本記事は一部にプロモーションを含みます
投稿日:2019年4月16日 | 最終更新日:2023年2月27日
北部九州でフライフィッシングを始めた人なら、一度は通る川であろう古湯の温泉街を流れる嘉瀬川。福岡市内からのアクセスも良く、また佐賀大和I.C.からも近いので、多くの釣り人が集います。一時期はC&R区間が設けられ、解禁を迎える季節ともなれば多くの釣り人がそこへ赴いたものです。かく言う私にとっても思い出深い川の一つ。フライフィッシングに出会ったころ、ウェーディングに始まり、キャスティングもドリフトも、ハッチマッチの釣りも、とにかくありとあらゆることをこの川から学びました。
現在はC&Rの規制はなくなり、上流にできたダムの影響で水量が安定していて、かつての趣とは少し違ってきているようにも感じられますが、漁協による放流が定期的になされていますので、タイミングを選べばまだまだ楽しめる要素は満載です。ちなみに地元の方に聞いた情報では、今年は解禁前、それからGW大型連休の前、7月下旬の夏休み前と、レジャー時期に合わせてヤマメの成魚放流を予定しているそうです。ある意味、サービス精神たっぷりの釣り場なのかも…?
川のすぐ横には温泉街があるのですが、このところ再開発がすすみ、街道は石畳が敷き詰められ、改装された宿も目立ちます。バス停と並んで自由に使える足湯なんかもあります。
数年前に比べると少し観光客が増えたような気もします。釣り場はというと、観光客の方が川沿いを歩けるよう整備された遊歩道のところを、我々は釣るというわけです。ちょっとしたお立ち台状態。誰も気にしていないのに、ミスをするとつい周りを確認してしまうようなところです。
その遊歩道の横に車が停められます。みなさんここに車を停めて、タックルを準備したり着替えをしたり休憩をしたり、思い思いに時を過ごします。カップルや年配のご夫婦でいらしていることも多く、釣りをしない方たちは窓を全開にして川のせせらぎを聞きながら読書をしている様子なんかもよく見られます。温泉街という土地柄、釣りが終わった後の楽しみもあり、家族サービスもばっちりできそうですね。
自分自身が釣りにがっついていたころは、まったくそんなことをしたいとも思わなかったのですが、家族が増えたことで、年数回の川辺ピクニックとアフター温泉が我が家の恒例行事となりつつあり、魚がいるいないは関係なく、季節の良いときにこの川で釣りをすることが大きな楽しみになっている今日この頃です。この日のお昼のメニューはお手軽ホットサンド。自宅であらかじめチーズとハムとマヨきゅうりを仕込んだサンドイッチを現地で焼くだけ。手はほとんどかけなくても、これと淹れ立てのコーヒーがあればスペシャルランチの出来上がり!家族で釣りに出かけた時だけの特別な時間です。
- 1
- 2