投稿日:2021年5月31日 | 最終更新日:2021年8月18日
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こんにちは!DIY好きのんびりキャンパーのみくゆうです。
今回は愛車の95プラドで楽しくバンライフをするためのDIYについて筆を執らせていただきます。
まだまだ初心者DIYerの私ですが、自分なりに考え抜いてやり込みました。
やり方もあまり分かりませんでしたが、「まずは考えずにやってみよう!!やればできるさ!」それが私のポリシーです。笑
愛車紹介はこちらで紹介していますので、もし宜しければご覧ください!
【TOYOTA】ランドクルーザー 95プラド 愛車紹介 キャンプ・車中泊編
バンではなくプラドで車中泊…?
難しいだろ?!と思ったそこのあなた!!そのイメージを覆して見せます!
是非最後まで読んで頂けると嬉しいです。
車中泊をしたいと思った理由
車中泊をしたいと思った理由は、主に3つです。
①節約ができる
②時間や場所を気にせず、自由に旅へ行ける。
③非居住空間での生活にわくわくする
正直に言いますが、私は大金持ちではありません。
旅好きではありますが、一方で旅には大量出費が付きものです。
そこで「どうしたら旅のコストを抑えられるか…」ということを考えました。
そう、車です。私には愛してやまない95プラドがありました。
車で移動し、車で観光し、車に宿泊すれば、間違いなく低コスト旅が実現できると思ったのです。
そして時間や場所に縛られない旅が可能です。
宿のように「行く前に予約をして何時までにチェックインしないと…」「チェックアウトまでに準備しないと…」それが一切なくなります。もちろんそれも楽しいのですが、時間を気にしないで過ごせることはとても大事なことだと思っています。
当たり前ですが、泊まる場所を探す時間も減り、とても有効に時間を活用できます。
最後ですが、シンプルに楽しいです!
車好きであれば車内にいるだけで楽しいと思いますが、そこで1日過ごすのって非日常的でわくわくしないですか?!
そしていずれはフォスター・ハンティントン(バンライフの先駆者)のような生活をしたいです。
以上が車中泊をしようと思った大きな理由です。
寝る環境を心地よく!ベッド製作!!
まずは寝る環境を快適にしなければ始まりません。
基本的にシートを倒してもフラットになる車であれば寝ることは可能ですが、移動範囲が限られてしまうことや寝心地に問題がでてきます。
その為、ラゲッジルームを活用して、そこにベッドキットとなるメインの台を設置していきます。
私が使ったのはイレクターパイプです。
ホームセンターなどで売っています。
パイプカッターを使ってセカンドシートを倒した時の高さに合うようにカットしていきます。
一つずつ組み立てていき、完成形がこちらです。
補強として真ん中の上と下に1本パイプを入れていますので、計10本のイレクターパイプを使用しています。
この上にエアーマットなどを敷いていきます。これでまずは荷物置き兼ベッド仕様になり、快適に寝られるようになります!
バックドアをフル活用しよう!
車内DIYをするにあたってですが、様々なやり方があると思います。
私の場合は既存の内装や車内に穴を開けずに、少しでも快適で楽しい空間を作ることを軸にDIYをしております。
それを踏まえた上で、まずは車のバックドアを有効活用できるようDIYします。
元々張ってある内張を剥がしていきます。
すると穴が見えてきます。
このままだとただの穴ですので、ある工具を使ってネジを打てるようにします。
それはハンドナッターです。ハンドナッターは車内DIYにかなり使えます。
これを使用すれば、どんな穴でもナットを装着しネジが打てるようになり、木材を張ることが可能になります。
全ての穴にナットを装着し、そこの隙間に合わせて木材を貼り付けていき完成形になります。
木張りになったことで、ここにフックやテーブルなどを装着し、バックドアを収納場所兼作業台などとして使うことが出来ます。
右下のフリスビー入れはお気に入りです。笑
ここで壮大な自然を堪能しつつ、コーヒー片手に一服できたら最高じゃないでしょうか!!妄想が膨らみます。
一気にオシャレな空間へ!車内板張りDIY
こちらがメインの大きなDIYになります。
やり方というのは正直なくて、何度もトライ&エラーを繰り返して完成させました。
天井板張りは正直かなりの労力がいりますので、体力と諦めない精神力のある方はオススメします。
※今回は勢いでやってしまい内張を剥がしていないので、断熱材や防音シートの作業は入れていません!いつか余裕がでたら天井に断熱材や防音加工をしたいと思っています。
まずは車内の長さに合わせて、木材を買います。今回は扱いやすい杉材を買いました。
大体の使う枚数と長さを計算しておいて、ホームセンターである程度大きい物は全てカットしてもらいました。
次はヤスリがけ、塗装を永遠と作業していきます。
大体30枚はやりましたので、腕がパンパンになりこれだけで1日が終わりました。
全ての準備が完了したら、次はようやく内装作業に入ります!
