キャンプ初心者におすすめのランタン5選!ランタンの種類や選び方も解説

投稿日:2020年6月26日 | 最終更新日:2021年8月18日

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キャンプ初心者がランタンを選ぶ際のポイントは、「明るさ」「使用場所」「点灯時間」です。

また、ランタンは燃料によって種類が分かれます。
ここでは、それぞれのポイントや、使用時のメリット・デメリットについて詳しく解説するので、自分のキャンプスタイルに合ったランタンを選びましょう。

キャンプ初心者が知っておくべきランタンの種類

ランタンは、燃料の違いによって次の4つに分かれます。

LEDランタン

電源は乾電池となり、充電式のランタンもあります。
これまでの主流は蛍光灯ランタンでしたが、最近では光量のあるLEDランタンが人気です。

メリット

他のランタンとの大きな違いは、唯一、テントの中で使えることです。

ガスやガソリンのランタンと比較すると、虫が寄りにくく、火災の心配や一酸化炭素中毒の心配もありません。モバイルバッテリーとして使えるタイプもあり、一つは用意しておくといいでしょう。

また、使用時間の長さも大きな特徴です。
ランタンそのものは、1,000円台~1万円台と幅広い価格帯で安価なタイプが多く、どの価格帯のランタンを選んでも、長時間の使用が可能です。

ボタン一つでオンとオフの切り替えや、明るさ調整などの操作ができるので、面倒な準備やメンテナンスは不要で、初心者でも簡単に使えます。
ランタンが充電式の場合、モバイルバッテリーや車のシガーソケットから充電ができます。

デメリット

ガスランタン・ガソリンランタンに比べると明るさが劣り、炎の温かみや雰囲気までは期待できません。

ガスランタン

ガスを燃料に、マントルという布を燃やして明かりを灯します。価格は5,000円~1万5,000円ほどですが、1万円以内でも性能のいいランタンは数多くあります。

メリット

ガスランタンは、使いやすさが大きなメリットの一つです。

使い方は卓上カセットコンロと同じです。
燃料カートリッジを挿入したら、つまみをひねってガスを出し、点火ボタンを押せば点灯します。

燃料は専用のカートリッジを使うので初心者でも簡単に交換でき、光量もLEDランタンよりあります。
アンティーク調のデザインが多く、見た目もおしゃれです。

キャンプではストーブやバーナーなど、他の器具でガスを使うこともあります。ガスランタンもバーナーと同じメーカーでそろえれば、燃料が共有できるので荷物を減らすこともできます。

デメリット

専用のガスカートリッジの価格が比較的高いこともあり、LEDランタン・ガソリンランタンよりコストパフォーマンスが下がります。

また、通常サイズでのカートリッジを使用した場合の燃焼時間は5時間ほどで、連続使用できる時間も短くなります。
そのために、予備のカートリッジを用意しておく必要があるのもデメリットです。

ガスの容量が少なくなると、それに合わせ、光量も弱くなるというデメリットもあります。連続使用や気温の低下などでガス管が冷やされた場合も火力が不安定になり、光量が小さくなります。

また、マントルを事前に「空焼き」する必要もあります。

空焼きとは、マントルを燃やして灰になるまで焼く作業をいい、一度やっておけば、マントルが壊れるまで使用することができるようになります。
ガスランタンの使い方は簡単ですが、空焼きのような手間がかかる点もデメリットといえるでしょう。

さらに燃焼器具なので、密閉された空間では一酸化炭素中毒を起こす危険があり、テント内での使用はできません。

ガソリンランタン

ホワイトガソリンや灯油などの専用燃料を基に、マントルを燃やすランタンです。

メリット

ランタンの中では、もっとも光量があります。
ガソリンランタンの明かりは周囲をやわらかく包み込み、キャンプらしい雰囲気を演出してくれます。

光が弱まったときは、燃料の継ぎ足しや、ポンピング(下記で説明)で光量を調整します。
ガスランタンより燃費が良く、寒い時期でも安定して使用できます。

デメリット

本体価格が1万円~3万円と、やや高めです。
ポンピングという作業が必要になり、慣れないと大変かもしれません。

ポンピングとは、空気を燃料タンクに送り込んで、ガソリンを気化させる作業です。
この作業をすることで安定した光を放つことができるのですが、ポンピングの他に、マントルの「空焼き」や定期的なメンテナンスも必要になり、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
ガスランタンと同じく、密閉された空間では使用できません。

