投稿日:2021年2月16日 | 最終更新日:2021年8月18日
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キャンプを始めたばかりのころ、ネットでキャンプについて調べていると「ん?これってどういう意味??」と普段耳慣れない言葉がいくつかありました。
わたしは普段キャンプブログを書いているのですが、あまりキャンプに詳しくない友だちから、読んでいてよく分からない言葉があった、と言われることもあります。
キャンプをする人にしか分からない言葉ってありますよね。
これからキャンプを始めようと思っている初心者さんだけでなく、家族とキャンプはするけど知らない言葉もあるかも、という経験者さんや、日常で何気なく使っている言葉が専門用語になっている方にもぜひ、キャンプ専門用語ってどんなのだろう?と一緒に考えながら読んでいただけたら嬉しいです。
では順番に解説していきたいと思います!
設営する時に出てくるキャンプ用語
まずは設営の際に使われるキャンプ用語です。ソロキャンプでは使うことはないですが、複数で設営をしている際などは下記の言葉が飛び交っていると思います。
ギア
キャンプ道具のこと。
キャンプギアと言うと少し分かりやすくなります。
タープ
日除けや雨除けに使われる屋根のような役割。
写真のタープはレクタタープ(長方形)です。
ヘキサタープ(六角形) 、スクリーンタープ (自立式タープ)、カーサイドタープなど形によって呼び方が異なります。
タープを張った場所がリビングスペースになります。
ガイロープ
タープを自立させるための紐のこと。
ガイラインや張り網とも言います。
わたしは初心者のころガイドロープだと思っていました…。
自在金具
ガイロープの長さを調整するための金具。「自在」と表現されることも。
ペグ
テントやタープを地面に固定するための杭。
鍛造ペグや、ジェラルミンペグ、ステンレスペグなどバリエーションは色々。
写真は力強く刺さって安定感のある鍛造ペグです。
ペグの長さもテントやタープの大きさに合わせて持っておくと便利です。
ペグダウン(ペグアウト)
ペグを地面に打つこと。
ペグダウン用のハンマーをペグハンマーと言います。
ハンマーを使わずに石で打つ人もいます。
グランドシート
テントと地面の間に敷くシート。
地面からの冷気や湿気を防ぐ効果があり、テントの底面の汚れ防止にもなります。
ブルーシートでも代用可。
フライシート
テントの上部にかぶせる構造のシート。
フライシートがないテントはシングルウォール、あるテントはダブルウォールと呼ばれます。
フライシートが雨や外気からテント本体を守るので、テント内で結露が起こりにくくなるメリットがあります。
キャノピー
テントに付属していて、ポールで立ち上げると庇(ひさし)のようになる部分。
全てのテントについているわけではなく、面積もテントによってまちまちですが、付いているとタープ代わりにしたり、ギアにかかる夜露を凌ぐことができて便利です。
キャンプ場でよく聞こえてくるキャンプ用語
ここからはキャンプ場に行った時によく耳にする用語です。
サイト
テントを張る場所。
写真のサイトは区画ごとに分けられた区画サイト。
対して、区画分けされておらず自由な場所に張れるのはフリーサイトと言います。
オートキャンプ
サイトの横に車を横付けできるキャンプをオートキャンプと言います。
車が横付けできるので荷降ろしや撤収がかなり楽になります。
電源サイト
サイト内に専用の電源があるサイト。
カバーを開けるとコンセントがあります。
特に寒い時期は電気毛布や電気ストーブが使えて重宝します。
延長コードは持参が必要な場合が多いです。
デイキャン
宿泊はせずに日帰りでキャンプを楽しむデイキャンプのこと。
テントは張っても張らなくてもどちらでもOK。
ファミキャン
家族でキャンプするファミリーキャンプのこと。
グルキャン
2組以上で一緒にグループキャンプをすること。
対して1人でキャンプするソロキャンプをソロキャンと言います。
ソロで複数組でキャンプすることはソログルと呼ぶこともあります。
グランピング
グラマラスとキャンピングを掛け合わせた造語。
テントなどのキャンプ用品はもちろん、食材や食器まであらかじめ用意されているプランが多いです。
直火(じかび)
地面で直接焚き火をすること。
石でかまどを組んでワイルド感を味わえます。
直火はキャンプ場によっては禁止されていることもあるので、ルールをきちんと確認してから楽しむようにしましょう。
直火NGの場合は「焚き火台」を使用して焚き火を行います。
熾火(おきび)
焚き火の火が弱くなり、炭になる少し前の火。
“おきび”と読みます。
火がほとんど消えたように見えてもまだかなり熱いので注意が必要です。
キャンプギアでよく出てくるキャンプ用語
テントやタープ、キャンプ場で使うキャンプ用語を把握できたら、次はよく使うキャンプギアをご紹介します。
キャンプで必ず使うものも多いので、覚えておくと便利です。
シュラフ
寝袋のこと。
大きく分けて封筒型とマミー型の二種類の形があります。
また、素材は化繊かダウンかで分けられます。
写真のものは封筒型の化繊シュラフ。ダウンシュラフはコンパクトになるので持ち運びも楽です。
コット
キャンプ用の折りたたみ式ベッド。
ローコット、ハイコットがあり、高さのあるハイコットはベンチ代わりに使えるものも多いです。購入前には耐荷重を確認しておきましょう。
ジャグ
水を入れて持ち運べる入れ物。(ウォーターサーバー)
ボタンを押したりレバーを引くと水が出るものが便利です。
シェラカップ
食器としても調理器具としても使えるカップ。
スタッキングしてコンパクトに持ち運べます。
クッカー(コッヘル)
調理用のお鍋。
セットや同じメーカーのものだと、入れ子にして大きいお鍋の中に小さいお鍋を仕舞えます。
トーチ
ガスを使って炎を出せます。
写真のようなガス缶を直接挿すタイプの他にも、充てん式のコンパクトなものもあります。
バーナー
家庭で使うコンロのような役割。
写真のようなコンパクトなシングルバーナーから、2口コンロのように使えるツーバーナー、さらにスリーバーナーまで様々な種類があります。
燃料はガス、ホワイトガソリン、アルコールなどがあります。
マントル
燃料系のランタンを使う時に必要な布。
この部分が安定した光になります。
ランタンの種類によって様々な大きさがあります。
マニアックなキャンプ用語
さらに、もうちょっと踏み込んでキャンプ関連の読み物などで使われる、マニアックな用語もご紹介します。
幕
テントのこと。
幕を張る=テントを張る、というような使い方をします。
初張り
新しく買ったテントを初めて張ること。
野営
野外にテントを張ること。
管理されているキャンプ場ではなく、よりサバイバルに近いアウトドアをするときに使われることが多いです。
まとめ
ここに挙げた他にもキャンプ専門用語はまだありそうですが、みなさんはいくつ分かりましたか?
使っていなくても聞いたことのある言葉があったかもしれません。
わたしはキャンプの話が大好きなので、ついつい熱く語ると日常会話でキャンプ用語が出てしまうことも…。
もしここで新しく知った言葉があったら、会話の相手のキャンプ熱量を確認しながら使うようにしましょう。