ストーブも使えるテントが販売されています。上記でご紹介してきた選び方を参考にしつつ、自分や家族にピッタリなテントを選んでみましょう。

ogawa(オガワ)ピルツ15 T/C

ogawa(オガワ) テント ワンポール ピルツ15T/C [8人用] 2790

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ogawa(オガワ)のピルツ15 T/Cは、ベンチレーターが頂上部や下部両側面などに5カ所設置され、換気を調整しやすいテントです。メインポールで立ち上げるワンポールテントなので簡単に設営が行えます。

煙突専用の穴も完備しており、テントに使われている素材もポリコットンです。8人用とかなり広々としたスペースが確保できるため、家族で薪ストーブを囲みながら冬キャンプを楽しみたい方にもおすすめです。

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D&Rコットンベルテント(煙突穴付き)

D&R 4シーズンコットンベルテント ファミリーキャンプテント アウトドア 3米

D&Rのコットンベルテント(煙突穴付き)は100%ピュアコットンを使ったテントで、薪ストーブが使えるように煙突穴が完備されています。コットン素材のテントには防水性を高めるためにコーティングが施される傾向にありますが、あえてコーティングをしないことで素材の通気性を確保しています。

テントはグランピング用に近い形状をしています。ティピーテントと異なり壁にデッドスペースが生まれないため、広々とした空間で快適に過ごすことが可能です。

NORDISK(ノルディスク) アルフェイム19.6

ノルディスク(Nordisk) テント アルフェイム19.6 テント 142014 ファミリー (FF/Men's、Lady's、Jr)

NORDISK(ノルディスク)のアルフェイム19.6は、シンプルなティピー型テントで8~10人でも使える大きめサイズが特徴のテントです。大きいサイズだと1人での設営は困難になることも多いですが、アルフェイム19.6ならシンプルな構造で設営も簡単なので1人でも設営することは可能です。

メッシュ付きのベンチレーションやドア、窓が備わっているため換気もしやすくなっています。フロアシートを取り外し、フラッシングキットを使用すれば薪ストーブも使える仕様です。

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Preself(プレセルフ) ワンポールテント

Preself テント 3人用 軽量 ティピ ホットテント 難燃性 煙道パイプ付き 窓 ティーピーテント ファミリー/...

Preself(プレセルフ)のワンポールテントは、2~3人用で薪ストーブが使えるテントです。テントには煙突専用の窓に加え、出入り口が2つ、換気口が2つ用意されています。ポリエステル素材が使われているものの、難燃処理が施されており防火上有害な溶融損傷は起こにくくなっています。

ポリエステル素材であることから、一般的なテントと同様に使い勝手が良く、軽量なので持ち運びも楽です。特にソロキャンプで薪ストーブを使いたい時に向いています。

Kadahis ワンポールテント

Kadahis ワンポールテント 3-4人用 超軽量 1.46㎏ 設営簡単 防災用 アウトドア用品 キャンプ 海 花見 運動...

Kadahisのワンポールテントは大きめの煙突専用窓が備わったテントで、ソロで薪ストーブを楽しみたい時におすすめです。専用のアルミ合金ポールはテントをしっかりと固定してくれるため、耐風性にも優れています。

また、素材は210Tポリエステル生地を採用しており、収納する際もコンパクトにまとまるのが魅力です。重さも約1.46kgと女性でも持ち運びやすいテントとなっています。

HELSPORT(ヘルスポート)バランゲルドーム アウターテント

【正規品】ヘルスポート バランゲルドーム アウターテント + ポール Helsport Varanger Dome Outertent + ...

HELSPORT(ヘルスポート)のバランゲルドーム アウターテントは、大人数でも使える大型のドームテントです。ドームの頂点には煙突用の穴が開いており、さらに難燃性ポリエステルを採用しているため薪ストーブも十分に楽しめます。

バランゲルドーム アウターテントはフロントのジッパーをすべて開くことで、3つの出入り口が生まれ、開放的な空間を確保できます。また、ポールカップは特許を取得しており、色分けされたポールを差し込めば誰でも簡単に組み立てることが可能です。

YOKA(ヨカ) TIPI

ヨカ TIPI (ティピ) ワンポールテント 1~2人用 キャンプ テント tipi ソロテント ツーリングテント

YOKA(ヨカ)のTIPIは、インナーは付属されていないシェルタータイプのワンポールテントです。テント側面の上部には煙突用の穴が設けられており、煙突のサイズに合わせてハサミで調節することも可能です。