キャンドルランタン

ロウソクを用いたランタンです。

メリット

キャンドル特有のぼんやりとした明かりを楽しめるので、ロマンチックに過ごせます。
キャンドルの炎は自然界のリズムで揺れるので、心を落ち着かせる効果もあります。

燃料に固形ロウソクを使うので、初心者でも簡単に使えます。
アロマキャンドルを使えば、リラックス効果も期待できます。

デメリット

他のランタンのような、明るさや安定感は期待できません。
比較的コストもかかり、ロウがたれると掃除や手入れに手間がかかります。

キャンプ初心者がランタンを選ぶポイント

キャンプ初心者がランタンを選ぶ際は、以下の5つのポイントをチェックします。

明るさ

ランタンの明るさは、ルーメン(=lm)という単位で表されます。

1メートル離れた場所にあるロウソクの明るさが、およそ1ルーメンだと思ってもらえればいいと思います。

1,000ルーメンの光量があるランタンなら、メインランタンとして、タープ内やダイニングテーブルで使えます。
人数が多かったり、もっと光量が欲しいときは、2,000~3,000ルーメンほどのランタンを用意したほうがいいでしょう。
室内で使うサブランタンなら、300ルーメンほどで十分です。

テントサイト全体を照らすメインランタンは、ガソリンランタンやガスランタンのような大光量モデルが最適です。
その代わり、光量が強いために、虫が寄ってきやすくなります。
隣のキャンパーに迷惑をかけることもあるので、注意してください。

虫が寄り付かないように森側の光を遮り、隣へ光が漏れないような工夫をしましょう。

LEDタイプでも比較的大きな光量のモデルがあるので、キャンプ初心者にはLEDランタンをおすすめします。

使用場所

タープ内で食事をしたり、皆で歓談したりする際には、テーブルランタンがあると便利です。
テーブルランタンは、調理時の手元や食卓を照らすランプです。

ガソリンランタンだと眩しすぎるので、光量が少なめのLEDランタンかガスランタンを選びます。

また、着替えや就寝前の読書など、テント内でもランタンは必需品になります。
テント内のように、ほぼ密閉された空間では、一酸化炭素中毒の心配のないLEDランタンを使います。
LEDランタンなら火災の心配もなく、お子さま連れでも安心です。

点灯時間の長さ

ランタンを選ぶ際は、点灯時間の長さも重要なポイントになってきます。

LEDランタンは点灯時間が長いので、フルに充電するか電池を持参すれば特に問題はないでしょう。

ガスランタンやガソリンランタンは、製品ごとに点灯時間の長さが違ってくるので注意が必要です。
連続使用する場合、ガスランタンは5時間前後、ガソリンランタンは7~10時間くらいを目安にしてください。

キャンプをする時期や過ごし方によって連続使用できる時間は変わりますが、続けて8時間以上点灯できるランタンなら安心です。

重さと大きさ

キャンプで使うランタンは、メインランタン、サブランタンなど、何種類か用意します。
ランタンはテントまで自分で運ばなければならないので、それぞれが持ち運べる重さや大きさなのかどうかも、ランタン選びの大きなポイントになります。
また、ランタンを使用する場所まで、車で運べるのかどうかも関係してくるでしょう。

ランタンは、キャンプ中でも用途によって使用場所を変えたり、引っかけて使ったりします。
LEDランタンは比較的軽くて小さなタイプが多く、ガソリンランタンは大きいサイズが主流となります。

