投稿日:2021年4月8日 | 最終更新日:2021年8月18日
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春を感じる暖かい日が増えてきました。
気温が上がれば上がるほど冷たいビールが美味しく感じられますが、それと同時に食中毒なども増えてきます。
キャンプを安全に楽しむためにも食材を守りたいですね。
暖かくなってきたので、クーラーボックスの見直しを行う人も多いのではないでしょうか。
ビールを冷やしつつギアのデザイン性もこだわりたいという方におすすめしたいのが、ハイスペックなクーラーボックスです。
ハイスペッククーラーとは抜群の保冷力はさることながら、デザイン性もありサイト内をランクアップしてくれるハイスペックなクーラーボックスのこと。
その性能や存在感のあるデザイン性はまさにキャンプギアの核と言ってもいいでしょう。
機能性やデザイン性の高さに比例するように値段もお高めではありますが、オシャレキャンパーなら一つは持っておきたいアイテムです。
ハイスペッククーラーの実力
普通のクーラーボックスに比べて断熱材が分厚かったり、製法もこだわられているのがハイスペッククーラー。
クーラーボックスの保冷力は断熱材部分の素材で決まるとされています。
主な素材は以下の3つ
・発泡スチロール:安価で耐久性がない。保冷力も低め。
・発泡ウレタン:一般のクーラーボックスで使われている素材。保冷力もそこそこで値段とのバランスが良い。
・真空断熱パネル:ハイスペッククーラーや釣り用のクーラーボックスにも使われている。保冷力は抜群だが、そのぶん重くて値段も高め。
ハイスペッククーラーでは真空断熱パネルが採用されていることがほとんどです。
発泡ウレタンでも分厚さがあれば真空断熱パネルと変わりない保冷力を発揮します。
一般のクーラーボックスの保冷力は半日~1日程度ですが、ハイスペッククーラーのほとんどは3日以上。中には10日以上という優れものも。
これなら真夏に食材が傷むのを防げますし、炎天下のなかキンキンのビールを飲むことも可能です。
ハイスペッククーラーなら連泊キャンプでも、美味しいビールを飲むことができるでしょう。
またクーラーボックスには2つの種類(ハード/ソフト)があり、各々の特徴があります。
ソフトクーラーとハードクーラー、それぞれのメリット・デメリット
まず、ソフトクーラーとハードクーラーそれぞれの違いですが、名前の通りソフト(柔らかい)ハード(硬い)が最大のポイント。
この二つの特性を紹介します。
ソフトクーラーのメリット・デメリット
柔らかい素材でできたソフトクーラー。
軽くて扱いやすくお値段もハードタイプに比べるとお手頃。
サイズは10ℓ~20ℓの小さいものが多いです。
スーパーなどでマイバッグとして使うのも良いですね。
【メリット】
1.軽量
ハードタイプと比べると軽い素材が使用されているため持ち運びもしやすくなっています。
2.コンパクトで保管・積載しやすい
名前の通り柔らかい素材で出来ているため、ある程度押し込んでも変形してくれます。
積載の際も融通が利くので難なし。
また、コンパクトに折りたたんで収納可能なので、中身が空っぽになった帰路は積載に余裕が生まれやすいです。
3.持ち運びやすく設計されている
その多くにショルダーストラップなどがついているため持ち運びしやすいのもポイント。
積み下ろしや持ち運びの多いアウトドアのシーンに嬉しいですね。
【デメリット】
1.ハードクーラーに比べて保冷力が劣る
やはり保冷力はソフトタイプ<ハードタイプになってしまいます。
軽量・コンパクトになることが売りのソフトクーラーですからハードとは断熱材の厚みも違います。
保冷力重視の方には向きませんが、運動会やデイキャンプなど半日程度の使用であれば十分活躍してくれるでしょう。
2.衝撃に弱く、扱いによっては中の物が破損する
素材が柔らかいが故の難点になります。
衝撃を受けやすいもの(生卵など)を入れることはおすすめしません。
3.撥水効果がないものは水に弱い
素材にもよりますが、雨の時などは注意しておかないと中に水が染みこんでしまうことも。
ハードクーラーのメリット・デメリット
硬い素材で出来たハードクーラー。
保冷力をとるならハード一択です。
大きさは10ℓ程度の小型のものから45ℓの中型、150ℓといった大型まで様々あります。
【メリット】
1.保冷力が高い
ハードクーラー最大のウリは保冷力。断熱材もしっかりしたものが多いです。
2.頑丈
タフなので、外部の衝撃から中のものを守ってくれます。
3.椅子やちょっとした机としても使える
頑丈なので、簡易ではありますが椅子や机としても使えます。