また、テントはスカートと一体になった形状をしており、冷気の浸入を防ぐことも可能です。ランタンなどを取り付けられるフックが付いていたり、外周をリフレクターの帯で囲まれているため夜でも自分のテントを見失わずに済んだりするなど、便利な機能が備わったテントです。

ROBENS(ローベンス) クロンダイク

ローベンス Klondike クロンダイク 6人用ベルテント 130189 アウトバック レンジシリーズ [並行輸入品]

ROBENS(ローベンス)のクロンダイクは6人用のベルテントで、下部が立ち上がっていることにより壁際のデッドスペースをなくしています。さらに出入り口はAフレーム構造の大型ドアになっているため、開放感ある空間も作れるテントです。

ハイドロテックスポリコットンを採用しており、さらにフロントドアやテント下部、天井部などにメッシュ素材を用いていることから通気性にも優れています。また、天井のフードは開閉でき、薪ストーブの煙突を出すことも可能です。

ROBENS(ローベンス)チヌークウルサ

出典:Amazon

同じくROBENS(ローベンス)のチヌークウルサは、最大8人就寝できる広々としたテントです。ワンポールテントでありながら、入り口のサイドにあるジッパーを開けることでフロントを大きくすることも可能です。

テントの高さは立ち上がっても快適な180cmのリビング高となっており、広々とした空間を実感できます。また、煙突用のポートはもちろん、折り畳んだガイラインが邪魔にならないリテーナーやランタンなどを掛けられるループなども付属されています。

LandField(ランドフィールド) ワンポールテント

LandField ランドフィールド ワンポールテント 2~3人用 ティピー型テント キャンプテント 煙突穴付き LF-O...

LandField(ランドフィールド)のワンポールテントは、薪ストーブや料理がテント内でも楽しめるよう開発されたテントです。煙突用の穴には280℃の高温まで耐えられる防炎布が備わっています。煙突のサイズに合わせてカットすることも可能です。

また、入り口上部にはベンチレーターも設けられているので通気性も抜群です。重さは約1.5kgと軽量で、持ち運びにも苦労しません。

Gonex ワンポールテント GXGN1459B

Gonex ワンポールテント 軍幕 テント 1人用 キャノピー付 ソロ テント 軽量 わんぽーるテント ティピーテン...

Gonexのワンポールテント GXGN1459Bは、ソロ用でも広い空間を確保できるティピーテントです。75D210Tポリエステルタフタ防水層と耐水圧3,000mmの防水コーティングが施されているため、雨が降っても安心して利用できます。高強度なのに軽量のアルミ合金ポールはコンパクトに収納することも可能で、ツーリングテントとしても使えます。

ベンチレーターが1ヶ所、通気用・煙突用として使える窓が1ヶ所備わっています。ただし、煙突用として防火処理はされているものの、別途防火処理済みの煙突穴が必要となります。また、寝室と前室に分けられているため、別途キャノピーポールなどを準備して前室のスペースを広げてから使用した方が安全です。

UnaFreely ワンポールテント

6人用 ワンポールテント 高さ220センチ 換気窓あり テント 軽量 キャンプテント210T PU3000MM 簡単設営 防...

UnaFreelyのワンポールテントは4~6人用として使えるテントです。縫い目には防水テープが施されており、防水係数も2,000~3,000mmと高い数値を示しています。重さは約2.25kgなのでそこまで持ち運びにも困りません。

テントには通気性を確保するための換気窓が備わっており、さらに煙突が出せる窓も付いているので薪ストーブを設置することも可能です。

寒い冬キャンプは薪ストーブで快適に過ごそう

出典:PIXTA

今回は、薪ストーブが使えるテントの選び方から注意点、おすすめ商品をご紹介してきました。冬キャンプは防寒対策が必須となりますが、薪ストーブを使えば心も体も温まり癒しのひと時を過ごせます。ただし、室内で火を取り扱うことになるため、テント選びは慎重に行うことが大切です。

今回ご紹介してきた選び方や注意点に考慮しつつ、自分にピッタリな薪ストーブが使えるテントを選んでみましょう。

TAKIBI内の薪ストーブ解説記事はこちら
憧れの「薪ストーブ」で冬キャンプをもっと快適に!使い方・メリット・注意点をご紹介

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