まずは壁を作ります。
95プラドの場合、内装の壁や天井に曲線やへこみが多い為、考えた結果そのまま両端に壁を作ってしまおうと思いました。
アシストグリップの穴を有効活用し、上部に板を繋げます。
この場所からベッドキットの上に敷いてある板を使い、軸の柱を固定させて、板を張り連結させていきます。
こんな感じです!!
横に壁ができたら、次は壁から天井に繋げていきます。
95プラドは内張を剥がさない状態だと真ん中しかネジ穴を打てるところがありません。(照明の場所も使えますが、ライト機能を失いたくなかったのでやめました。)
先程のバックドアと同じようにナッターを使って、天井に2カ所打ち込める穴を作ります。
天井には段差があるので、写真のように2本の軸を作りました。
真ん中から打ち込んでいきどんどん進めていきます。
天井の端の曲線部分は1番難しいのですが、壁から隙間に短めの板を入れて、そこから連結していくというやり方をしました。
横から繋げていき、ここまで形になりました。
後は微妙にできる隙間に合わせて、板を微調整カットしていき、隙間にはめ込みます!(ここがかなり面倒くさかったです…)
横から見るとこんな感じで曲線を仕上げています。
板の前後が少し曲がって下に出る場合もあるので、後ろには板を更に張り付けてずれないよう止めています。
後は細かい場所を整えて…完成!!
最高でしょう!!
車内からはこんな景色が見れてしまいますよ。
横に棚を設置し、ついでにカーテンも付けました。
車内ウッド化にすると、このような応用ができるようになるのです。
気になる製作費用ですが、結果から言うと、車内の木材や塗装代、部品代全て合わせても1.5万は超えていないかと思います。
もちろんクオリティはまだまだ低いですが、業者に依頼するよりも相当お金を浮かしていると思います。
製作時間はやり直しをすることもあったので、大体20時間くらいはかかりました。
1番きつかったのは木材のヤスリがけと塗装です。作業自体に時間も使うし、腕がパンパンになって辛かったのを思い出します。
車内ウッド化メリット
・お洒落になる
・壁や天井どこにでもネジが打てるのでインテリアの自由度があがる
・木材の良い匂いがする
とにかくお洒落で楽しい空間になるというのが1番のメリットだと思います。これに尽きます。
後は実用的な点だと、車内が木になるのでどこにでも棚やフックを付けることが出来て、内装を自由自在にいじることができます。
お洒落を手にして色々なモノを犠牲にするDIYですが、それを超えてわくわくする1台が出来ると思います。
車内ウッド化のデメリット
・車検が大変になる
・燃費が悪くなる
・こまめなメンテナンスが必要
・車内が狭くなる
車検については色々な知識が必要になります。
まだ自分はこの改造をしてから車検を通してないのですが、難燃証明があり、難燃材として認められなければ通りません。
木材の厚みが3mm以上で、難燃材になります。
厚みは超えていてその上に何も入れていないので形式上はギリギリ通すことはできます。
ただ嫌がられるディーラーさんもたくさんいるとのことですので、ここは自己責任の覚悟が必要です。
後は単純に木材の重さが増えますので、燃費は悪くなります。
更に95プラドは室内が広いVANとは違い、車内は広くないのでかなり狭くなります。
女性は座れますが、自分は身長があるので(183cm)中で丸まらないと座れないです。
今のところ車内は完全に寝るだけの仕様なので、いつかは2列目座席を取り外して座れるようにしたいですね…
このあまりにもある大きなデメリットを考えた上、それよりも楽しさを優先出来る人はやった方が良いと言えます。
まとめ
色々なDIYを紹介させていただきました。
もちろんこのような改造をしなくても、車中泊をすることはできます。
ただこんな車に乗れるだけで毎日がわくわくしませんか?
生活で1番使い普段乗る物だからこそ、一緒にいてわくわくするような内装にしたい思いだけで突っ走ってしまいました。
遊びに行くのはもちろんですが、ちょっとしたデスクワークも外を眺めながらここでしたくなります。
この1台を移動式の自分の秘密基地として使うことが出来ます。
何を乗せようと、中をどういじろうと自由です!
無限大の可能性を秘めたDIYだと思います。
これからの車中泊生活を一緒に楽しんでいき、自分の人生の相棒として長く付き合っていきたいと思っています。
Instagramで「#95プラドウッド化計画」という企画をやっております。
まだまだ製作途中ですが、少しずつ楽しい空間を仕上げていきますので、是非こちらも覗いてみてください。
最後まで読んでいただき有り難うございます!
少しでもなにかのきっかけになっていただければ嬉しいです。
お洒落な車中泊仕様にして、楽しい旅やキャンプへでかけてみましょう!
それでは皆様、キャンプ場でお会いしましょう!!さようなら!!