【大分県中津江村】梅野川フィッシングレポート

投稿日:2019年6月28日 | 最終更新日:2023年3月7日

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九州北部は記録的に遅い梅雨入りを更新中の6月下旬、大分県の梅野川へ釣りに行ってきました!水不足も心配されていますが、川の様子は果たして…?

大分県中津江村、といえば

大分県日田市中津江村を流れる梅野川は梅林湖、松原ダムを経て筑後川に注ぐ中規模の河川。一時期はC&Rの継続も危ぶまれましたが、現在もコンスタントに放流がされており、元気なヤマメに出会えます。

中津江村と言えば日韓ワールドカップの時に話題になったカメルーン代表のキャンプ地になったことを覚えている方も多いと思います。
そう、日本国民の記憶に残るようなアットホームな歓迎をしてくれる土地ですもの、きっとその土地で育ったヤマメたちも私を温かく迎えてくれるに違いない…!そんな、祈りのような思いを胸に秘めつつハンドルを握ります。
福岡の中心部からだと車で2時間程度。思えば最近はこちら方面への釣行が中心になっているなぁ…
1匹のヤマメを求めて2時間ドライブって、この釣りを始めるまでは思いつきもしなかった(笑)
場合によってはボウズに終わることもしばしばあり、費用対効果を考えると恐ろしいことになってしまいます。
けれども費用も効果も飛び越えて感じられる自然との一体感や達成感たるや、言葉で語るのが陳腐に感じられてしまうほどで、それはやってみなくちゃわからない、といったところでしょうか。
そう、そんな言い訳を考えているうちに、あっという間に目的地に到着してしまいました~。

釣れようが、釣れなかろうが。

では、今回もまずは遊漁券の調達からスタート!

川に近い所だと、末久商店(大分県日田市中津江村栃野2655−1)にて遊漁券を購入できます。

以前に比べると店内が改装されていて、きれいになっていました。また、以前ご紹介した日田市街地の釣具店でももちろん購入できます。「遊漁券販売」の看板が魚型で「おっ、いいね!」とちょっとテンション上がります。

つくづく単純だな、釣り人は。

そこから10分程度車を走らせると、目的の釣り場が広がります。入渓する場所に近い所では道幅も広く、所々車を停めておけるスペースもあります。

足を延ばして

上流部からさらに上がった辺りは、その昔金の採掘がされていたそうで、現在は道の駅鯛生金山(たいおきんざん)があります。
そこでは食堂やトイレ、ちょっとした野菜の直販施設があり、立ち寄ってみるのも楽しいかと思います。
ここのうどん屋さんの「黄金うどん」は山菜やら野菜やら金粉!がのっていて、ボリュームもあって美味。
近隣には砂金探しができる施設もあり、夏休みなんかは子どもたちでにぎわいます。キャンプ場も併設されているので、キャンプと釣りの抱き合わせもよし、休憩だけで使うもよし。釣り場の近くにこういう便利な施設があるとありがたいですよね。

入渓っ!

さあ、それではいよいよ入渓です。

到着は14時ごろだったので、だいぶ遅いスタートです。

この日の入渓は最下流から入りましたが、幸いなことに他に釣り人は見当たりません。この河川は看板があるところに川へ降りるスロープがあり、大変入渓がしやすいのが特徴。草木を分け入ったり急斜面を下ったりする必要がないので、釣り人にとってはうれしい限りです。

クレイジーな釣り人にしか理解されないと思いますが、時間が無いのにどうしようもなく釣りがしたくて、気になる場所だけでもフライを落としたいという、本当にどうしようもない襲欲求に襲われる時がたまにあるのですが、アクセスがしやすいと感情の赴くままに釣りができます(笑)。釣りにどっぷりハマって休みのたびに釣りをしている人ほど、こういった感情に囚われている気がするのですが…。釣れば釣るほどはまる、となるとfish-holicとでも言うのかな?

梅野川は川幅が広く大らかにキャストできるので、釣りをしていてとても気持ちが良いです。ところどころ瀬があって淵がある、というポイントが多数続きます。淵には良型の魚がついていることが多く、美しいヤマメに出会えるチャンスが比較的多いと思います。

バッタを模す

今回は初夏の気候ということもあり、新しいホッパーパターンを試してみたいという思惑がありました。ホッパーパターンと言うと、北海道やアメリカのような大きな河川で、レインボートラウトやブラウントラウトなどを夏場にドライフライで狙う際に使うイメージが強いかと思います。日本の小中規模の河川では、使ったとしてもホッパーの下に沈むフライを付けて、ホッパー自体はあくまでインジケーターのように使う方がメインかもしれません。今回試したいことというのは、ライトタックルといわれる低番手の装備でも使える、軽量化を図ったホッパーパターンです。

Instagram:@MakoFly

使用しているのは主にフォーム材。ですので、軽量化を図ったとはいえ、なかなかのボリューム。果たしてこのフライにヤマメは出てくれるのか。巻いた本人も半信半疑です。けれど何だかんだ言っても新しいことを試すのは単純に楽しい!

キャスト、そして…!

今回の使用タックルは

ロッド:Scott G2 7’7’’ #3

リール:Islander IR1

大きいサイズのフライは、投げる際に風の抵抗を受けやすく、キャストは用心深くしなければなりません。キャストミスでうっかりフライをロッドに当ててしまったりしたら、ロッドにクラックが入ることだってあるのです。慎重に幅広のループでフライを川面へ送り込みます。

水量はまとまった雨がしばらく降っていないこともあり、少なめ。しかしこれは予想の範疇。

気温は思ったより低く、見上げると空には薄く雲が広がっています。雨を予感させる湿った風が吹いていました。そんな天候も味方したのでしょうか、入渓間もないポイントでこの大きなフライに勢いよく1匹のヤマメが飛び出してきて、こちらが合わせる必要もないくらい、がっつりフライをくわえてくれました!私が大好きな幅広でこそないけれど、26cmとなかなかのサイズです。木が上から被っているところも多く、陰になるところが多いため、幼いときにここに離された後に大きく成長したヤマメは少し錆色がかっています。渋いですねぇ~!

これ以降も良型やひとまわり小さいヤマメがテンポよく釣れ、短時間ではありましたがフライの実用性も実証できて満足、満足!

今年はことごとく大分にばかり足を運んでいるので、来シーズンは北上してみたいかなぁ、なんていろいろ考えつつ、帰途につくのでありました~。

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この記事を書いた人 フライママ

超インドア派だった私がフライフィッシングにハマり、今では子どもたちとキャンプに行くまでになりました。のんびりペースで外遊びを楽しんでいます!

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