これにより荷物を減らすことも可能です。
【デメリット】
1.荷物としてかさばりやすい
ハードな素材なので折りたたむことはもちろん不可能。
そのままの大きさで保管しなければならないので、大きいハードクーラーを買うとそれなりのスペースが必要。
2.蓋が明けにくい
ファスナーなどで手軽に開け閉めできるソフトクーラーと違い、密閉性を高めるために蓋が硬いものが多いです。
女性や子どもだと蓋が固くて開けられない場合も。
3.ソフトクーラーより値段が高い
頑丈な素材で作られるためコストも上がってしまいます。
クーラーボックスの選び方
まずは自身の使用用途を考えましょう。
ポイントは4つです。
①保冷の耐久日数
普段キャンプに行く日数を考慮して選びましょう。
デイキャンプや近場での1泊2日のキャンプがメインであれば、ソフトクーラーでも十分でしょう。
キャンプをする期間が長い場合は、ハードクーラーだと食材を守れるので安心です。
②使用人数
ソロ、デュオ、ファミリーなど自身のキャンプスタイルはどうでしょうか。これにより大きさの指標ができます。
例えば、ソロキャンプがメインなのにファミリー向きの大きなものを購入してもオーバースペックになります。
大人数で2日以上のキャンプが多いなら、大きいもの(45ℓ~)がいいですし、ソロやデュオで1~2泊のキャンプが多いなら小さめ(10~20ℓ)なものがいいでしょう。
※()内のℓはあくまでも目安として考え、参考までにしてください。
③使う人
見落としがちな部分です。重たさや開け閉めのしやすさなど、個人で感じ方が違います。
ファミリーさんやグループの場合はみんなが使うことを考えるようにしましょう。
④値段
様々な価格帯のものが販売されています。
クーラーボックスは値段も様々ですが、スペックに比例します。
価格重視か、性能重視かも指標の一つになるでしょう。
上記の4点を考慮して自分に合うものを見つけてみましょう。
「大人数でいくから大きいものを!」と思いがちですが、半分の大きさを2つ買う方がより多様性のある使い方をできておすすめです。
スペック重視の人はハードタイプで、値段重視の人はソフトタイプが合っています。
おすすめのハイスペッククーラー14選
さて、ここからは具体的なおすすめハイスペッククーラーをブランドごとに紹介します!
「ソロ~デュオキャンプ向け」か「ファミリー~グループキャンプ向け」かもお伝えしていきますね。
【AOクーラー】
1990年に誕生したAOクーラーはアメリカで食肉・水産業向けクーラーとして販売されていました。
ソフトクーラーなのに抜群の保冷力で、ソフトクーラーの概念をくつがえした逸品です。
ソフトクーラーの中ではまさに最強の保冷力。
カラー展開も豊富で無骨なものから可愛らしいものまで。
2021年に新モデルも登場し、益々進化し続けています。
AO Cooler ソフトクーラー24パック(ソロ〜デュオ向け)
【YETI】
ハンターやフィッシャー向けに作られたYETIのクーラー。
多くのキャンパーに愛されているクーラーブランドです。
YETIの特徴は「ローテーショナルモード」という特殊な構造。
これはつなぎ目をなくすことにより、そこからのひび割れをなくすというもの。
つなぎ目=強度の弱い部分自体をなくしたのです。
激流にも耐えられるその頑丈さから、ホワイトウォーターカヤックでも使用されています。
そしてアウトドアで気になる保冷力。
特殊な製法で作られた断熱材の壁が5cmもあるので、最高峰のパフォーマンスをしてくれます。
ハンターやフィッシャー向けというのも納得です。
YETIのクーラーはサイズ展開が豊富です。
デザインもシンプルなので、様々なサイトに馴染むのも嬉しいポイントです。
YETI Roadie 24 クーラーボックス(ファミリー〜グループ向け)
前期モデルのRoadie 20に比べて10%軽量&20%内容量アップ。さらに保冷力も30%アップしました。バックル部分もより開け閉めしやすく改良されています。
YETI COOLERS yeti-002 タンドラ/クーラーボックス(ファミリー〜グループ向け)
YETI COOLERS SOFT COOLER HOPPER FLIP(ソロ〜デュオ向け)
【ORCA】
ORCAはアメリカで2012年に生まれたメーカーです。
アウトドア好きの創設者自らがハンティングや釣りをする際、納得できる商品を開発するため立ち上げられました。
ORCAはロトモールドという回転成型構造により、頑丈さと密閉性を極限に増進。
更にmade in USAで頑丈さはお墨付き。気になるのが保冷力です。
ORCA公式HPで掲示されている保冷日数はなんと最大10日!
