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キャンプで料理する際、シングルバーナーや焚き火台を使わなくても大丈夫な方法があるのをご存じですか?
その名は「ソーラークッカー」!
太陽光を熱に変え、火を使わずに調理できちゃうんです。
燃料コストがかからないため、エコな調理方法として注目されています。
今回は、太陽光を利用して調理できる「ソーラークッカー」についてご紹介していきます。環境に優しく災害時にも活用できるソーラークッカーの凄さを実感してください!
「ソーラークッカー」とは?
ソーラークッカーは太陽光を活用するため燃料不要の調理器具ですが、いまいちどのようなものかイメージしにくいのではないでしょうか。
まずは、ソーラークッカーがどのようなものなのか解説していきましょう。
太陽光を活用して調理ができる
ソーラークッカーとは、その名の通り太陽光からの熱を活用して調理できる器具です。
キャンプでは通常炭や薪などの燃料を用いて火を熾しますが、ソーラークッカーには不要。日当たりの良いキャンプ場なら、思ったより手軽にソーラークッカーを使えちゃいます。
時間をかけた調理で美味しく作れる
ソーラークッカーの火力はおおむねガスコンロの弱火程度(晴天時)となっており、時間をかけた調理を得意としています。
ゆっくりと時間をかけるので、味を染み込ませたい煮込み料理などに最適です。
また、太陽光に含まれている赤外線によって発生する振動熱は低温調理状態になると考えられています。
ジューシーな肉・魚料理を作りたい場合にもソーラークッカーを活用してみましょう。
天候には注意!
ソーラークッカーは太陽光を利用するため、雨の日や曇りの日だとうまく調理できない可能性があります。
また、冬になると日照時間が短いので、太陽の向きがスピーディーに変化します。
そのため、クッカーの向きを変える頻度も多くなり、その分手間が増えることも。
しかし、あらかじめ太陽の向きを想定し、ソーラークッカーの向きを変えておけば、冬でも調理することは可能です。
煮込みは得意、炒め物は苦手
ソーラークッカーは太陽光の熱を徐々に蓄積させる調理器具となっているので、時間をかける煮込み料理が得意です。
その一方で、短い時間で高い火力を必要とする炒め物の調理は苦手…。
特に、野菜炒めなどは野菜のシャキシャキ感が失われてしまうのでおすすめできません。
また、高温状態で一定に保つ必要がある揚げ物料理にも不向きです。
災害時にも役立つ
ソーラークッカーは太陽光があれば調理できるので、電気・ガスが止まってしまう災害時にも役立ちます。
火を使うことなく調理やお湯を沸かすのに活躍するので、災害時の備えとして準備しておくのもおすすめです。
ソーラークッカーを使う時のポイント
ソーラークッカーを使用する際、押さえておくポイントが3つありますので紹介していきましょう。
太陽の向きに合わせて反射板も動かす
ソーラークッカーは太陽光を集めることで蓄熱し、そのエネルギーで調理します。
そのため、効率よく太陽光を集めるには、太陽とソーラークッカーの反射板を正対させる必要があります。
太陽の向きは時間が進むにつれて移動するため、その動きに合わせて反射板を動かしていきます。
時間経過ごとにソーラークッカーの反射板の向きを変えれば良いのですが、なかなか大変なもの。
そんな時は、太陽の動きに合わせてあらかじめ反射板を動かしておきましょう。
例えば1時間ほど離れる場合は、30分後に太陽と正対する角度に調整する、といった具合です。
黒い鍋を選ぶ
光を吸収する黒色の鍋を選ぶことで、より太陽光からの熱を集めやすくなり、鍋も温まりやすくなります。
鍋の素材は熱伝導率の良いアルミがおすすめです。
食材をそのままアルミホイルで包んで調理する方法も手軽にできるので、こちらもおすすめ。
軍手とサングラスを用意する
ソーラークッカーを使用する際は、軍手とサングラスを装着してください。
ソーラークッカーに太陽光が集まっているので非常に眩しくなります。目を保護するためにもサングラスは必須です。
また、太陽光で熱せられた鍋は思った以上に熱くなります。素手だと火傷してしまうので、軍手などの耐熱グローブを用意してください。
キャンプで試したいおすすめのソーラークッカー
ソーラークッカーは様々なタイプが販売されているので、どのタイプを買えばいいのか悩んでしまう方も多いです。そこでここからは、キャンプで試したいおすすめのソーラークッカーを3つご紹介していきます。
【パラボラ型】工房あまね ソーラークッカー かるぴか
工房あまね ソーラークッカー かるぴかは、コンパクトサイズのパラボラ型クッカーです。パラボラ型クッカーは太陽光を中心部に集めやすい構造となっているので、ソーラークッカーの中でも高温で手早く調理できるという特徴があります。
1Lの水を約40分で沸騰させることが可能です。
重量は3.1kgと比較的軽量で、女性でも片手で持ち運べるほどです。
組み立て時に便利なマニュアルが付いているので、初めてでもスムーズに組み立てられます。さらに、クッカーの足部分はペグが打てるようになっているので、風の影響で倒れるなどの心配もありません。
【パネル型】アースダンボール エコソーラークッカー
アースダンボール エコソーラークッカーは、ボックス型とパラボラ型のメリットを合わせたパネル型のソーラークッカーです。
非常にシンプルな構造となっていますが、効率的に太陽光を集められる仕組みとなっています。
段ボール製のソーラークッカーなので、非常に軽量で安価なのでちょっとしたアウトドアシーンでも気軽に使用できます。
段ボールだからといって侮っていはいけません!土鍋での調理にも耐えられるほどの強度がありますよ。
「まずはソーラークッカーを試してみたい」という方におすすめです。
【筒型】gosun stove(ゴーサンストーブ) ソーラーオーブン
gosun stove ソーラーオーブンは、従来にない筒型のソーラークッカーで非常にスタイリッシュな見た目が話題になっています。
組み立て不要でそのまま持ち運びできるので、キャンプにもピッタリです。
効率的に熱を集めるだけでなく、集めた熱を逃がさない設計となっているので、内部温度は最大290℃に達する高火力が望めます。曇りがちな日でも問題なく使えるので、1台持っているだけで様々なシーンに使える便利なクッカーです。
キャンプで試したいソーラークッカーの特徴&おすすめアイテムまとめ
今回は、キャンプで試したいソーラークッカーの特徴からおすすめアイテムまでまとめてご紹介しました。
ソーラークッカーで調理をする場合、ある程度時間がかかりますが、燃料不要で環境にも優しくなっています。
また、キャンプやアウトドアだけでなく、災害時の備えとしても注目されています。
ソーラークッカーのタイプはパラボラ型・パネル型と従来のラインナップに加えて、最近では持ち運びに便利な筒型が登場しています。
段ボール製だと手軽に組み立てられますし、安価で購入できるので「まず、試してみたい」という方におすすめですよ。