投稿日:2022年7月9日 | 最終更新日:2024年1月26日
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最近多くのメディアで取り上げられていることもあり、急速に「テントサウナ」の注目度が上がっています。アウトドア自体も非常に人気が高まっていることから、テントサウナも注目されてきていると考えられます。
今回は、アウトドアだけでなくサウナ好きからの注目も集めているテントサウナについて、楽しむために必要なものや注意点、おすすめのテントサウナをまとめてご紹介していきます。テントサウナに興味がある方は、ぜひ最後までご一読ください。
アウトドアで注目されるテントサウナ
アウトドアと言えば、キャンプなどの様々な自然を活用したアクティビティが人気を集めていますが、そんな中でも最近はテントサウナが注目されています。メディアでも見かけるようになったこともあり、知名度も上昇中ではあるもののいまいちテントサウナの魅力が分からない方も多いです。まずはテントサウナの基本についてご紹介します。
テントサウナとは?
テントサウナとは、その名の通りテント型のサウナを指します。耐熱性のあるテントの中で薪ストーブを焚き、密閉することで高温を維持しサウナ状態を作り出します。フィンランドが発祥地とされており、軍隊が遠征していてもサウナを楽しめるよう開発されたことが起源です。
テントサウナは主に湖畔や河原に立てるので、十分にサウナで温まった後にそのまま湖や川に飛び込めることも魅力の1つです。自然の中だからこその爽快感が味わえるサウナと言えます。また、通常のサウナでは大人数が1部屋に集まりますが、テントサウナであればプライベート空間が確保される点も嬉しいポイントです。
生産国によって特徴が少し異なる
テントサウナと一口に言ってもその種類は多岐にわたっており、生産国によっても違いが見られます。例えばフィンランドのブランドSAVOTTA(サヴォッタ)のテントサウナは軽量でコンパクトな造りになっており、持ち運びがしやすいことでどこでもサウナを楽しめます。また、室温は高すぎないため、ゆっくり時間をかけて体の芯から温めていきます。
一方、ロシアのブランドであるmobiba(モビバ)とMORZH(モルジュ)はテントの断熱性に力を入れていることもあり、サウナの温度を高くできます。ストーブ自体のパワーもあるので、熱いサウナを楽しみたいのであればロシア製を選んでみてください。中には、3層構造で熱を逃がさず室温を100℃以上にできるものもあります。
テントサウナを楽しむために必要なもの
テントサウナを楽しむにはまず何から準備すれば良いのでしょうか?続いてテントサウナに必要なものから、あると便利なものまでまとめてご紹介します。
サウナテント
まずはサウナテントが必要です。サウナ用のテントは一般的なキャンプ用テントと異なり、サウナを行うための機能(耐熱性の高さや蒸気を逃がす煙突など)が揃っています。サウナテントで有名なブランドは上記でもご紹介したSAVOTTAやmibiba、MORZHです。
テントサウナに必要なもの
専用のテントサウナを購入しただけでは、サウナを楽しめません。テントサウナに必要なものを一覧にしてみました。準備する際にはしっかりとチェックしてみてください。
【設営用】
・ペグ
・ハンマー
【テント内に置くもの】
・ベンチ
・一酸化炭素チェッカー
・温度計
・砂時計などタイマー
【ストーブ周辺用】
・薪
・サウナストーン
・薪ばさみ、火ばさみ
・耐熱グローブ
・灰スコップ
・火消し壺
・ロウリュ用のバケツと桶
【着替え類】
・水着やトレーニングウェア
・タオル
・サンダル
あると便利なもの
上記はテントサウナに必要なものですが、あると便利なものもいくつかあります。サウナハットはロウリュなどの熱から頭や髪を守るのに、ポンチョは秋冬の防寒対策や水風呂(川や湖やプールなど)から上がったあとの休憩時や着替え時にも便利に使えるアイテムです。
ストーブ周辺ではロウリュ用のアロマがあると、より楽しめるようになります。もし、サウナ設営地の近くに川などの水場がない場合にはビニールプールを用意するとテントサウナの雰囲気を満喫できます。
テントサウナを楽しむ際の注意点
テントサウナはいつでも誰でもサウナを楽しめるものですが、楽しむ際には注意点がいくつかあります。テントサウナの注目度が高まっている今だからこそ、必ず確認してください。
キャンプ場のルールを確認する
まずは、テントサウナを行うキャンプ場のルールを確認しましょう。キャンプ場によってはテントサウナが禁止されているケースもありますし、周囲の方の迷惑になってしまう可能性もあります。
テントサウナ自体の認知度も高まってきていますが、まだ普通にキャンプを楽しみに訪れている方が圧倒的に多いです。ルールを守り、キャンパーと同じフィールドを共有していることを忘れずにいてください。
火やストーブの扱いに注意する
テントサウナでは必ず火を扱うので、ストーブの扱いには十分注意するようにしてください。テントサウナでは薪ストーブが用いられていますが、火入れ前に破損がないが、煙突の連結は問題ないかなどは事前に確認しておきましょう。
使用時にはサウナストーンの積み過ぎに注意したり、万が一に備え水を入れたバケツや消化器の準備をしたりすることが大切です。一歩間違うだけでも大きな事故につながってしまうので安全確認や使用時にも常に注意しながら行いましょう。
ロープやペグでテントをしっかり固定する
テントサウナは必ずロープやペグでしっかり固定するようにしてください。しっかりと固定されず緩みがある場合には、最悪突風によりテントサウナ自体がひっくり返ってしまうこともあります。ストーブの燃焼中や中に人がいる状態だと、大きな事故につながる可能性もあるので注意が必要です。
強風や悪天候の前後を避ける
テントサウナを楽しむ前には、あらかじめ天候のチェックも大切です。強風や悪天候では、事故につながるリスクもあり、さらに悪天候の前後では川の水もいつもより増えています。水辺でテントサウナを楽しみたいのであれば、強風や悪天候前後は避けましょう。
一酸化炭素中毒の対策を徹底する
一酸化炭素中毒は最悪の場合、命に関わります。一酸化炭素中毒の対策は徹底して行ってください。
吸気メッシュをふさいでいないか確認することから、一酸化炭素チェッカーの設置、乾燥した薪の使用、定期的な換気は大切な対策です。他にも薪ストーブの燃焼が弱まってきた際に煙が中に逆流することがあるので、換気を行い速やかにテントから出るようにすることも覚えておきましょう。
川や湖の入水は安全を確認してから
テントサウナの醍醐味である川や湖への入水は、必ず安全を確認してからにしてください。流れの速さや深さが分からないまま入水することで、溺れてしまうリスクもあります。特に日没後の入水は非常に危険です。
健康面に配慮してサウナを楽しむ
サウナは健康面に配慮して楽しみましょう。サウナでは体の水分が多く奪われてしまうため脱水症状や熱中症を引き起こす可能性もあります。サウナを利用する前後に必ず水分補給を行いましょう。
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