条件により保冷日数の変動はありますが、長期キャンプの心強い味方になりそうです。
またアクセサリーも豊富でモールラップと呼ばれる専用カバーをつければカスタマイズも楽しめます。
ORCA Whittle 26Quart Cooler(ソロ〜デュオ向け)
ORCA クーラーボックス 40Quart(ファミリー〜グループ向け)
【Coleman(コールマン)】
レジャーから本格的なアウトドアまで様々なシーンで愛されているコールマン。
120年も世界中で愛されてきたコールマンですが、現在も驚くほどの値段で良い商品を開発しています。
クーラーボックスもその一つ。ハイスペックなものから日常に取り入れられる程お手軽なものまで幅広く販売されています。
コールマン(Coleman) クーラーボックス スチールベルトクーラー(ファミリー〜グループ向け)
スチベルの愛称で多くのキャンパーに愛されています。大型サイズはファミリーやグループでも大満足。
ステンレス製なので錆にも強く、さすがコールマン。
コールマン(Coleman) クーラーボックス アルティメイトアイスクーラーⅡ 25L(ソロ〜デュオ向け)
ソフトクーラーなのに断熱材がかなり分厚いです。
大きさの展開も多いのでサブクーラーにピッタリです。
【DAIWA(ダイワ)】
高い人気を誇る大手の釣り具メーカーです。
釣りメーカーということもあり高品質なクーラーボックスも多く展開されています。
釣り向けに作られているため、キャンプ用のクーラーボックスよりも軽量です。
また鮮度が命の釣りのことを考え、磨き抜かれた技術が詰まっていて信頼を置けます。
キャンプではデザインも重要になってくるクーラーボックスですが、シンプルでおちついたデザインなので取り入れやすいです。
またハードクーラーは本来釣り人が座れるように設計されているため、とにかくタフ。
出しておいておくだけで椅子としても使えるのはキャンプにおいても嬉しい仕様です。
ダイワ(DAIWA) ソフトクーラーボックス(保冷バッグ) ソフトクール (2020モデル)(ファミリー〜グループ向け)
ダイワ(DAIWA) クーラーボックス クールラインα2(ソロ〜デュオ向け)
【PELICAN(ペリカン)】
米軍から警察、消防、カメラマンなど様々なプロが愛用するハードケースメーカーのPELICAN(ペリカン)。
そのクーラーボックスが一部キャンパーの間でも話題になっています。
ハードケースメーカーならではの丈夫さはもちろん様々な環境下においても保冷力を発揮してくれます。
また天板のドリンクホルダーや開け閉めしやすいバックルなど細かい部分まで配慮されています。
実は私も今年買ったばかりで、大変気に入っています。4歳の子どもでも簡単に開け閉め出来ますし、保冷力も最高峰。
扱いやすく頑丈なので、ファミリーさんに自信をもっておすすめします。
Pelican Elite 20 Quart Cooler(ソロ〜デュオ向け)
Pelican ペリカン クーラー ProGear 30QT(ファミリー〜グループ向け)
【STANLEY(スタンレー)】
アメリカで100年以上の歴史を持つスタンレーは今もなお多くのキャンパーに愛されています。
最近ではタンブラーなども人気で、世間全体の認知度も高まってきていますね。
もともと魔法瓶の会社ですから保冷・保温においての実力はトップクラスです。
ボディ部分だけでなく蓋にまで断熱技術を生かす無駄のない設計。
こだわりのある持ちやすいグリップや、椅子としても使用しても壊れない頑丈など機能性は抜群です。
小さめのクーラーボックスは、ソロキャンプ用としても使えますし、サブで持つのもありですね。
STANLEY(スタンレー) 新ラッチ クーラーボックス 6.6L(ソロ〜デュオ向け)
【HYAD(Oregonian Camper)】
古き良きアメリカのアウトドアスタイルをコンセプトにしたファクトリーブランドをコンセプトに人気急上昇中のオレゴニアンキャンパー。
ブランド初となるクーラーボックス《HYAD》。
カクカクした見た目はデザイン性に加えて、積載においてもデッドスペースが生まれにくいという一面も。
本体自体は約5キロと軽くハンドルもEVAチューブが採用され、扱いやすい工夫がされています。
中には仕切りになるまな板とバスケットが標準装備されているため、食材もわけやすく、使う人にとことん優しいのがHYAD。
値段もお手頃なので初めてのクーラーにもおすすめです。
Oregonian Camper(オレゴニアンキャンパー) HYAD クーラー(ファミリー〜グループ向け)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
機能性の高いハイスペックなクーラーたちの実力には冷蔵庫も焦りを感じる程ですね。
存在感もありフィールドでの写真映えも叶っちゃいます。
私自身2月に買ったばかりなのですが、大変満足のいく買い物でした。
アウトドアの際は食材も飲み物もハイスペッククーラーにいれて、最高の状態で味わいましょう。