持ち運ぶ機会が多い点も考慮して、ランタンを選ぶ必要があります。

キャンプ初心者におすすめのランタン5選

キャンプ初心者でも扱いやすいランタンを、5つ紹介します。

Coleman(コールマン)クアッドTMマルチパネルランタン

サイズ:約)直径14.5×H23.5cm
重量:約)1,200g
明るさ:最大約800ルーメン
点灯時間:最大約400時間
使用電源:アルカリ単1形乾電池×4本または8本

4つの発光パネルは取り外しができ、本体を含めて5つの光源として使うことができるランタンです。

非常に明るいため、何個もランタンを持参しなくてもこれ一つでOKです。
乾電池の使用本数を切り替えることで、点灯時間と明るさを調整できたりと、キャンプの規模に合わせて使うことができます。
また、携帯の充電ができるUSBポートがついているので、いざという時も安心です。

SOTO(ソト)レギュレーターランタン ST-260

サイズ:10×13×H15cm
収納時サイズ:6.5×10.5×H15cm
重量:247g
明るさ:150ルクス(80W相当)
点灯時間:約)4.5時間
付属品:収納ケース、マントル1枚

家庭用カセットボンベを使用する、初心者でも扱いやすいガスランタンです。

連続使用時や低温下の光量低下が起きにくいタイプで、光量の微調整のしやすさも魅力。
転倒時に赤い火炎が燃え上がりにくい構造も安心です。
ロースタイルなのでテーブルで会話する際、邪魔になりません。

UCO(ユーコ)ピカ LED ランタン バッテリー充電式

サイズ:直径5×16cm
収納時サイズ:直径5×11.5cm
重量:118g
明るさ:150ルーメン
点灯時間:ハイビーム/4時間、ロービーム/80時間、ストロボ/120時間
使用電源:3.7V 1.8AHリチウムイオン電池内蔵

USBから充電して繰り返し使えるモデルです。
ランタンとしてはもちろん、スマホ充電も可能なモバイルバッテリー機能もついています。
アウトドアだけでなく、インドアの緊急時にも役立ちそうなアイテムです。

GENTOS(ジェントス)LEDランタン EX-1300D

サイズ:直径12.9×24.6cm
重量:約1,220g(電池含む)
明るさ:白色/1,300ルーメン(最大時)、昼白色/660ルーメン(最大時)、暖色モード/600ルーメン(最大時)
点灯時間:白色/7時間(強)・260時間(弱)、昼白色/16時間(強)・350時間(弱)、暖色/16時間(強)・350時間(弱)、キャンドル/300時間
使用電池:単1形アルカリ電池×4本

LEDながら最大で1,300ルーメンという明るさを誇ります。
ダイヤルスイッチで弱から強まで明るさ調節が可能なので、ランタンを何個も用意する必要がありません。

白色・昼白色・暖色と、光の色を変更できるので、用途や場面に応じて選択できます。
キャンドルモードを選ぶと光量がランダムに変化し、ロウソクの炎のような揺れが再現されるので、テント内でのリラックスタイムにおすすめです。

snow peak(スノーピーク)ガスランタン リトルランプ ノクターン GL-140

サイズ:42×40×H105mm
重量:102g
材質:アルミニウム合金・ブラス・ゴム・ガラス・ステンレス鋼

本体下部からライターなどで簡単に点火できるガスランタンです。
小さな光ですがテーブルの上を照らすには十分な明るさがある上、ガスは1時間に7グラムしか消費しないので、熱効率が非常に良いです。

まとめ

キャンプに欠かせないランタンには、いくつか種類があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットをお伝えしました。

購入の際は、候補商品の明るさ・使用場所・点灯時間・重さ・大きさを必ずチェックし、目的に合ったランタンをお選びください。
初心者には、室内用にはLEDランタンを、メインランタンにはガスランタンがおすすめです。

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この記事を書いた人 TAKIBI編集部

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